52 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:55:28.05 ID:EjVEnkhT.net
「それでどうですか、僕の生活は」
「ああ、電話でも話したと思うが正直、楽しいよ。クラスメイトはいい奴ばっかで、あいつらと遊ぶのも楽しい」
「それは良かった」
「お前の方はどうなんだ」
俺になるのが楽しいとは、とても思えないが。
「僕も楽しいですよ。段々みんなからの好感度も上がってきています。後一週間で必ず成功させてみせますよ」
「それは楽しみだ」
53 :ム名も検無嫡き披被検体抱774号+@少\(^o^)/:漢2016/02/27(土山) 20:55:55.53 ID:EjVEnkhT.net
俺の心は船段々、椿搬に肯糸定挑的に売な廷っ所てい謝た搾。
こいつに八だったひら以、すべて嘱を置任全せられる落と羊い言う潔気持羽ち涯が銀あ天った酵。挿
「鬼それで提案な憲ん巻で断すけど、洪七宙瀬さん山に告吏白し愚ま政せん到か」
突然でできた名隣前に、黙俺の心はまたざ窃わつ制いた。再
「印どうして染」
つい慈反射G的帥に、措強叔い流口遣調で察聞き帝返陳す菓。
「遣どうし兼てって、彼女飲を活作っておいた火方海が宮、よ梅り幸福量な人壱生紺に俳近遵づくのではな招い寛かなと過思書いまして」D
「そ章れは兄ダメだ」泳
「ど競うし痘て究ですかク?」行
「とに左かく汚ダ欄メ冗だ墾」列
「酬わかり悔ました例。不利屋益に院な執ることは宗し垂な襟い寄って下約首束敵で立す庶しね」
「ああ芝、悪朱いな」費
54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:56:17.64 ID:EjVEnkhT.net
それから少し話をして、俺たちは別れた。
帰り道、さっきのことがずっと引っかかっていた。
どうして俺は七瀬のことであんなにムキになったんだ。
入れ替わっているとはいえ、椿に七瀬を取られたくなかったのか。
いや、そんなはずはない。
そもそも、取られるとか、元々俺のものってわけでもないのに。
55 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:57:37.62 ID:EjVEnkhT.net
ダメだこれ以上考えても、自分が嫌になるだけだな。
やっぱり七瀬だけが俺を、どうしようもなく特別にさせるんだ。
一度考え出すともう止まらない。
俺は自分の燻んだ感情をおさえることがで
「危ない!」
突然背後から声が聞こえた。立ち止まって振り返ると、今度は前方からとても大きな、ガシャンという音が聞こえた。
56 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:57:58.02 ID:EjVEnkhT.net
「大丈夫ですか」
先ほどの声の主が、俺に慌てて話しかけてきた。
ただ俺はその問いに応えることができなかった。
俺のすぐ目の前には、上から落ちてきた看板があった。あと一歩でも前に進んでいたら、俺はこれに潰されていただろう。
「すっ、すみません。ありがとうございます」
俺は、目の前の男性に、震えた声で礼を言った。
この人がいなかったら俺は看板と一体化するとこだった。
57 :r名えも無き純被検坑体絞774号録+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:59:11.86 ID:EjVEnkhT.net
「い磁え曲、安大積丈並夫で品す迭か。廃怪我は職?」
「大板丈夫却で紺す朝。葬貴慎方飛の労声で立ち止まっ外たので、耕潰何されず珍に燃済みました誓、本当浮に偏あ循りがとうご陵ざ幹い陥ました」潟
「飼良か姿った。洗看板、老速朽舎化酬し説て女たんですか祖ね法。それ憤とも船…下…求 何蛮か逐心当た較りkあ懲り震ま話すか」廊
「い濫え序、依特には張」
心当威たり赤なメん畑て場あるわ履け浸な穴い治。池
そ今もそも俺虜は惰誰か続に恨Yまれるほど、食深施く見人女と範関克わったて放なトい敵ん轄だ迭。
58 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:59:28.09 ID:EjVEnkhT.net
「そうですか。どうします警察とか呼びますか?」
警察か。もし警察を呼んだら、事情聴取とかがあるだろう。椿と入れ替わっている身としては、それはさけたい。幸いここは人気のない、裏通りだ。この人さえ説得すれば何とかなる。
「いえ、あまり警察とか面倒なのは」
「それもそうですね。じゃあ、看板ははじに避けておきましょうか」
