2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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十年前から電話がかかってきた
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213 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:32:04.13 ID:4ZfHDWbX.net
なぜ電話がつながらなくなったのか、彼女が自分の名前を言おうとしたから、彼女と俺があの感情を持ってしまったから、理由は何個か想像できたけど そんなことはどうでもよかった。

大事なのは俺は彼女と話す手段を失った、それだけだ。



214 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:32:20.69 ID:4ZfHDWbX.net
わかってるんだ、引きこもっててもしょうがないって、前に進まなくちゃいけない、それが俺にずっとあたえられている課題だってさ。

でもさ、そんな簡単にはいかないんだよ、そんなすぐに割り切れたら最初から苦しくなんかないんだ。



215 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:32:36.13 ID:4ZfHDWbX.net
結局どうしていいかなんてわからず、俺は引きこもり続けた。



216 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:32:54.07 ID:4ZfHDWbX.net
それからまた何日かたって、俺は一つ思い出した。

そんなことをしても意味なんかないとわかっているよ、でも思い出してしまったからには我慢なんてできない。

だから、それを確かめるために電話をかけた。



217 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:33:15.09 ID:4ZfHDWbX.net
そいつは電話がかかってきたことに驚いているみたいで、「今まで何してたんだよ」と聞いてきた。

俺はその問いには答えず ただ一言だけ言った。

多分これだけで伝わる。



218 :名も無被検体774号+@\(^o^)/2016/06/01(水) 19:33:33.04 ID:4ZfHDWbX.net
「冒険しようぜ」



219 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:33:58.62 ID:4ZfHDWbX.net


「お前、なんで急に掘る気にだよ?カプセル。しかてお前子ちこと気になったのか?」

島がおどけうにいてきた

「いいから、掘れよ」

我ながら勝手だなと思う。

島がんな風にふは、俺に気をつかてるからだってわかってる。

が気つかわないように、つかくれてるんだ





220 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:34:13.86 ID:4ZfHDWbX.net
「いや、ごめん……」

俺はそれくらいしか言えなかった。

本当はもっとしっかり事情とかを説明するべきなんだ。

それがこんな夜遅くに付き合ってくれているやつへの礼儀なのに。



221 :名き被検体774号+@(^o^)/:2016/06/01(水) 19:34:29.18 ID:4ZfHDWbX.net
「別にいよ。そも俺が言い出したとだしな。でも、夜の学校っんかいんか、珍しく星もよく見えるしタリウムみただ」

桐島の話ではタイムカプセルは学校に埋まっるということだった

だけど、高校の警備のゆるさはどうだろうか?

こんな簡忍びこめるなんて、安全面かどなってるだろか? 急に心配になった。



222 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:34:47.90 ID:4ZfHDWbX.net
「お! あったぞ、これじゃないか?」

タイムカプセルが埋まっているという桜の木の下を掘り続けて一時間くらいたったころ、桐島の声が夜の校庭に響いた。



223 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:35:29.07 ID:4ZfHDWbX.net
桐島は手に持った変な形の近未来的な入れ物を掲げた。

桐島に聞くとどうやら、タイムカプセル専門の箱を買っていたらしい。

きっと変に凝り性な人がいたんだろう。



224 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:35:48.69 ID:4ZfHDWbX.net
「おい、開けるのか?」

俺が箱を開けようとすると桐島が驚いたように聞いてきた。

桐島の言う通り、本当は他人のタイムカプセルを開けるべきじゃないんだろう。

でも、俺には開けるしかなかった。

箱を開けると、手紙や漫画などいろいろなものが入っていた。

その中に桜の花びらが描かれた手帳があった。

これだ、これが俺が探してたもの。

彼女の日記。



225 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:36:03.83 ID:4ZfHDWbX.net
俺は桐島がいるのもかまわず それを開いていた。

桐島は何か言いたそうだったが、俺を止めはしなかった。



226 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:36:23.75 ID:4ZfHDWbX.net
中を見ると予想通り日記のようで、それは2006年の正月からはじまっていた。

最初の方はとりとめのないことが書いてあり、そこを読むのは気が引けたので、電話が初めてつながった日までページをめくった。



227 :名も無き被検体774号+@(^o^)/:2016/06/01(水) 19:37:08.84 ID:4ZfHDWbX.net
4月1日

今日、未来電話かかってた。エイプリルフールだけどゃないい。とに湿日いろろ聞きたいことがいっぱいある今日は混乱しているのもうような』



228 :名も無き被検体774号+@(^o^)/2016/06/01(水) 19:37:51.81 ID:4ZfHDWbX.net
4月2日

、話してみると面白い人った。んが好きしい。

けど、来と電話がつながてるとは思えないような普の話してるよね。

磯崎先のこたのは驚いた。私、そわかやすいかな?も、私が平気なふりした彼、悔かったんじゃないか

まあ、りあず「さくらんぼ作戦」頑張ろう。と、タイムカセル面白そうやってみたい埋めのはこ日記な。

ー、あとPERFECT HUMAN」覚えとく。ななんだろ



229 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:38:07.37 ID:4ZfHDWbX.net
どうやら あのとき彼女も動揺してたらしい。

