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バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
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90 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/09(金) 23:28:34.41 ID:kjXp5fCr.net
読んでいるぜ


95 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:03:47.90 ID:Q5UKg1qg.net
>>90
ありがとう

楽しんでくれると嬉しいな



91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/09(金) 23:38:35.99 ID:DNhds/xj.net
序盤、中盤、終盤
でいうと今どの辺り?




95 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:03:47.90 ID:Q5UKg1qg.net
>>91
ちょうどいま序盤終わったところだね

長くてごめん



93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/09(金) 23:43:56.85 ID:SOhnQHbd.net
もしかしてりんご県?


95 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:03:47.90 ID:Q5UKg1qg.net
>>93
お察しの通り場所はリンゴ県

ちなみに地元はきりたんぽマフィアの県



89 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/09(金) 23:25:16.94 ID:7xhtrGlJ.net
こういう青春したかったなーw


95 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:03:47.90 ID:Q5UKg1qg.net
>>89
まだ間に合うってw



97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:14:38.38 ID:Af0o1922.net
>>95
ここまで引っ張るってことは すごいオチがあると期待して寝ます お休みなさい




98 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:17:40.93 ID:Q5UKg1qg.net
>>97
ハードル上げないでよww



夏休みっていうものが意外と長いのは長年学生をしてきているので当然ながら知っていたが ここまで長いのは初めてで、伊達と一緒に地元に帰って、免許取って少し遊んでいたら いつの間にか九月の中旬くらいになっていて、そのころになってから俺は また伊達と一緒に大学のある街に帰ってきた。

夏休みにも いろいろあったのだけれど それで中編のラノベくらいかけそうなので ここでは一旦抜いておこう。

時間あったら書くので興味のある人は書いてくれると早く書くかも。

東北のひと月っていうのは季節が変わるのに十分なほどのもので、夏は30℃手前まで行くのにひと月もすれば長袖の出番が近づいてくる。

「しかし もうすぐ見納めかぁ・・・」

駅について開口一番、伊達が言ったのは夏服のJKを見てのこの一言だった。

アホがいつまでたってもアホというのを再認識した。

「ああ、だな・・・」

ケータイ片手に適当に流しながら大学の前まで行くバスを待つ。



99 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:20:53.52 ID:Q5UKg1qg.net
「おいおい、何かしょっぱいなぁ?白石ちゃんの夏服見納めだぜ?」

「・・・まぁいいんじゃね?むしろ あいつの制服は冬服ほとんど見たことないから。」

「惚気か?」

「別に、ほら乗るぞ。」

タイミングよく来たバスに助けられる。

正直な話、あいつならなんだって似合うだろうなんて考えていると分かったら どんないじりを受けるか分からない。

「そういやさ、最近白石ちゃんと連絡って取ってんの?」

「ん、大体週一くらいで電話してた。メールもちょっとしてたな。」

「ほほう・・・?」

「深読みするな。大した内容じゃないよ。夏休みの時期違うから休み明けの試験が厳しいとか、最近練習上手くいかないとか、そんな内容だよ。」

「十分リア充です。本当にありがとうございました。」

「いやいやいやいやww」

冗談めかして白石に会いたいって言ったこともあった。その時は「私も」なんて言われて本当にみっともなく煙草吸いながらむせた俺がいた。

これこそ惚気だろうがマジで絞められかねないのでこいつには内緒だ。



100 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:22:31.80 ID:Q5UKg1qg.net
「リアルJKと恋愛とか台風で飛んできたチャリのサドル頭に刺さって即死しろよ。お前。」

「死にざまが中々生なましいな・・・っと、もう大学着くぞ!」

押し忘れていた降りますボタンを押して降りるとひと月ぶりに大学の正門前についた。

「なつかしさすら感じるわww」

「しかし大学何て暇なとき とことん暇だよなぁ」

「長期の休暇は結構あるし週休二日だし?」

「そうそうw」



二人で少し話をした後分かれて(と言っても道路を挟んで向かい側に伊達が住んでいるわけだが)自宅に帰る。

「はぁ!空気入れ替えしないとな!」

南向きの部屋は窓を開けると風が入ってきた。夏の臭いとはまた違う。

「・・・秋だなぁ・・・」

我知らず呟いていた。短い秋が終われば長い冬がくる。一年が半分終わったのだと実感した。



101 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:25:15.58 ID:Q5UKg1qg.net
バックの中身をばらしたりしていると白石からメールが来た。

内容は『お兄さんいつ帰ってくるの?』

「・・・そっか、言わないで帰って来たんだ。」

白石には下旬に帰ると先週の電話で言ってあったから今日ついたことを知らないのだ。

「ちょうど、今日、帰って、来たよっと。」

数分後に また白石から着信。

『早く言ってよ!今から行くから!』

「マジで!?」

時計を見ると4時半過ぎ。

部活がないなら少し遊んでいたといったところだろうか。

習慣とは恐ろしもので来ると言われると反射的に部屋を掃除する態勢に入ってしまっていたが、長期休暇ということで帰省の前に掃除していたのを思い出す。

「・・・そっか、掃除しなくていいのか。」

良い事なのだが何となく肩透かしを食らってしまう。やることもないので茶を入れようと湯を沸かしているとチャイムが鳴った。



102 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:28:29.17 ID:Q5UKg1qg.net
「空いてるんでどーぞ!」

これだけで入ってくるだろうかと半ば気にしていたが

「・・・お邪魔しまーす・・・」

おずおずと白石が入ってきた。

「おお、久しぶり!髪伸びたな!」

「う、うん。そだね。」

「その辺座ってろよ。ちょうどいま茶入れてるから。」

「う、ん・・・」

よく見ると妙に きょろきょろする白石。

「どうした?綺麗な俺の部屋不思議か?ww」

「え?い、や、別にそういうことじゃ・・・」

「?」

らしくない。いつも闊達な白石らしさに欠けている。

「何か言いたいなら はっきり言えよ?それともあれか?トイレ?」

「デリカシー無いの!?ねぇ!」

「うわすまんから!怒るなって!」


「・・・その、会いに行くって言ってすぐきちゃうとか…期待してるみたいだし・・・

久しぶりに会うからお、お兄さん元気かなって思ってたら・・・態度素っ気ないし・・・

何か私だけ気にしてるとか・・・その、色々考えちゃって・・・」


「・・・あのなぁ・・・」



103 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 00:31:06.04 ID:Q5UKg1qg.net
俺だって色々思ってるよ。言いたいことだってあるし話したいんだよ。

それでも素っ気ないのは玄関から入ってきた一瞬見ただけでそっち見て会話できないからだよ。

少しは察しろよ・・・


「俺もその・・・なんていうか、早く会いたかったのは同じなんだけど・・・こう、変に意識しそうだら、出来るだけ いつもと同じ対応しようとしてて、すまん。それで気に障ったなら、謝る。」

「そう、なんだ・・・」

二人して顔を真っ赤にしながら顔を背けて会話する。

しばらくの沈黙。先に破ったのは俺だった。

「その・・・帰ってきてすぐに白石に会えたの嬉しいし、だからその・・・お前が気にするようなことは別にないから・・・」

「う、うん・・・」


お互いに意識しまくりな状況のくせにそんなことを言う辺り、救えない男である。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:読み物  |  タグ:青春, すっきりした話, 純愛,
 


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