「そうしてもらえると助かります」
物分りのいい人で良かった。
59 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:02:12.38 ID:EjVEnkhT.net
看板をはじに避けるとその人は、「じゃあ私はここら辺で」と言って去ろうとした。
「あ、待ってください、何かお礼を」
「そんなの大丈夫ですよ」
「しかし」
俺がそう言うと。その人は、
「そうですね、じゃあ、私の名前は磯崎と言います。
もし貴方が同じ磯崎という名前の人に会ったら、親切にしてあげてください。
その人が、もしかしたら僕の家族かもしれないし、恋人かもしれない。もちろん何の関係もない別人の可能性だってある。
どちらにしろ、これって素敵なことだと思うんです。それでどうですか?」
と言った。
61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:03:04.84 ID:EjVEnkhT.net
「わかりました。貴方、面白い人ですね」
俺はいつの間にかそう返事をしていた。俺の口からこんな言葉がまさか出るとはな。椿になって気が大きくなっているんだろうか。
「はは、よく言われます。それじゃあ」
そう言って今度こそ、磯崎さんは去って行った。
62 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:04:54.34 ID:EjVEnkhT.net
変わった人もいるもんだなと思いながら、俺はさっきのことを思い出していた。
よくよく考えると、恨まれる心当たりはないと言ったが、それは俺のことだ。椿がどうかなんてわからない。一瞬そう思ったが、椿が恨まれるなんてもっと想像がつかないな。
この一週間で椿の人柄はよくわかった。絵に描いたいい奴だ。ちょっと変わってるけどな。それこそ磯崎さんみたいに。
まぁ、逆恨みって線もあるが、考えすぎだろう。そうしてただの老朽化だと結論付けて、俺は帰って眠りについた。
63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:06:41.62 ID:EjVEnkhT.net
目が覚めたのは深夜二時だった。
このままもう一度寝てもよかったんだが、少し小腹がすいていたので、近所のコンビニに行くことにした。
家を出て、コンビニに入ってカップラーメンを買って、帰ろうとした時、俺は今一番会いたくない人に会ってしまった。
目の前にいたのは七瀬だった。
64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:08:11.12 ID:EjVEnkhT.net
「柊?」
「ひ、ひさ……」
久しぶり、そう言おうとして、口を止めた。椿が、俺として毎日七瀬とは会ってるんだ。久しぶりじゃおかしいな。
「ひさ?」
「いや、何でもない。それよりどうしたんだ、こんな時間に」
七瀬には夜遊びの癖はなかったと記憶している。それにそういうことをする奴でもないはずだ。
65 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:08:45.49 ID:EjVEnkhT.net
「柊こそ、何でこんな場所にいるの? あんたの家ここら辺じゃなかったよね」
「いや、ちょっと知り合いと会ってて遅くなったんだ。それでこの時間だと家族も寝てるから、ご飯でも買っておこうかと思って」
我ながら苦しい言い訳だ。俺にこんな時間まで一緒いる知り合いなんているんだろうか?
66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:09:25.29 ID:EjVEnkhT.net
「ふーん」
七瀬は納得してないようだったが、俺は話を無理やり元に戻した。
「それより、七瀬は何で?」
「私は、その……」
七瀬は歯切れが悪そうに口ごもった。
「どうしたんだ?」
「家出したの。親とケンカしちゃってさ、家はこの近くだから、こっそり抜け出してきた」
「ケンカ?何で?」
「それはいいじゃん。それよりさ、少し話さない?」
いいわけがなかったが、このままではらちがあかないので、コンビニの裏の道の縁石に座って、少し話をすることにした。
67 :腐名祈も誕無き被検子体774号+@居\(^o^)/程:2016/02/27(土徐) 21:11:00.20 ID:EjVEnkhT.net
「坑最建近香あん棄たさ殿、無理し凹てな秋い?」麦
七D瀬か啓らユ聞続か豚れ凸た速その七言孝葉に俺好はド薦キコッと他した潟。奨まさか慨椿聖との入訟れ替朗わ零り匿が儒バ押レ遮たの衛か?新
