「機械と少年」
(14ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
34 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/29(火) 01:14:37.00 ID:k+BMzrzCP
リート「もちろんお金は・・・」
ホルン司令「ちゃっかりしてるな・・・。もちろん基地が出す。」
リート「勇さん!聞きました!?ただですよ!ただ!」
勇「みっともないからタダって大声で騒ぐな」
ホルン司令「任務開始は18時だ。それまでに帰ってこいよ」
リート「行きましょう!」
俺のうでをぐいぐい引っ張るリート
勇「し、失礼しました!」
バタン・・・
クロム「ありがとね。ボス」
ホルン司令「珍しいな。お前が誰かのためにてを回すなんて」
クロム「あの子はね・・・。あんなに若いのに修羅場ばっかで。最近少し疲れているみたいだから このあたりでリフレッシュさせてあげないと そのうち潰れるわよ」
ホルン司令「確かに彼は優秀だ。だからと言ってあそこまでの働きができる兵士は そうそうおらんよ」
クロム「何が彼をあそこまで強くしたのかしらね?」
ホルン司令「私にはあのリートという娘が彼の大きな支えになっている気がするな」
クロム「あ、そうだ。リートといえば この間スティーアの兄さんから聞いたんだけど。彼女ロボットなんですって」
ホルン司令「ほぉ・・・・。」
ホルン司令「・・・マジで?」
クロム「マジで」
--------------------
35 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/29(火) 01:22:29.73 ID:k+BMzrzCP
18:00
運転手「それでは出します」
ホルン司令「うむ」
超高級そうな黒塗りのリムジンの中に俺とリート、
司令と指令の奥さんが乗っていた。
ホルン夫人「あら、きれいなドレスね」
リート「お昼に勇さんと選んできたんです」
楽しそうに談笑する二人
ホルン司令「のぉ、勇。あれ、いくらだった?」
勇「自分のと合わせて・・・ボソボソボソ・・・」
ホルン司令「それ選ぶ前に止めとくれよ・・・」
勇「申し訳ありません」
ホルン司令「まぁ・・・仕方ないか・・・」
ここだけの話、この衣装代を申請したところ 受理してもらえなかったので結局司令のポケットマネーからのお買い上げとなっていった
ホルン司令「ともかく、護衛任務と言っても形式だけだ。好きに飲んで食べればいい」
勇「・・・お気遣いありがとうございます」
ほどなくして車は超豪華な外観のパーティ会場へ着いた
念のため拳銃を腰にさしては居るが もし入り口で止められたら没収されてしまうかもしれない
などといろいろな不安が頭に浮かんだ
なにせ自分もこのような場所は初めてだから
37 :名も無き被検体774号+:2013/10/29(火) 07:40:11.26 ID:IDfM4ZdU0
>>1って息抜き話の入れ方が絶妙だよな
--------------------
リート「もちろんお金は・・・」
ホルン司令「ちゃっかりしてるな・・・。もちろん基地が出す。」
リート「勇さん!聞きました!?ただですよ!ただ!」
勇「みっともないからタダって大声で騒ぐな」
ホルン司令「任務開始は18時だ。それまでに帰ってこいよ」
リート「行きましょう!」
俺のうでをぐいぐい引っ張るリート
勇「し、失礼しました!」
バタン・・・
クロム「ありがとね。ボス」
ホルン司令「珍しいな。お前が誰かのためにてを回すなんて」
クロム「あの子はね・・・。あんなに若いのに修羅場ばっかで。最近少し疲れているみたいだから このあたりでリフレッシュさせてあげないと そのうち潰れるわよ」
ホルン司令「確かに彼は優秀だ。だからと言ってあそこまでの働きができる兵士は そうそうおらんよ」
クロム「何が彼をあそこまで強くしたのかしらね?」
ホルン司令「私にはあのリートという娘が彼の大きな支えになっている気がするな」
クロム「あ、そうだ。リートといえば この間スティーアの兄さんから聞いたんだけど。彼女ロボットなんですって」
ホルン司令「ほぉ・・・・。」
ホルン司令「・・・マジで?」
クロム「マジで」
--------------------
35 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/29(火) 01:22:29.73 ID:k+BMzrzCP
18:00
運転手「それでは出します」
ホルン司令「うむ」
超高級そうな黒塗りのリムジンの中に俺とリート、
司令と指令の奥さんが乗っていた。
ホルン夫人「あら、きれいなドレスね」
リート「お昼に勇さんと選んできたんです」
楽しそうに談笑する二人
ホルン司令「のぉ、勇。あれ、いくらだった?」
勇「自分のと合わせて・・・ボソボソボソ・・・」
ホルン司令「それ選ぶ前に止めとくれよ・・・」
勇「申し訳ありません」
ホルン司令「まぁ・・・仕方ないか・・・」
ここだけの話、この衣装代を申請したところ 受理してもらえなかったので結局司令のポケットマネーからのお買い上げとなっていった
ホルン司令「ともかく、護衛任務と言っても形式だけだ。好きに飲んで食べればいい」
勇「・・・お気遣いありがとうございます」
ほどなくして車は超豪華な外観のパーティ会場へ着いた
念のため拳銃を腰にさしては居るが もし入り口で止められたら没収されてしまうかもしれない
などといろいろな不安が頭に浮かんだ
なにせ自分もこのような場所は初めてだから
37 :名も無き被検体774号+:2013/10/29(火) 07:40:11.26 ID:IDfM4ZdU0
>>1って息抜き話の入れ方が絶妙だよな
--------------------
42 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/30(水) 01:13:27.28 ID:/HCJFoLsP
会場内
勇「うわ・・・眩しい・・・」