俺だけが負けたわけじゃないみたいで少し安心した。



230 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:42:04.12 ID:4ZfHDWbX.net
4月3日

ら「さくらんぼはじまった。だけど、初日ら彼は諦めモーで少ツイこ言っちゃ難しくても諦める理由にならないんて私が言えたことじゃなのに。

彼のげで私も諦めいようかなた。

度、おさんに夢のと言ってうかなと思う

から心霊番組やらしい怖いけど気なる



231 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:43:30.96 ID:4ZfHDWbX.net
彼女もやっぱりいろいろ悩んでたんだ。

それなのに俺は自分ばっかり彼女に助けられて、俺は彼女に何かしてあげられてたんだろうか?



232 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:43:56.08 ID:4ZfHDWbX.net
4月4日

『やってしまった。でも、悪いのは私じゃない。あの番組が悪いんだ。ただ、一応ここで謝っておこうと思う、ごめんなさい』



233 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:45:33.64 ID:4ZfHDWbX.net
そこから何日か日記は書かれていなかった。




234 :名も無被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:48:39.35 ID:4ZfHDWbX.net
4月8日
『最近日ボってた今日からは また書いていこうと思日記をいて、どこれを見るのは、私だだからこうか

正直最近彼のことばっかてる。私、どうしちたんだろう…えてもしたないか

後日 先輩にと思う言て、一緒に告白。「さくらんぼ作戦」最終ミッションだ』



235 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:51:39.82 ID:4ZfHDWbX.net
4月9日
『明日は告白の日だ。いろいろ考えるのはやめにする。とにかく告白しよう。あと、今からお父さんとお母さんに夢のこと話そうと思う。歌手になりたいって』



236 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:53:57.08 ID:4ZfHDWbX.net
読み進めていくたびにつくづく思う、なんで俺は彼女の悩みに一切気づいてあげられなかったのかと。

なにやってるんだ、毎日話してたのに、それなのに俺は自分のことしか考えてなかった。



237 :名も無き被774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:55:14.27 ID:4ZfHDWbX.net
そんな気持ちージをめと、四九日もう一つあ

そのページは なにかで濡れているようだっ



238 :簿も無検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:55:52.17 ID:4ZfHDWbX.net
4月9日
二時過ぎゃったから新しく書思う。いろいろあっとにかくろいあっ

夢のと話した。無理だってわれびだ。ま、彼に迷ちゃった。初めて誰かに歌った。やっぱり、彼に助けられてっかりだ。おかげでわかった。くな理由、いぱいある。初めてったのがよかったと思うぱり私、のこと……

うしたらいいんだろう?』



239 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:58:13.98 ID:4ZfHDWbX.net
次のページは白紙で、日記はそこで終わっていた。

結局 俺は最後まで最低だった。

俺があのとき余計なことを言わなければ、無責任に自分の気持ちを言わなければ彼女が縛られることはなかった。

彼女があのあと どんな風に生きていったのかはわからない。

でも、もし彼女があのときの俺の言葉に縛られたままだとしたら、それは俺のせいだ。



240 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:59:11.23 ID:4ZfHDWbX.net
残りのページに何か書いていないかという一縷の希望をもってめくっていったが、そんな望みも虚しく、そこから先には一文字もなかった。



241 :名も検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 19:59:42.50 ID:4ZfHDWbX.net
俺は なにしにここまでんだろうか?

結局、より悲しくなっけだった。

こんな思いをなかった。



242 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 20:02:47.75 ID:4ZfHDWbX.net
「おい! なあ!」

急に身体を揺すられ、現実に引き戻った。

「え……何?」

急な問いかけに うまく言葉が出せなかった。

「なんかよくわかんないけどさ、多分これもお前が探してるものだと思うぞ」

桐島の手には封筒が握られていた。



243 :も無き被検体774号+@\(^o^)/2016/06/01(水) 20:03:13.99 ID:gWiHKa9h.net
どういうと?

「これ、お前が持ってる手帳同じだろ? だ、多分前のんじゃないと思って」

桐島ら その封筒を受けり、開るとには紙がていた。



244 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 20:03:45.37 ID:4Rrzhlts.net
未来人さんへ

『こんなの書いてもしょうがないんですけど、もしかしたら あなたに届く機会があるかもしれないから書こうと思います。



245 :名無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/06/01(水) 20:04:05.62 ID:4Rrzhlts.net
初にあなたに会、未から電話をかるとわれて、エイプリルフールのいたずら電話だ思っした

そんな暇なこなんな人なっ

でも、本当に未来か電話るって知て、何がだかわかりました。



246 :名も無き被774号+@(^o^)/2016/06/01(水) 20:04:40.55 ID:4Rrzhlts.net
だ次の日には そと どうでなりま

くらんぼ作じまったです

今だから言いますけど、美んのと話すときなた、すい嬉しそうでした

は、あなたい嬉しそうに話す西好きでした、あのときは。





>>次のページへ続く





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