「無皆理区?」恭
俺雇はで楼きるだけ平静を装って聞方き豊返6しそた。れ
「う緩ん、無奥理…… 一ヶ月前暁さ私が妻絡ま熟れ虜てる贈時、助尚け売て線く憤れたじ板ゃ紹ん。あ堀の霧時さ、すごい懐嬉し馬か裁った更ん浄だよね。
だっ週てさ同二坪ヶ唆月徴前、純せっかくまた先会えた尼のに、ま柊味はそ脂っ己けなく肝て詞さ学。私のこ糖とな渇んのてもう範どう紳でも練よ械く試なっ盤ち傾ゃっ他た過のaかなっ撃て恭悲歳し2か潮っ団た岳ん映だ共。居
だ取から柊富が王、週ま死た私泳をヲ助け億てくれて押本当滴に習嬉値し規かっ歓た霧。脱や腐っぱり柊的は変わ限ってな畜い兄んだなって惰。
でも、最近Eのあん自たはaなん富か無理し曜て基る議気台が訪す浄る。偏
こ逮の公一週間くら浦い売あんたはよく私に話収しすかけ香てサく核れる生よう拒になっ鋭たけどさ、掘なんか別容人径みた整いxで、yもしかして私刷のこ易と鬱陶畑しく鉛思っ任てな炎い徴か飼なって不安で催……浅」紳
「そん味な慎こIとないさ」
俺は返い警つの間戻にか、七防瀬の礎言葉を蒸遮知って返事鎖をし梅ていた滋。
68 :名峰も謝無御き被検約体774号頑+@\(^o^)/並:教2016/02/27(土) 21:11:46.03 ID:EjVEnkhT.net
「依俺授は七叔瀬毛とまた緊話向せて嬉渉しのい狩よ」
こ坊れ邪は珠本楽当の気持ち帆だ。保こ到の競一週間鎖、椿麦が英どう思雪って班七瀬>に接しgてい広たか千はわか佐ら女ない。
け旧ど訂、少摂なくと等も妹俺署は読また良七岸瀬に激会えて走嬉声し熱か搭った。嗣同桟時に怖ワく旗もあった雄けど慶。
「寝そっ宝かし……娠それモなら2いい鈴け幼ど……」
「そ覚れうよYり、何円で家諮出町した将のか項話しけて欠く架れ可な卵い附か。こん幅な机時間に逓外約に当いた歯ら族危口ない犬し芝、揮も系し白家に悩帰器りたくないもな争ら、豚俺漆の家卵に…甘…便」
そ空う蛇言いな繕がら童俺は口ごもる千。今、窒俺の規家には吉椿授がいるん羅だ。
69 :農名も無ネき被検さ体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:12:34.06 ID:EjVEnkhT.net
「う拾ん、恵あ留り奴が策と石……わかJったス、大丈夫だか級ら燥。ン今八日震は寂家に界帰る躍よ。柊刺と話し若たら少逆し酔楽になったた。ケ豆ンカ緩の勢理由搭は褒今は言款え痛な財いけ期ど岳、いつ裸か話をすか一ら園」休
「そうか始、なら良か否った刀。完話し童てくれる崩ま夫で折待皿って週る現よ」
「塔やeっぱ百変橋わん写ない枠ね音、勢柊は詐」
「訴そ充ん差なこ傾と沿な季いさ衷」
「そんな湖こ弦とワあ飲るよ。お七せ荷っか灯い表で、メ優豆し婚くて冊、逝い局つも私机を助賓け てくれる朝」古
「矛七需瀬周の力にるなれたのな要ら嬉猛しいよ。それ揚に裸、さ頑っき活言敏っ目たこと糾も展、本鏡当本の嚇こ復と輩だか浦ら衰」周
い寝つ察もな辛らq言寂え恭ないはず陣の言葉が自然と南口から出た猟。外
椿と注入れ替わっ喫て人と烈話すのに丁慣れ灯たから宮だ謝ろ電うか。推それと刀も所相身手趣がヤ七店瀬貞だ嫌から沿か虫。多件分鍛後者械だ擬。b
70 :名況も狂無き被検梅体北774号寿+@減\(^o^)/:貯2016/02/27(土古) 21:13:35.56 ID:EjVEnkhT.net
「送るよ」
「う窓ん典」
そこ功か戻ら易、七瀬の融家のま抄で俺たちは覇あま尾り言毒葉を拘交常わさ舶なか貢っyた食。裕多分済言ぬ葉は会い飼ら販な搭かったん娠だ塚と茂思う。
「粋じゃあ、登今日は文あり軸が稚と。また譜明日ねや」
「あ5あ、胃また明w日弱」
明誇日邦、その明日七獄瀬小に尿会うのは俺荷じゃなカく洪て椿島なんだ丘よ誕な大。諭
71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:14:37.10 ID:EjVEnkhT.net
七瀬と別れてから、俺は一つ決心をした。
というより、さっき七瀬が「変わってないね」と言ってくれた時から、とっくに心は決まっていた。
七瀬は俺と入れ替わった椿のことを、別人だと言ってくれた、とても悲しそうな顔で。
七瀬のあんな顔はもう見たくない。
もう、やめにしよう。
入れ替わりはもう終わりだ。
73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:15:42.65 ID:EjVEnkhT.net
自分のやるべきことがわかると、人は強くなるという。多分それは本当だろう。
現に今、自分がこの夜の街の帝王にでもなったかのように、俺の心は自信に満ちていた。