リート「光度補正が追いつかないですね」
会場の中は夜なのに昼間よりも明るかった
周りには高そうな衣装に身を包んだ偉そうな人ばかりだ
ホルン司令「まぁ好きに楽しむといい」
リート「では早速!」
料理の並ぶテーブルに向かうリート
勇「一応任務なんだからな」
そう自分に言い聞かせながら遠目からホルン司令を護衛することにした
料理も豪華だったが余り口に合わずてか、携帯食料ばかりの生活のせいで舌が貧しくなっている
することも無いので隅っこで携帯端末から護衛マニュアルを読み返していた
「いかがですか?」
飲み物を配っている男が話かけて来た
勇「ど・・・どうも・・・」
正直いらなかったが緊張で断れずグラスを一つ受け取った
43 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/30(水) 01:21:23.02 ID:/HCJFoLsP
口をつけようとすると微かにアルコールの匂いがした
勇「・・・酒?」
酒など飲まないし、高級な酒などなおさら知らない
グラスを持ったまま立ち尽くしていると
「あなたおいくつ?」
今度は若い女が声をかけて来た
勇「え・・・?」
女「それはお酒です。未成年は飲めませんわ」
勇「え、ああ・・・そうですね・・・」
歴戦の兵士でも全く馴染みのないところに放り込まれれば子猫同然だな・・・と自分で思ってしまった
女がそっとグラスを受け取りさっきの男にグラスを戻し代わりに別のグラスを持ってきた
女「これなら大丈夫ですわ」
そう女は微笑んんだ
グラスを受け取る手が震えていて自分でも情けなくなった
女「もしかしてこういう場は苦手?」
見透かされていた
勇「・・・ええ。護衛として付いてきただけですので・・・」
44 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/30(水) 01:28:29.84 ID:/HCJFoLsP
女「あら、私もお父様に付いてきただけですわ。お揃いですね」
ふふふ、と笑う目の前の女の余裕さがすごく羨ましかった
女「私はティーナと言います。あなたは?」
勇「あ、天霧いしゃm・・・」
噛んだ・・・
全身が熱くなる
今までの一生で一番恥ずかしかった
ティーナ「緊張しなくても大丈夫ですわ。天霧さん」
勇「・・・・」
もしここが戦場なら迷わず自害を選ぶような状況だ
ティーナ「護衛・・・ということは警察の方?」
勇「い、いえ・・・軍人です。」
ティーナ「あら、そうでしたか」
何かしら反応する度に微笑む彼女が眩しくて直視できない
ティーナ「同年代の方にお会い出来て嬉しいですわ」
同年代・・・・
45 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/30(水) 01:36:02.87 ID:/HCJFoLsP
そこで初めて彼女をまじまじと見た
確かに自分より少し年下くらいだ
綺麗な金髪、青い瞳
100人が100人間違いなく美人と答えるであろう容姿だ
それに凄く上品だ
その奥でシェフにレシピを詰め寄るように聞き出しているリートにはない上品ささ
ティーナ「ここでは少し騒がしいですわね。少しお付き合いいただけます?」
勇「え・・・」
ホルン司令を見るとこっちを見てなにかニヤニヤしている
ティーナ「さ、こちらです」
そっと手を引かれ会場から出る
外はもう真っ暗で会場の明かりが庭を煌々と照らしていた
ティーナ「どうもああいう席はお酒臭くて苦手ですわ」
酒臭いなどスティーアのバーに比べてば全く無臭なのだが俺の価値観はゴミ以下だと思い知らされたばかりなので
勇「・・・そうですね」
としか言えなかった
46 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/30(水) 01:44:40.38 ID:/HCJFoLsP
ティーナ「先ほどお聞き出来ませんでしたね」
勇「え?」
ティーナ「お名前です。いさ・・・?」
勇「勇です」
ティーナ「勇さんですか。素敵なお名前ですね。」
素敵な・・・などと人生で一度も言われたことがない
ようやく目が元の機能を取り戻した
ティーナ「ん〜・・・!やっぱり騒がしいのあまり得意ではありませんね」
勇「・・・じ、自分もです」
嘘だ。爆薬や銃声が鳴り響く場所を職場としている自分が騒がしいのが苦手などギャグにもならない
47 :名も無き被検体774号+:2013/10/30(水) 04:32:44.77 ID:E+yxHRer0
モテモテですね
48 :名も無き被検体774号+:2013/10/30(水) 07:37:13.55 ID:9DkwU+BV0
あらゆる方面からね
58 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/31(木) 07:04:19.00 ID:TWM4QSo+P
ティーナ「勇さんはこのようなお仕事をいつも?」
勇「い、いえ。本来ならば作戦実行部隊といって最前線で・・・」
つらつらと説明したが 正直ほとんど分かってもらえなかったと思う
それでもティーナは相づちをうち頷いて聞いていた
勇「元はスティーアにいたのですが任務やゴタゴタでいろいろなところへ行きました」
ティーナ「へぇ・・・!どんなところへ行かれたのですか?」
勇「まず、スティーアは砂漠地帯で・・・」
身振り手振りを織り交ぜながら自分が見たものや出会った人について説明する
もちろん機密に当たる部分や話せないこともたくさんあったが それを差し引いても随分と長い話になってしまった
勇「ツイッターンは一面真っ白の土地で昼間はサングラスのような物が無いと・・・」
こうして思い返せば色々な所へ行かされたな・・・
66 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 00:45:12.37 ID:b+mMVxhIP
勇「あ、すみません。つい一方的に話すぎてしまいました・・・」
ティーナ「いえ、凄く面白いです!勇さんは旅する軍人さんなのですね!」
旅する軍人・・・?
