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ひとりで読めない山の怖い話いろいろ
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151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:57:49.76 ID:CVKn8iDV0
414 :雷鳥一号:03/12/01 01:00
友人の話。


彼のお祖母さんは、かつて胃癌の手術を受けたことがある。

手術をしてからというもの、お祖母さんは元気を失くしてしまったのだという。

健康状態に問題は無いのだが、何をする気にもならなかった様子だった。


そんな時、お祖母さんの友人から「遊びにおいで」と誘いが来た。

出かけるのを渋る祖母を、家族皆で気分転換に行っておいでと送り出した。


数日後、帰ってきた祖母は見違えるように元気になっていた。

「私はまだ二十年は死ねないんだよ」

そう言って、色々な学習やボランティア活動に顔を出し始めたのだという。


お祖母さんの友人に、「どうやって励ましたのですか」と父が尋ねたところ、

「何もしていませんよ」と答えられた。


ただ、その友人の家は山中にあるのだが、

どうやら祖母は、そこで出会った誰かに「良いことを教えてもらった」と言っていたらしい。


少々不気味だが、「塞ぎこんでいるよりは元気な方が良い」と家族は言っている。


休憩ー





153 :以名無しにかわりまVIPがお送り2013/01/08(火) 20:04:02.96 ID:0AMkIuY20
的にトラウマな。家族以は知らないし、誰にも話しことな


うちは転族で、子の時は2〜3年に引っ越ししてた

小3〜4年の時でたの京都のとある市だったんだが、アパー姿舎?裏は山になってた。

の友とよく裏山を探してたんだど、親から言われてあって あままでは入らなかった。


ある日、親たちには内緒で達3人くいと裏山の奥までったことがあった。

多分30分適当に歩いてら、廃屋があった。別に普通の廃屋沿だった

たちはテンョン上がって、廃屋のて探索してた。平屋の3LKの間りだったう。


のリビと思部屋にエ口本が数冊落ちて、エだった友たちは歓喜それをでた。

俺はだそこまで興味なかっから適当友達本読んでるのを後ら見た部屋索した

の部屋に入ったけど、特に家具と思う。押入るだけだった。

なくれの襖をけた


154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 20:04:38.96 ID:0AMkIuY20
そしたら押入れの上段に、小太りのおばさん?が後ろ向きに、正座をちょっと崩した感じで座ってた。

あまりにも予想外すぎて、恐怖とか疑問より、その時の俺は怒られる!ってパニクった。


でも2〜3秒してもおばさんは こっちに背を向けたままだったので、おばさんは俺にまだ気付いてなくて、このまま静かに襖閉めればバレないんじゃないか、って思った俺は、静かに襖を閉めようとした。

で、襖に手をかけた瞬間におばさんが突然振り向いた。

今でもはっきり覚えてるが、おばさんの顔がヤバかった。


眼球が無くて、目の部分がぼっこりと黒い穴が開いてた。

口開いてたんだけど、歯もなかった。

そして顔のいたる所から血が流れてた。

俺は叫んで一目散に家を飛び出た。友達を置いて。


帰り道の道中はよく覚えてないけど、何とか家まで帰ってきた。

もう走ってる最中ずっと泣きっぱなしだった。

家の前まで来ると幾分冷静になったんだけど、親に話そうか迷った。


話したら怒られると思ったから。「勝手に裏山の奥に行って!」って。

結局黙ってることにした。もう友達のことなんてすっかり忘れてた。


で、家帰って、怖いの払拭するためにファミコン始めた。確かDQ3だったと思う。

俺の家のFCがある部屋には襖がある。

DQしてる途中に、襖の方から音が聞こえた気がして振り返ったら、襖が少し開いてて、中からさっきの顔面ぐちゃぐちゃのおばさんが見てた。


俺また絶叫して、台所にいる母親に泣きついた。

「押入れにおばさんがいる!」って伝えた。

母親が俺をなだめた後、ファミコン部屋の押入れを確認に行った。

もう俺はただただ怖くて、台所で固まってた。


155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 20:05:11.66 ID:0AMkIuY20
すぐに母親が、「何もいないじゃない」って言ったから、恐る恐る確認に行った。