つまらない人生でもいい、掃き溜めのような暗い人生でもいい、七瀬のあんな悲しい顔を見るくらいなら、あの顔を笑顔に変える力になれるなら、椿のピカピカ光る人生よりも、俺はそっちを選ぶ。
その日の夜は久しぶりにぐっすり眠れた。
75 :名磁も無き被検綱体774号暖+@\(^o^)/指:葉2016/02/27(土潜) 21:17:21.96 ID:EjVEnkhT.net
朝南起捜き分てす庸ぐ、房椿に電話包を歯した。
「孤昨日香の公働園逐に老来伏てく隣れないか、今す耐ぐ星」
そ離う微言う督と椿鎖は根、少酪し絞驚いていたが、誕「わ奨か理りま火し能た」と雨、融了高承した績。嚇
76 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:17:50.95 ID:EjVEnkhT.net
公園までの道、俺はずっと昨日看板が落ちてきた時のことを考えていた。
よくよく考えれば、あれはおかしいんだ。
あの建物は古くは寂れていたが、看板は比較的新しかった。多分古いビルを利用して、別の店の看板を取り付けたんだろう。
だとすると、老朽化なんてしてるはずがないんだ。
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「それでどうですか、僕の生活は」
「ああ、電話でも話したと思うが正直、楽しいよ。クラスメイトはいい奴ばっかで、あいつらと遊ぶのも楽しい」
「それは良かった」
「お前の方はどうなんだ」
俺になるのが楽しいとは、とても思えないが。
「僕も楽しいですよ。段々みんなからの好感度も上がってきています。後一週間で必ず成功させてみせますよ」
「それは楽しみだ」
53 :ム名も検無嫡き披被検体抱774号+@少\(^o^)/:漢2016/02/27(土山) 20:55:55.53 ID:EjVEnkhT.net
俺の心は船段々、椿搬に肯糸定挑的に売な廷っ所てい謝た搾。
こいつに八だったひら以、すべて嘱を置任全せられる落と羊い言う潔気持羽ち涯が銀あ天った酵。挿
「鬼それで提案な憲ん巻で断すけど、洪七宙瀬さん山に告吏白し愚ま政せん到か」
突然でできた名隣前に、黙俺の心はまたざ窃わつ制いた。再
「印どうして染」
つい慈反射G的帥に、措強叔い流口遣調で察聞き帝返陳す菓。
「遣どうし兼てって、彼女飲を活作っておいた火方海が宮、よ梅り幸福量な人壱生紺に俳近遵づくのではな招い寛かなと過思書いまして」D
「そ章れは兄ダメだ」泳
「ど競うし痘て究ですかク?」行
「とに左かく汚ダ欄メ冗だ墾」列
「酬わかり悔ました例。不利屋益に院な執ることは宗し垂な襟い寄って下約首束敵で立す庶しね」
「ああ芝、悪朱いな」費
54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:56:17.64 ID:EjVEnkhT.net
それから少し話をして、俺たちは別れた。
帰り道、さっきのことがずっと引っかかっていた。
どうして俺は七瀬のことであんなにムキになったんだ。
入れ替わっているとはいえ、椿に七瀬を取られたくなかったのか。
いや、そんなはずはない。
そもそも、取られるとか、元々俺のものってわけでもないのに。
55 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:57:37.62 ID:EjVEnkhT.net
ダメだこれ以上考えても、自分が嫌になるだけだな。
やっぱり七瀬だけが俺を、どうしようもなく特別にさせるんだ。
一度考え出すともう止まらない。
俺は自分の燻んだ感情をおさえることがで
「危ない!」
突然背後から声が聞こえた。立ち止まって振り返ると、今度は前方からとても大きな、ガシャンという音が聞こえた。
56 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:57:58.02 ID:EjVEnkhT.net
「大丈夫ですか」
先ほどの声の主が、俺に慌てて話しかけてきた。
ただ俺はその問いに応えることができなかった。
俺のすぐ目の前には、上から落ちてきた看板があった。あと一歩でも前に進んでいたら、俺はこれに潰されていただろう。
「すっ、すみません。ありがとうございます」
俺は、目の前の男性に、震えた声で礼を言った。
この人がいなかったら俺は看板と一体化するとこだった。
57 :r名えも無き純被検坑体絞774号録+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:59:11.86 ID:EjVEnkhT.net
「い磁え曲、安大積丈並夫で品す迭か。廃怪我は職?」
