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286 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/16 00:52
【2月14日 はれ】
早紀が後ろ手に取り出したものは、ハート型の箱だった。
ハート型はところどころ切り方が不恰好だった。
手作り?ハート型って、いまどき珍しいほどのベタだ。
「こっちは手作りだよ。」
中を開けると、やっぱりチョコもハート型だった。
ホワイトチョコでへたくそな字でILOVEYOUだって。
普通の女にこれやられると、あ痛たたたたた〜、って感じだが、なぜか早紀にもらうとそれほどでもない。
普段から、早紀が大学生にしては かなり幼稚なところがあるからだろうか。
とりあえず俺は「お前、いまどきハート型のチョコなんて小学生でもやらないぞ。」と茶化す。
「文句いわずに食べなさい。あ、飲み物もってくるね。」と一階へもどっていった。
ふと思い出した。カバンの中の義理チョコ、早紀が勘違いしてまた、ややこしくなる前に全部ベットのしたに隠した。
早紀と二人座ってテレビ見ながら、ハートのチョコを食べていた。
「私にもちょうだい。」と早紀は俺を眺めて言った。
「お前が食うんかい、、、、」と、とりあえずツッコミ入れておいた。
で、ふざけ半分でチョコの破片を口にくわえて、「ほれ、食え」といった。
早紀は躊躇せずに、チョコをくわえた。
そのまま、3回目のキスをした。
早紀の唇についたチョコを舐めとってみたりもした。
そしたら早紀も、俺のを舐めてきた。
今思えば、ハートのチョコ前にしていい大人がなにやってんだという感じだ。
そういえば、最近、親父の帰りが遅い。どうしたんだろう。
290 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/16 01:02
【2月21日 はれ】
会社で、借り上げ制度が採用された。
一人暮らしの家賃を少し会社が負担してくれるというものだ。
俺は会社まで毎日2時間半の道のりだったから、十分制度採用の対象になれた。
俺はこの際、一人暮らしを始めようかなと思った。
実際のところ、今はまだキスしかしていないが、毎日一緒に寝ているし、早紀とこのままどんどんエスカレートしていくのがちょっと怖かった。
会社との距離を縮めて、早紀とは逆に距離をおいたほうがいいのかもしれない。
なんてちょっと大人な考えだな。俺。
家に帰ってきた後、リビングにいた英子さんと早紀に、そのことを相談してみた。
「雄一さんがそう決めたなら、いいと思う。いいじゃない?会社近くなるし。」と英子さんは全面的に賛成。
逆に早紀には案の定、大反対された。
たったひとこと、「やだ。」って。
「なんで?早紀だって部屋をひとりで使えるようになるのに。」
俺は早紀の気持ちがわかっていながら、英子さんの手前、聞いてみた。
英子さんも、「あんたがヤダっていってもしょうがないでしょ。いつでも遊びに行けばいいじゃない・・・・」
早紀はふくれて、部屋へもどってしまった。
俺は英子さんに「そういえば最近、親父って帰り遅いね。」と聞くと英子さんは「あ、ああ、そうね。。。」と答えた。
・・・? どうしたんだろう。
【2月14日 はれ】
早紀が後ろ手に取り出したものは、ハート型の箱だった。
ハート型はところどころ切り方が不恰好だった。
手作り?ハート型って、いまどき珍しいほどのベタだ。
「こっちは手作りだよ。」
中を開けると、やっぱりチョコもハート型だった。
ホワイトチョコでへたくそな字でILOVEYOUだって。
普通の女にこれやられると、あ痛たたたたた〜、って感じだが、なぜか早紀にもらうとそれほどでもない。
普段から、早紀が大学生にしては かなり幼稚なところがあるからだろうか。
とりあえず俺は「お前、いまどきハート型のチョコなんて小学生でもやらないぞ。」と茶化す。
「文句いわずに食べなさい。あ、飲み物もってくるね。」と一階へもどっていった。
ふと思い出した。カバンの中の義理チョコ、早紀が勘違いしてまた、ややこしくなる前に全部ベットのしたに隠した。
早紀と二人座ってテレビ見ながら、ハートのチョコを食べていた。
「私にもちょうだい。」と早紀は俺を眺めて言った。
「お前が食うんかい、、、、」と、とりあえずツッコミ入れておいた。
で、ふざけ半分でチョコの破片を口にくわえて、「ほれ、食え」といった。
早紀は躊躇せずに、チョコをくわえた。
そのまま、3回目のキスをした。
早紀の唇についたチョコを舐めとってみたりもした。
そしたら早紀も、俺のを舐めてきた。
今思えば、ハートのチョコ前にしていい大人がなにやってんだという感じだ。
そういえば、最近、親父の帰りが遅い。どうしたんだろう。
290 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/16 01:02
【2月21日 はれ】
会社で、借り上げ制度が採用された。
一人暮らしの家賃を少し会社が負担してくれるというものだ。
俺は会社まで毎日2時間半の道のりだったから、十分制度採用の対象になれた。
俺はこの際、一人暮らしを始めようかなと思った。
実際のところ、今はまだキスしかしていないが、毎日一緒に寝ているし、早紀とこのままどんどんエスカレートしていくのがちょっと怖かった。
会社との距離を縮めて、早紀とは逆に距離をおいたほうがいいのかもしれない。
なんてちょっと大人な考えだな。俺。
家に帰ってきた後、リビングにいた英子さんと早紀に、そのことを相談してみた。
「雄一さんがそう決めたなら、いいと思う。いいじゃない?会社近くなるし。」と英子さんは全面的に賛成。