母親は襖を開けたまま「どこにおばさんがいるの?」って聞いてきたけど、おばさんはまだ襖にいて、眼球ないのに俺の方を見てた。

母親には見えてなかったみたい。

俺はそこで気絶したらしい。


それ以来押入れ(のある部屋)がダメになった。

旅行先の旅館の押入れにもいた時はマジで困った。

今も押入れに まだおばさんがいるのかは分かんないけど、怖くて確認できない。てか、したくない。


今まで3回そのおばさん見たんだけど、見る度に少しずつ押入れから体を出してきてる気がするから。



157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 20:11:52.29 ID:DVIBnR9G0
厳冬期のH岳で消息を絶った大学時代の先輩の捜索を終えて、松本から特急電車で東京へ戻る車中での話である。


先輩は単独で上高地からT岳に取り付き、そのままH岳を越えてN岳まで縦走し、新穂高温泉に下山する予定になっていた。

しかし、M平でテントを撤収して、T岳に向かった姿を別の登山者に目撃されて以来消息が絶え、下山予定日を二日過ぎても新穂高温泉に姿を現さなかった。

この時期、北アルプスの天候は比較的安定しており、気温こそ低かったが、青空が広がる日も多く、悪天による停滞は考え辛い状況だった。


すぐに、家族からの捜索依頼を受け、現地の山岳救助隊が動いた。

同時に大学時代の岳友、OB達も上高地に入り、山岳救助隊と連携を取って捜索を開始した。


しかし、五日経っても先輩の消息は、ようとして知れなかった。

六日目の朝から天候が荒れ始め、ヘリコプターを使った空からの操作が出来なくなり、また天気図を見る限り、この日を境に北アルプスは大荒れになることが予想された。


このままでは二重遭難の危険もある。

先輩が書き残した登山計画表によれば、食料は四日前にすでに尽きているはずだった。

山岳救助隊は、生きた状態での救出は不可能と判断し、捜索活動を断念した。

岳友達は、救助隊が去ってからも、さらに数日現地に留まりがんばったが、やはり先輩の足取りはつかめなかった。

「春になり雪解けの時期を迎えたら、もう一度探しに来よう」というOB達の提案に皆が黙って頷き、岳友達は、後ろ髪を引かれる思いで、冬の上高地を後にした。





158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 20:13:01.79 ID:DVIBnR9G0
「先輩は、H岳までたどり着いたのかなあ」

特急電車の車窓から、純白に輝くK駒ヶ岳を眺めながら、杉本がぽつりと言った。

「天気も安定していたしな。先輩ならば問題なかっただろう。俺はその先のG峰辺りで事故にあったんじゃないかと睨んでいるんだ」


タバコに火をつけながら、滝川が答える。

「先輩の技量ならば、G峰辺りで滑落するとは思えんがな」

「事故なんてものは、技量や場所には関係ないさ。千メートルに満たない山で一メートル滑落しただけで死ぬことだったあるんだ」


私はふたりの会話をぼんやりと聞きながら、快活だった先輩の笑顔を思い出していた。


「それにしても、先輩は何故、M平にテントを張ったんだろうな。T岳に取り付くのならM平の先のT沢に幕営した方が、翌日の行動が楽だったろうに」

「俺もそのことが少し気になっていたんだ。先輩はM平のテント場を嫌っていたしな」


滝川が投げかけた疑問に、初めて私は口を開いた。

そう。先輩はM平のテント場を嫌っていたのだ。

「それは初耳だな。確かにあそこはバスターミナルから距離もないし、河童橋から近いから、登山客以外のハイカーも幕営して賑やかだが、明るくて良いテント場じゃないか。ましてや、冬のM平だぜ。賑やかなハイカーもいないし、かえって快適だと思うがな」


滝川が私の顔を覗き込んで言う。

「昔、飲んでいる席で、先輩が突然、変な話をしたんだ」



159 :以下、無しかわりましVIPがおしま:2013/01/08(火) 20:15:04.27 ID:DVIBnR9G0
「変な話? 

