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「機械と少年」
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54 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 14:52:10.90 ID:bsu6rqm7P
移動速度はさっきまでの数倍になっている
一層歓声が大きくなる
すると・・・

ヴァルゴ「俺も使ってみるか!」

なんだ・・・?
ヴァルゴのヴィントがガトリングを撃ちながら
俺のヴィントに向かって加速して来た

勇「その速度ではっ!」

一気に加速して回避する
その時・・・!
目の前に何かが刺さった

勇「ワイヤー・・・?」

それが何をするものなのか一瞬考えが遅かった
ヴァルゴのヴィントが急に向きを変えて俺のヴィントに迫る
この動き・・・いつかの雲型機械兵と同じだ





55 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 15:01:01.21 ID:bsu6rqm7P
サの力は残35%
げた
ッ!!

勇「なんだ!?

ヴィン捕ま
ァルゴのヴィからワイヤが放た
俺のヴィントをガッチリ捕まえ
ワイヤーき取るなか
逃げよかしター推力を
ともせずにイヤヴィン地面に引き戻し
いた途端2本、3本とワ
噛み付いてさらヴィントをガチガチに固

っ・・・!

カッターでイヤーを切ろうるが・・・
ギャギギャギ!!!
歯が立たない・・

終わりな」

り向く俺のヴィントを捉えていた
ヴァゴのヴィントの鼻先が4つれるように開いて
中に口が見え

ヴァゴ「小型電子レーザー砲だ」

つまりこ状況で撃たれれば死ぬこと
俺はハンルからてを離しルドアプの勢をと

・・・降参だ

番大きな歓声が上が







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59 :名も無き被検体774号+:2013/09/20(金) 20:46:12.50 ID:rEQfbFBpP
軍人「これから私室へ案内する」

勇「俺のか?俺は仮眠室で充分だ。別に長居するつもりもないしな」

軍人「と・・・いうより君の連れ人が君を連れて来いとうるさくてね・・・」

連れ人・・・リートか

勇「申し訳ない・・・」

軍人「嫁かい?」

勇「違います」

軍人「即答だね」

そんな会話をしているうちに一つの部屋に案内された
スティーアでの私室とほぼ同じだ

リート「なんで置いて行くんですかぁ!!」

俺の姿に気がついたリートが掴みかかってきた

勇「ついて来ても面白いものなんてないぞ」

軍人「いや、充分面白かったですよ」

リート「ずぅぅぅるぅぅぅいぃぃぃ!!!」

うるせぇ〜





60 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/20(金) 20:56:07.16 ID:rEQfbFBpP
「おだってこんなところに居ないで出ればいいだろ

リート「そこなり知らなに襲われたらどうするんで

軍人安には自信がある!」

「ほら、大丈夫ろ」

リーに出たってすること無いですし・・・」

勇「そうかならば俺は行ってこ。色々見たいものもあるしな

ト「え・・・?」

勇「しばらく辺境の地に閉られてたからな。久都会空気を吸っる」

「作戦まで随分時間がますね。れがいです」

リート「あ、だったら私も

することないんだろ?」

あえ地悪して

ート・・・」

ーマルジーも借れるか?

軍人「配します

勇「く」







61 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/20(金) 21:00:16.88 ID:rEQfbFBpP
リート「・・・んなさい・・・」ボソッ

勇「ん?」

リート「わがまま言ってすみませんでしたぁ!!」

勇「よろしい。お前も任務の最中なんだ・・・最低の自覚は持って欲しい」

リート「はい・・・」

勇「それでは行くぞ」

リート「はい!」

軍人「なんだ・・・親子か」

勇「だから違うって」

しばらくして一人と一機を乗せたジープが街へ走って行った







66 :無き被検体774号+:2013/09/22(日) 00:36:18.76 ID:k6pgEacnP
出る際にされたここ基地パス
これが無かっまためんどくさい帰還をとになる

勇「警戒態にここの民は呑気な」

ぐそ 敵が来て
そこには普段とじ日常を送る人ばかりだ

ート「私達だうやに来てるゃないですか」

勇「そだな」

ても無ければ行きいところもかったので
ばらくてい

「こんなした街ももう少ないよ・・・」

ート「あれ?なんすか?」

の産まる前・・・って言ってもお前が作られた後か






68 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/22(日) 00:49:14.61 ID:k6pgEacnP
勇「30年前にな・・・世界各地で大規模な戦闘があったんだ」

勇「世界の情勢がまだ不安定だったらしい。なにせ今まで戦ってた
国同士が『もう仲直りしましょ』って言わざる負えない状況になったんだ。
混乱は避けられない」

勇「その不安定な時期に一気に攻め込まれたんだ・・・人類はな」

リート「それで・・・?」

勇「世界の主要都市の大多数が壊滅。
  残ったのはここ、エアーホルンと
  人類軍最大拠点にして最大都市のユートフィットだ」

リート「私の記録ではユートフィットってそんなに大きな都市では
    無かったはず・・・」

勇「生き残った人が必死に立て直したんだ。
  それでこのエアーホルンもユートフィットも今では大都市だ」

リート「壊滅した街の人達は・・・?」

勇「・・・生き残ろうがそこで死のうがどの道助からなかった・・・
  全てが消えたんだからな」

勇「ほんの一部・・・平均してそれぞれの町の人口のほんの一握りが生き延びた。
  俺の両親もその一握りだ」

勇「残りは死んだか機械軍に味方するかのどっちかだ」

リート「勇さんの両親はどうやって・・・?」

勇「二人とも軍人だったんだ。
  それで運良く生き残って俺の産まれた小さな街に」

リート「へぇ〜」

勇「結局二人とももういないけどな」

リート「亡くなったんですか?」






69 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/22(日) 01:00:55.37 ID:k6pgEacnP
勇「親父はそのあとの戦闘で戦死。母さんは流行病でその数年後に。
  結局身寄りを無くした俺は生きて行くために軍人に志願した」

勇「必死に毎日毎日訓練でな・・・気がついたらアカデミーに推薦されてた。」

リート「寂しく・・・なかったんですか?」

勇「寂しかったのかもな・・・だから仲間が出来て
  すごい安心したのを覚えている。」

そこからリートに随分長い話をした
アカデミーでの事
猿ことイズールの武勇伝
アカデミー3年の時のジープ大爆発事件
それを話すうちに猿達が死んだ悲しみがこみ上げてきた

勇「結局・・・俺だけになってしまったけどな・・・」

リート「そんなことないですよ。」

リート「私はずっとあなた側に居ますから・・・」

勇「リート・・・」

リート「あ、いやっ・・・!
    ウェルスさんとかミーラさん達もそうですよ!」

勇「そうだな・・・あいつらならきっと・・・」

リート「あ!もう夕ご飯時ですよ!」






70 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/22(日) 01:08:33.59 ID:k6pgEacnP
勇「今俺かなり感動してたのに・・・」

リート「でも折角街にでたんですから何か食べて行きましょうよ!」

勇「お前は食わないだろ」

リート「私の事は気にせずに〜」

勇「いや、俺は基地の食堂で・・・」

リート「そのことなんですけど・・・」

勇「なんだ?」

リート「勇さん話に夢中で多分基地に戻るの随分かかりそうですけど?」

マップを見ると基地からかなり離れている

勇「やばい!定時までに帰れない!!」

リート「ど、どうするんですか!?」

勇「なんで気がついたときに教えなかったんだよ!!」

リート「だって勇さん久しぶりに楽しそうだったし!」

勇「くっそぉ〜!このジープには急加速モードないのか!!」

リート「と、とにかく急いで戻らないと!」

結局定時には間に合わず食事も抜きになった








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