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バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
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155 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:11:39.35 ID:Q5UKg1qg.net
「おにいさんさ、頭撫でるの好きだよね・・・」
「何だろうな、こう、猫とか犬とか撫でるのと感覚としては同じ感じだと思うんだが・・・」
「ペット・・・?」
「まぁ、より大事なんだけどな・・・」
「言ってて照れない?w」
「・・・少しなww寝なくて大丈夫か?」
「うん、もう少し・・・しててもいいよ?」
「・・・素直じゃねーなーww」
可愛いから全力で許すが。
少しの間の沈黙。その間も手はゆっくりと、でも止まることはなく動く。
「・・・白石?おーい」
「・・・ん」
「寝そうだな・・・じゃあ俺も・・・」
立ち上がろうとして、服の袖口に僅かに抵抗を覚える。白石が袖を捕まえている。
「・・・」
「俺はどうしたらいいんだよwww」
「・・・ちゅー、してないよ?」
「・・・はぁ・・・」
156 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:14:47.30 ID:Q5UKg1qg.net
ため息をつきながら、それでもたぶん口元は半笑いで。再びベットに腰掛けて白石の顔の方に顔を近づけていく。
白石の唇と触れ合う。
「ん・・・」
「・・んん!?」
急に白石に抱きしめられる。
と同時にキス自体も激しくなる。
暗い中でも判るほどに白い彼女の腕が絡みついてくる。
「・・・ぷは!ちょ、しらい、ッ!」
一度離れたと思ったらまた強引に引き寄せられる。
相変わらず舌まで柔らか・・・ってそうじゃなくて!
考えがそちら側に溺れると自制が出来なさそうで怖くなる。
再び離れてから少し間を置く。
「ごめんな。・・・お前に我慢させてたかも。」
「私も、ごめんね・・・いっつも、口で言えなくて・・・」
潤んだ瞳が見える。
それ以上の言葉はない。
吐息がかかるほどの距離を保ったままで黙ったまま二人で見つめ合う。
「その・・・白石さん。これ以上はちょっと・・・」
目線を逸らす。俺が我慢でき無そうでキツイ。
「・・・お兄さんなら、いいよ?」
「!」
いいよ。
いいよってのはつまりそういう意味であって、そういう意味とはつまりそういうことをすることであって・・・
「おにいさんさ、頭撫でるの好きだよね・・・」
「何だろうな、こう、猫とか犬とか撫でるのと感覚としては同じ感じだと思うんだが・・・」
「ペット・・・?」
「まぁ、より大事なんだけどな・・・」
「言ってて照れない?w」
「・・・少しなww寝なくて大丈夫か?」
「うん、もう少し・・・しててもいいよ?」
「・・・素直じゃねーなーww」
可愛いから全力で許すが。
少しの間の沈黙。その間も手はゆっくりと、でも止まることはなく動く。
「・・・白石?おーい」
「・・・ん」
「寝そうだな・・・じゃあ俺も・・・」
立ち上がろうとして、服の袖口に僅かに抵抗を覚える。白石が袖を捕まえている。
「・・・」
「俺はどうしたらいいんだよwww」
「・・・ちゅー、してないよ?」
「・・・はぁ・・・」
156 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:14:47.30 ID:Q5UKg1qg.net
ため息をつきながら、それでもたぶん口元は半笑いで。再びベットに腰掛けて白石の顔の方に顔を近づけていく。
白石の唇と触れ合う。
「ん・・・」
「・・んん!?」
急に白石に抱きしめられる。
と同時にキス自体も激しくなる。
暗い中でも判るほどに白い彼女の腕が絡みついてくる。
「・・・ぷは!ちょ、しらい、ッ!」
一度離れたと思ったらまた強引に引き寄せられる。
相変わらず舌まで柔らか・・・ってそうじゃなくて!