M平に幕した時は、あそ絶対使わ方がいいぞって言うんだよ」

「Mトイレって、冬用に開放されている、ント場中間、あのイレのこと 

「そうなんだ。もしも冬に上高に入ったらトイレは使わないほいって言うだよ」

ういえ昔、悪天に舞わH岳から、瀕死の状態で降きた尿山者あのトイレで暖取ろうとし尽きたって聞いたことがあるな。まにあのトイレを使うと何かがとか? 」

「俺もまったく同じこと先輩聞いたよでも先輩はう言ったんだじゃいよトイレの入口に掛っる鏡に があんだね」

「鏡に何か映るの? 

や…いよそうないんあの時、そう言ってか先輩、コップ酒をと口け飲んでから、俺に語り始めんだよ…」


の冬季に開放されイレの手洗い所。

使ろんは水な出やしなその手洗い所のさな鏡が建て

あの鏡にくがあるん

っき鏡にるのかって言ったよ

じゃない。映らだよ


160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 20:16:50.57 ID:DVIBnR9G0
ある年の冬、大学は違うが山で知り合って以来、俺と仲の良かった大久保という、H大学の山岳部に属していた男が、同じ山岳部の村越という男と厳冬期のM沢岳を狙って上高地に入ったんだ。

天気図と睨めっこした甲斐があったらしく、一月の北アルプスにしては珍しいほどの青空が広がっていたそうだ。


大久保達は、ヘッデンで足元を照らしながら、あの薄暗くて急勾配の釜トンネルを抜けて、帝国ホテルの脇を通って河童橋を越えた。

当時は、帝国ホテルの前が雪崩の巣になっていて、彼らが通過した時も大きなデブリが張り出していて、通過するのにだいぶ苦労をしたらしい。

河童橋から、梓川沿いに入ってM平のテント場についたのが、午後の三時頃だったそうだ。


この日の行動は、最初からM平までと決めていたから、時間的にもちょうど良かった。

担いできた日本酒で体を温めてから、早めに夕食を作って夕方六時には、もうのんびりとテントの中でくつろいでいたらしい。


一月だからな。午後六時の上高地といえば、もう暗闇の世界だ。

その時、村越が、テントの中でごそごそし始めたと思ったら、ヘッデンを持ってテントのジッパーを下げて外に出ると、トイレに行ってくると言って、林の中に入っていった。

大久保は、「酒の飲みすぎだよ」などと相棒の悪口を言いながらタバコをふかしていたそうだ。

ところがしばらくして、その村越が血相を変えて、雪の上を走ってテントに戻ってきた。

何ごとかと思って大久保が村越をテントの中に招き入れると、彼は真っ青な顔でこう言ったんだ。


161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 20:18:42.65 ID:DVIBnR9G0
「首がない!」

こいつ何を酔っ払っているんだと大久保は思ったそうだ。

もともと村越はそんなに酒が強い方じゃなかったらしいしな。

ところが村越は、唇を震わせて話を続ける。

「用を済ませた後、トイレから出て入口の鏡を何気なく見たら、俺の首から上がないんだよ! 」

「いったいお前は何を言っているんだ? おまえの首はちゃんとついているぞ。暗い中で見間違えたんだよ。飲みすぎだよ」

「俺だってそう思ったさ。でも、何度見直しても鏡に、俺の首から上が映らないんだよ! 」

「見間違いだって。気味の悪いこと言ってないで、いいから飲んで寝ちまえよ! 」


そう言って、大久保は村越のコッヘルに日本酒を注いで無理やり飲ませたそうだ。

とにかく早く寝かしつけちまおうと思ったんだな。

村越もそのうち落ち着いてきて、「そう言われてみれば、見間違いだったのかなあ」なんて言いながら、あくびをし始めた。

その話は、それでしまいになって、その日はふたりとも高鼾で寝たそうだ。


翌朝は目がまぶしいほどの快晴だったそうだ。

膝上を越すラッセルに苦しんだが、それでも快調にJ岳を越え、そのままN岳までの縦走路に入ったのが午前十一時だというから相当なペースだな。


どこまでも清んだ青空が、真っ白な縦走路を際立たせて、快適な山行になった。

運が良いことにほとんど風もない。

このペースで行けば、あと一時間もすればN岳を越せるだろうと、大久保が前を行く村越に目をやった時信じられないことが起こったんだ。




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