「機械と少年」
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182 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:29:24.40 ID:zn3e0b5xP
リート「絶対ないです!・・・むしろニカさんに聞いてもらった方がいいです!」
勇「あぁ・・・ニカか。そういやぁ会ってないな」
リート「まぁ今日戻ったばかりですからね」
勇「明日久々に顔を合わせに行こう。」
リート「むぅ・・・なんでそんなにニカさんだけは特別なんですかぁ?」
勇「と言ってもいろんな奴に会ってるから優先順位はかなり低いぞ。」
リート「そうですか・・・」
勇「お前こそどうした?ニカには会いたくないか?」
リート「そんなことないです」
183 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:39:18.01 ID:zn3e0b5xP
翌日
勇「辞めた?」
整備女子「ええ、ニカちゃんなら勇さんが旅立った後に辞めましたよ」
リート「どうして!?」
整備女子「なんか心折れちゃったっていうか・・・」
勇「あの襲撃があったからか?」
整備女子「さぁ・・・?怪我は対したこと無かったらしいですけどね・・・」
リート「びっくりです・・・」
勇「まぁ・・・そういうことはないではない」
つまり良くある事だ
心が折れた戦士は戦士で無くなる
整備女子「連絡先なら知ってますけど・・・」
勇「いや、いい。ありがとう」
そう言い残して自室に戻った
リート「いいんですか?」
勇「連絡先か?」
リート「待ってますよ。ニカさん」
勇「待ってない。何せ戦場が怖くなってしまった奴が戦場にいる奴の声を聞きたいと思うか?」
リート「・・・・」
勇「もう戦場から解放してやるのが一番だ」
リート「勇さんも解放されたいですか・・・?」
勇「誰だってそうだろう。死と隣り合わせは嫌だろう」
リート「絶対ないです!・・・むしろニカさんに聞いてもらった方がいいです!」
勇「あぁ・・・ニカか。そういやぁ会ってないな」
リート「まぁ今日戻ったばかりですからね」
勇「明日久々に顔を合わせに行こう。」
リート「むぅ・・・なんでそんなにニカさんだけは特別なんですかぁ?」
勇「と言ってもいろんな奴に会ってるから優先順位はかなり低いぞ。」
リート「そうですか・・・」
勇「お前こそどうした?ニカには会いたくないか?」
リート「そんなことないです」
183 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:39:18.01 ID:zn3e0b5xP
翌日
勇「辞めた?」
整備女子「ええ、ニカちゃんなら勇さんが旅立った後に辞めましたよ」
リート「どうして!?」
整備女子「なんか心折れちゃったっていうか・・・」
勇「あの襲撃があったからか?」
整備女子「さぁ・・・?怪我は対したこと無かったらしいですけどね・・・」
リート「びっくりです・・・」
勇「まぁ・・・そういうことはないではない」
つまり良くある事だ
心が折れた戦士は戦士で無くなる
整備女子「連絡先なら知ってますけど・・・」
勇「いや、いい。ありがとう」
そう言い残して自室に戻った
リート「いいんですか?」
勇「連絡先か?」
リート「待ってますよ。ニカさん」
勇「待ってない。何せ戦場が怖くなってしまった奴が戦場にいる奴の声を聞きたいと思うか?」
リート「・・・・」
勇「もう戦場から解放してやるのが一番だ」
リート「勇さんも解放されたいですか・・・?」
勇「誰だってそうだろう。死と隣り合わせは嫌だろう」
184 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:43:10.97 ID:zn3e0b5xP
リート「今だから言います・・・」
勇「何がだ?」
リート「あ・・・でも言わない方がいいかな・・・?」
勇「だから何が?」
リート「ニカさんは・・・」
勇「ニカは?」
リート「・・・勇さんが好きでした」
勇「・・・」
予想外とは まさにこの事だ
予想外が戦場で起きれば最悪死ぬ
勇「・・・そうか」
リート「・・・」
勇「・・・それでも奴に合うことも話すことも出来ない。出来れば戦争そのものを俺や戦争に関しての記憶全て忘れてもらいたいくらいだ」
リート「勇さん・・・」
勇「俺も戦争が終わったらそうしたい。いや、そうする。」
終わらない気がするが・・・
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191 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/12(火) 01:02:34.50 ID:f8GWKAVFP
数日後
勇「盗賊の駆逐?」
グローア「ああ、こんな時だが、こんな時こそ仕事をしてもらいたい」
ゴート「それは問題ありませんが・・・」
今司令室には司令と俺とゴートしかいない
というより呼ばれていない
勇「で・・・俺はどうして呼ばれたんです?」
グローア「今回の盗賊、どうやらVT2を所持しているらしい」
勇「その盗賊って・・・」
レイトだ
グローア「いくらこちらが正規軍でもVT2は荷が重い。そこでVT2は君になんとかしてもらいたい」
勇「奴はどうしてここまで?随分と長い距離移動してますけど・・・」
グローア「そんな事は本人に聞いてくれ」
そりゃそうだ
ゴート「では、作戦は全て・・・
グローア「任せる。」
ゴート「了解しました」
司令室を出てからも少し何かが引っかかっていた
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192 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/12(火) 01:10:51.15 ID:f8GWKAVFP
格納庫
ウェルス「で、その敵のヴィントはどうしろって?」
ゴート「特にリクエストはない。破壊してもいいらしい」
ドレッド「噂じゃぁもうV2が量産体制だとか聞くしな」
V2はVT2の完成系でテストのTが抜けている
ウェルス「ソルダート壊れちまったし早くそのV2が欲しいぜ」
ドレッド「お前はまたすぐ壊すだろ」
ウェルス「そんなことねぇって!毎日磨くし点検もやる!」
ガイウス「子供がペットを買うときみたいだ・・・」
ミーラ「プッ・・・!確かに」
ウェルスがわーわードレッドに話しかけている間にも俺は敵のVT2を封じる策を考えていた
ゴート「・・・不安か?」
勇「え?」
ゴート「そんな風に見えた。・・・心配するな。お前は強い」
そんな風に言われると照れるがそれより
勇「俺、今そんな顔してましたか?」
ゴート「顔ってよりオーラって感じだな。ソワソワしてすこし挙動不審だ」
不安は・・・ある
向こうもVT2を使うんだ
でも勝ち負けの不安は殆どない
なんだこの得体の知れない不安は?
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198 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/13(水) 01:15:36.28 ID:ejYfc/tzP
スティーア周辺のとある砂漠
盗賊A「本当にここにあんのかよ・・・!!」
レイト「ある・・・って聞いたんだ!うだうだ言わずに探せ!」
盗賊B「でもこんな砂だらけのとこに本当にお宝なんてあるのかよ・・・」
レイト「もし噂の赤いEJを手に入れてば俺たちは億万長者だ!」
盗賊A「でもそれってただのEJなんだろ?」
レイト「ただのじゃない!見つければ機械軍だろうが人類軍だろうがよだれを垂らしながら欲しがるすっげぇお宝だ!」
レイトは赤いEJがどれほどの価値があるのか知っていた
もし見つかればこの戦争を終わらすことすらできる事も
しかしレイトには戦争なんて時代の一つにしか過ぎない
ぶっちゃけ関係ないのだ
レイト「以前にこの辺りで民間の研究施設がEJの採掘と研究をしていたらしい」
盗賊A「その話いいす・・・もう散々聞いたから」
レイト「とにかくこの辺りなんだ!」
1台のVT2と1台のシュトロームの旧型が砂漠を走る
>>次のページへ続く
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