逆に早紀には案の定、大反対された。
たったひとこと、「やだ。」って。
「なんで?早紀だって部屋をひとりで使えるようになるのに。」
俺は早紀の気持ちがわかっていながら、英子さんの手前、聞いてみた。
英子さんも、「あんたがヤダっていってもしょうがないでしょ。いつでも遊びに行けばいいじゃない・・・・」
早紀はふくれて、部屋へもどってしまった。
俺は英子さんに「そういえば最近、親父って帰り遅いね。」と聞くと英子さんは「あ、ああ、そうね。。。」と答えた。
・・・? どうしたんだろう。
291 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/16 01:09
【2月21日 はれ】
部屋に戻ると、早紀はひとりテレビを眺めていた。
俺が横に座ると、いきなり飛びついてきて、「この家出てっちゃダメだから!」と。
「え〜でも、マジで会社遠いんだよ。それに、もう会えなくなっちゃうわけじゃないんだよ?」
「じゃあ私も一緒に住む!」
「それは無理だよ。ワンルームマンションだから狭いし・・・・」
「それでもいいから・・・」
これは急いで住む場所決めたほうがよさそうだ。
なんかこのままじゃ、絶対いつか、ヤってしまう。かわいすぎる。ブレーキだっていつか切れるんだ。
明日速攻で、借り上げの届けを出そう。そして早く引っ越そう。うん。
300 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/16 01:27
【3月14日 はれ】
最近早紀は元気がない。
俺が引っ越すことが決定したからだろうか。
今日は平日だけど、ホワイトデーということで休みを取って早紀と一日デートすることにした。
前から早紀が行きたがっていた、ザウスへ行くことにした。
3月で、しかも平日ということもあって、ザウスはかなり空いていた。
俺はスキーはやったことはあっても、スノボはまったくの初心者だったが、早紀は俺と同じ全身レンタルなのに、かなりうまかった。
はっきり言って、ザウスでのデートは早紀に主導権にぎられっぱなしだった。
3時からスキータイムということで追い出された俺らは、ららぽーとに移動して、プラプラ歩いて回った。
映画をみて、クレープ食って、ゲーセンで遊んで、、、、、
日もすっかり暮れた頃家へ電話すると、だれもいないようだ。
10分おきくらいに電話してもでない。
親父はともかく、英子さんまでどこに行っているんだろう。
どうせ家へ帰ってもご飯がでないなら、このまま夕食もどこかで食べていくことにした。
留守電にそのことを吹き込んだあと、早紀とデートを続けた。
カラオケボックスで盛り上がった後、またふらふら歩きながら話をしていた。
ふと、俺の引越しの話になった。
「いつごろ出て行くの?」
「3月の末かな。」
「引越しシーズンのピークだね。」
「そうだね。」
「本当に毎日会いに行っちゃうよ。大学からもそんなに遠くないし。」
「あんまり家を開けると親父達が心配するよ。」
「・・・・・大丈夫。」
いつのまにか、人通りのすくないくらい道を歩いていた。
目の前には、まぶしいくらい明るい看板のラブホが見えた。
早紀は俺の二の腕あたりをつかんで振って、「あそこ入ろ・・・」って看板を指をさした。
俺はすぐに「何バカナコトヲ」って、言おうとしたけど、、、、とっさに言葉は出なかった。
305 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/16 01:34
【3月14日 はれ】
いつのまにか、なんとなく、ラブホに一緒に入っていた。
早紀は ずっとうつむいている。
「そういえば、ディズニーシー行ったときも、ラブホ入ったよね。」とドッキドキしながら俺は話しかけた。
「そうだね。」早紀は俺の手をぎゅっと握って答えた。
部屋に入って、ベットに腰掛けると、早紀は まだうつむいたままだった。
俺は「どうした?」と声かけると早紀はいきなり抱きついてきて、、、静かに泣き出した。
「なんでないてんの?」頭をなでながら、そんな感じの言葉をかけるしか出来なかった俺。どうすればいいんだ。
シュンシュンと泣いたあと、また笑顔に戻った早紀は「もう平気。ごめん。」と答えた。
んで、なぜかやっぱりキスしてしまった。
こういう流れにはもう、弱い。本当に。
でも、場所が場所だけに、それだけですまないだろう。
俺は まだわずかに残る理性たちに、頑張ってブレーキをかけるよう喝を入れた。
10分くらいの長いキス、それが終わったあとは、俺はどうなるんだろう。
308 名前: 西宮雄一 ◆5ee66666 投稿日: 02/04/16 01:42
【3月15日 はれ】
早紀の胸がずっとあたってて もう限界を超えていたのを、表面張力で なんとかこらえていた感じだ。
でも、唇を離した後の早紀の上目遣いの顔が、俺の理性たちを全滅させた。
ゆっくり胸に手を当てる。早紀は体をピクンとさせる。
もう一回キスをする。舌を早紀の口の中にゆっくり押し込む。
早紀の舌が奥へ行くのを邪魔する。だからそのまま早紀の舌と絡ませる。
そしたら、早紀からも ためらいがちに、舌を絡ませてきた。
あてがっていた手のひらを、やっぱりゆっくりと動かしてみる。
早紀の息が荒くなってくるのが感じられる。
早紀が強く抱きついてきたので、それ以上手の動きが不自由になった。
ゆっくり唇をはなし、早紀の服を脱がす。
もはや俺に理性なんて残っていない。性欲とかはバリバリあったと思う。
愛とかがあったかどうかなんて知らない。
>>次のページへ続く
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