考えがそちら側に溺れると自制が出来なさそうで怖くなる。
再び離れてから少し間を置く。
「ごめんな。・・・お前に我慢させてたかも。」
「私も、ごめんね・・・いっつも、口で言えなくて・・・」
潤んだ瞳が見える。
それ以上の言葉はない。
吐息がかかるほどの距離を保ったままで黙ったまま二人で見つめ合う。
「その・・・白石さん。これ以上はちょっと・・・」
目線を逸らす。俺が我慢でき無そうでキツイ。
「・・・お兄さんなら、いいよ?」
「!」
いいよ。
いいよってのはつまりそういう意味であって、そういう意味とはつまりそういうことをすることであって・・・
157 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:18:01.72 ID:Q5UKg1qg.net
「・・・る」
「え?」
「ね!寝る!」
「あ、ちょ、お兄さん!?」
洗面所の方に駆け込むような足取りで向かって強すぎるほどに強く扉を閉めてしゃがみ込む。
心臓の音が、軋むぐらいの音がする。破裂しようが止まろうが、不思議ではない程に脈打っている。
白石の表情が、言葉が、抱き着かれて感じた体温が、リアルすぎるほどにリアルで、目を閉じても鮮明に浮かんでくる。
「流石に無理だって・・・」
年下の女子に対して積もっていく感情に自己嫌悪をしながら その日は明け方くらいまで眠れなくて起きたら昼前になっていた。
そっと扉を開けて部屋をのぞくと白石の姿がなかった。
ベッドも綺麗に直され代わりにこたつの上に書置きが見つかった。
趣旨としては、『ベッド貸してくれてありがとう。お料理何品か作ったから暖めて食べてください。風邪は引いていませんでした。』
ということだった。
ちなみに裏面には
『ps.お兄さんの意気地なし!また来るからね!』
という耐えたにもかかわらず罵倒されるという文言で閉められていた。
「・・・ということがあったわけなんだが、伊達よ、俺はどうしたらよかったと思う?」
「とりあえず一回でいいから俺と変われ。JKとできる状況で何でしないんだ?ふのーか?お前?」
「・・・何だって新年始まる直前にそこまで言われてるんだろう俺?」
159 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:21:34.20 ID:Q5UKg1qg.net
大みそかの夜、俺は伊達ともに大学から歩いて15分ほどの寺に初詣に来ていた。
地方だからと思っていたが思いのほかの人の入りで些か驚いていた。
ちなみに白石とは元日に来るつもりである。
「ちゃんと男として反応もすれば仕事もしてくれるよ・・・ただ、年下のJKを相手に その場の勢いとかでいたすのもいかがなものかと思って・・・」
「その思慮の深さは尊敬に値するし、お前の『自分の部屋だから強引に!』とか『付き合ってるから!』みたいなところがないのは純粋に素晴らしいと思うが・・・
白石ちゃんとしては勇気だしたのに恥かかされたようなもんだからなww」
「・・・俺が悪い?」
「男女交際ってのは基本的にバランスとタイミングだというのが俺の持論だ。それに当てはめれば…まぁ今回は非があるなww」
「ままならねぇなぁ・・・俺は俺で気使ったんだが。」
「んー。自分の考えとかすべきじゃないかと思うことが相手にとってそのまましてほしい事じゃないからな。その辺は折り合いをつけながら頑張れ。」
アドバイス的なことは くれたが要するに、「俺には関係ないから。」と言われている気がしないでもない。
「なんだかなぁ・・・」
甘酒を大仰にあおってそのまま、なんとはなしに空を見上げる。吐いた息の白が空の鈍色に溶けていく。
除夜の鐘が鳴り響く。煩悩の1つも消えてくれそうになくて一人苦笑した。
160 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:24:34.11 ID:Q5UKg1qg.net
そしてトリップ入ってないけど>>159も俺です。
「さて、俺は帰って寝るが小島どうするよ?」
二人で初詣を終えながら帰路につく。
「そうだな…白石と一緒に初詣行くから俺も寝るかな。」
「寝させねーよ!?」
「何で3秒前と言ってること違うんだよ!?」
「白石ちゃんと初詣に行くと聞いたからお前は今日寝られる運命に無いのだ!」
「知るか!寝るわ!」
「あ、おーい!こじまーー!だてーーー!」
「ん!?」
伊達の騒がしさのせいで気づかなかったが既に家の近くまで来ていた。
前にも言ったかも知れないが俺と伊達の家は車が行き交うのも苦労するような道路を挟んで向かいに住んでいる。
その俺の家の向かい、つまり伊達の家の前に何人かの人が固まっているのが判る。
と言うかあれは…
「…お前ら何でいるの?」
バイト先まで尾行してきた友人たちだ。
「え?これから伊達の家で新年飲みだろ?」
黙ったまま後ろにいる伊達の方に振り向く。
「みんな!明日こいつ初詣デートらしいから!」
「よっしゃ飲むぞ小島ふーーーー!!!」
「宴じゃーーーー!!!」
「羨まし過ぎんだろ小島ごらーーー!!!」
162 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:27:42.91 ID:Q5UKg1qg.net
「まて!とりあえず待て。白石は未成年なわけだから酒臭い俺なんかで行きたくない。
今日はこのまま風呂に入って寝る。」
「ほほう、伊達、どうする?」
「そういやさっきこいつから面白い話聞いたんだが、クリスマスに・・・」
「だてええええぇぇえええええ!!!」
こいつ悪魔何かか!?
「何!?クリスマスデートとな!?」
「けしからん!!けしからんぞ小島!!」
「どうするよ?来ないなら ちょうどいい酒の肴が聞けたし みんなで共有しようかと思うが、いや何!別に誰もお前の話とは言ってないさ!」
「貴様は悪党だ・・・」
精一杯の感情をこめて伊達をねめつける。
「はーはーはははは!!!さいっこうの褒め言葉だ!」
伊達の腕が肩に回る。
「飲むぞーーー!!!」
「「「「「おおーーーー!!!」」」」」
ご近所様から見れば新年早々から はた迷惑なバカ大学生だっただろうが今にしてみれば俺らにとっては青春の1ページになっていた。
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