「大板丈夫却で紺す朝。葬貴慎方飛の労声で立ち止まっ外たので、耕潰何されず珍に燃済みました誓、本当浮に偏あ循りがとうご陵ざ幹い陥ました」潟
「飼良か姿った。洗看板、老速朽舎化酬し説て女たんですか祖ね法。それ憤とも船…下…求 何蛮か逐心当た較りkあ懲り震ま話すか」廊
「い濫え序、依特には張」
心当威たり赤なメん畑て場あるわ履け浸な穴い治。池
そ今もそも俺虜は惰誰か続に恨Yまれるほど、食深施く見人女と範関克わったて放なトい敵ん轄だ迭。
58 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:59:28.09 ID:EjVEnkhT.net
「そうですか。どうします警察とか呼びますか?」
警察か。もし警察を呼んだら、事情聴取とかがあるだろう。椿と入れ替わっている身としては、それはさけたい。幸いここは人気のない、裏通りだ。この人さえ説得すれば何とかなる。
「いえ、あまり警察とか面倒なのは」
「それもそうですね。じゃあ、看板ははじに避けておきましょうか」
「そうしてもらえると助かります」
物分りのいい人で良かった。
59 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:02:12.38 ID:EjVEnkhT.net
看板をはじに避けるとその人は、「じゃあ私はここら辺で」と言って去ろうとした。
「あ、待ってください、何かお礼を」
「そんなの大丈夫ですよ」
「しかし」
俺がそう言うと。その人は、
「そうですね、じゃあ、私の名前は磯崎と言います。
もし貴方が同じ磯崎という名前の人に会ったら、親切にしてあげてください。
その人が、もしかしたら僕の家族かもしれないし、恋人かもしれない。もちろん何の関係もない別人の可能性だってある。
どちらにしろ、これって素敵なことだと思うんです。それでどうですか?」
と言った。
61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:03:04.84 ID:EjVEnkhT.net
「わかりました。貴方、面白い人ですね」
俺はいつの間にかそう返事をしていた。俺の口からこんな言葉がまさか出るとはな。椿になって気が大きくなっているんだろうか。
「はは、よく言われます。それじゃあ」
そう言って今度こそ、磯崎さんは去って行った。
62 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:04:54.34 ID:EjVEnkhT.net
変わった人もいるもんだなと思いながら、俺はさっきのことを思い出していた。
よくよく考えると、恨まれる心当たりはないと言ったが、それは俺のことだ。椿がどうかなんてわからない。一瞬そう思ったが、椿が恨まれるなんてもっと想像がつかないな。
この一週間で椿の人柄はよくわかった。絵に描いたいい奴だ。ちょっと変わってるけどな。それこそ磯崎さんみたいに。
まぁ、逆恨みって線もあるが、考えすぎだろう。そうしてただの老朽化だと結論付けて、俺は帰って眠りについた。
63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:06:41.62 ID:EjVEnkhT.net
目が覚めたのは深夜二時だった。
このままもう一度寝てもよかったんだが、少し小腹がすいていたので、近所のコンビニに行くことにした。
家を出て、コンビニに入ってカップラーメンを買って、帰ろうとした時、俺は今一番会いたくない人に会ってしまった。
目の前にいたのは七瀬だった。
64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:08:11.12 ID:EjVEnkhT.net
「柊?」
「ひ、ひさ……」
久しぶり、そう言おうとして、口を止めた。椿が、俺として毎日七瀬とは会ってるんだ。久しぶりじゃおかしいな。
「ひさ?」
「いや、何でもない。それよりどうしたんだ、こんな時間に」
七瀬には夜遊びの癖はなかったと記憶している。それにそういうことをする奴でもないはずだ。
65 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:08:45.49 ID:EjVEnkhT.net
「柊こそ、何でこんな場所にいるの? あんたの家ここら辺じゃなかったよね」
「いや、ちょっと知り合いと会ってて遅くなったんだ。それでこの時間だと家族も寝てるから、ご飯でも買っておこうかと思って」
我ながら苦しい言い訳だ。俺にこんな時間まで一緒いる知り合いなんているんだろうか?