勇「まぁ、そんなとことろです」
ティーナ「私も旅をしてみたいですわ・・・」
勇「どこか行きたい場所が?」
ティーナ「そういう訳では無いのですが、自分の生きる世界をもっと知りたいとずっと思っているんです」
勇「自分の生きる世界・・・」
ティーナ「私はこのエアーホルンから殆ど出たことがありませんし、出ることも許されていませんから・・・」
勇「出ることが許されていない?」
ティーナ「仕方ないです。このような家に生まれたからにはこれは運命ですから」
この人は自分とは正反対だなと思った
俺は家を失い貧しかったが自由だ
彼女は家に縛られ裕福だが・・・
遠くから一人の男が駆け寄ってきてティーナに耳打ちする
ティーナ「わかりました。すぐに行きますわ」
どうやら誰かに呼ばれたらしい
ティーナ「とても楽しいお話を聞けてよかったです。」
勇「自分もその・・・楽しかったです」
俺も司令の所に戻り再び護衛を再開する
67 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 00:51:21.57 ID:b+mMVxhIP
しばらく経ちパーティーも終盤に差し掛かった頃・・・
リート「あの料理は凄い美味しいんですよ!今度作ってあげますね!」
勇「それでさっきシェフを締め上げt・・・!?」
今の匂い・・・
いや、匂いというより気配だ
すれ違った男からこの場に不似合いな何か覚悟を決めたような気配を感じ取った
戦士の勘という奴かもしれない
その男が内ポケットに手を突っ込んだ
視線は数メートル先にいる初老の男性
その手に握られているのが拳銃だと判断すると同時に俺は走り出した
勇「待て!!!」
男は俺の声に動じず拳銃を男性に向ける
SPが動き出すが遠すぎる
68 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 00:57:38.57 ID:b+mMVxhIP
俺は咄嗟に拳銃を抜き構える
男は素人なのか銃を撃つまでに少しの葛藤があったようだ
その隙を見逃すわけにはいかない
ダンッ!!
銃声が会場に響く
男「ぐぅっ!!」
手の甲から血を流す男
男の銃声は発射されなかった
SPが男を取り押さえる
しかしまだ終わらなかった
別の位置にいた男がナイフを抜き男性に向かって突進する
勇「そいつを止めろ!!!」
しかしSPは殆ど先ほどの男を取り押さえる為に動き男性を守っているSPは一人のみ
そのSPがまず刺された
そして血塗れのナイフが男性に向けられる
ここであの男に発砲したら弾が貫通して男性にも当たってしまう
69 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 01:04:39.79 ID:b+mMVxhIP
すると今度はリートがその男に向かって なかなかに綺麗なハイキックを食らわせた
不意打ちと男が冷静さを欠いていたおかげでハイキックは男の鼻っ面に命中
男は鼻血を吹き出して倒れた
リート「や、やった!」
勇「よくやった!」
お互いカッツポーズで称え合う
更にもう一人拳銃を抜いた男が居たが慌てて逃げ出した
だが逃がしてはやらん!
勇「逃がすか!!」
会場の庭へ逃げた男は庭でたまたまそこにいた女性を人質にとった
犯人「く、くるなぁ!!」
相当パニックになっているようだ
勇「っ!ティーナさん・・・!」
ティーナ「勇さんっ!!」
人質はティーナだった
首を腕で後ろからロックされこめかみに銃口を当てられている
男性「ティーナ・・・!」
ティーナ「お父様!」
さっき狙われたのはティーナの父親らしい
>>次のページへ続く
\ シェアする /
関連記事
easterEgg記事特集ページ