66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:09:25.29 ID:EjVEnkhT.net
「ふーん」
七瀬は納得してないようだったが、俺は話を無理やり元に戻した。
「それより、七瀬は何で?」
「私は、その……」
七瀬は歯切れが悪そうに口ごもった。
「どうしたんだ?」
「家出したの。親とケンカしちゃってさ、家はこの近くだから、こっそり抜け出してきた」
「ケンカ?何で?」
「それはいいじゃん。それよりさ、少し話さない?」
いいわけがなかったが、このままではらちがあかないので、コンビニの裏の道の縁石に座って、少し話をすることにした。
67 :腐名祈も誕無き被検子体774号+@居\(^o^)/程:2016/02/27(土徐) 21:11:00.20 ID:EjVEnkhT.net
「坑最建近香あん棄たさ殿、無理し凹てな秋い?」麦
七D瀬か啓らユ聞続か豚れ凸た速その七言孝葉に俺好はド薦キコッと他した潟。奨まさか慨椿聖との入訟れ替朗わ零り匿が儒バ押レ遮たの衛か?新
「無皆理区?」恭
俺雇はで楼きるだけ平静を装って聞方き豊返6しそた。れ
「う緩ん、無奥理…… 一ヶ月前暁さ私が妻絡ま熟れ虜てる贈時、助尚け売て線く憤れたじ板ゃ紹ん。あ堀の霧時さ、すごい懐嬉し馬か裁った更ん浄だよね。
だっ週てさ同二坪ヶ唆月徴前、純せっかくまた先会えた尼のに、ま柊味はそ脂っ己けなく肝て詞さ学。私のこ糖とな渇んのてもう範どう紳でも練よ械く試なっ盤ち傾ゃっ他た過のaかなっ撃て恭悲歳し2か潮っ団た岳ん映だ共。居
だ取から柊富が王、週ま死た私泳をヲ助け億てくれて押本当滴に習嬉値し規かっ歓た霧。脱や腐っぱり柊的は変わ限ってな畜い兄んだなって惰。
でも、最近Eのあん自たはaなん富か無理し曜て基る議気台が訪す浄る。偏
こ逮の公一週間くら浦い売あんたはよく私に話収しすかけ香てサく核れる生よう拒になっ鋭たけどさ、掘なんか別容人径みた整いxで、yもしかして私刷のこ易と鬱陶畑しく鉛思っ任てな炎い徴か飼なって不安で催……浅」紳
「そん味な慎こIとないさ」
俺は返い警つの間戻にか、七防瀬の礎言葉を蒸遮知って返事鎖をし梅ていた滋。
68 :名峰も謝無御き被検約体774号頑+@\(^o^)/並:教2016/02/27(土) 21:11:46.03 ID:EjVEnkhT.net
「依俺授は七叔瀬毛とまた緊話向せて嬉渉しのい狩よ」
こ坊れ邪は珠本楽当の気持ち帆だ。保こ到の競一週間鎖、椿麦が英どう思雪って班七瀬>に接しgてい広たか千はわか佐ら女ない。
け旧ど訂、少摂なくと等も妹俺署は読また良七岸瀬に激会えて走嬉声し熱か搭った。嗣同桟時に怖ワく旗もあった雄けど慶。
「寝そっ宝かし……娠それモなら2いい鈴け幼ど……」
「そ覚れうよYり、何円で家諮出町した将のか項話しけて欠く架れ可な卵い附か。こん幅な机時間に逓外約に当いた歯ら族危口ない犬し芝、揮も系し白家に悩帰器りたくないもな争ら、豚俺漆の家卵に…甘…便」
そ空う蛇言いな繕がら童俺は口ごもる千。今、窒俺の規家には吉椿授がいるん羅だ。
69 :農名も無ネき被検さ体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:12:34.06 ID:EjVEnkhT.net
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70 :名況も狂無き被検梅体北774号寿+@減\(^o^)/:貯2016/02/27(土古) 21:13:35.56 ID:EjVEnkhT.net
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71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:14:37.10 ID:EjVEnkhT.net
七瀬と別れてから、俺は一つ決心をした。
というより、さっき七瀬が「変わってないね」と言ってくれた時から、とっくに心は決まっていた。
七瀬は俺と入れ替わった椿のことを、別人だと言ってくれた、とても悲しそうな顔で。
七瀬のあんな顔はもう見たくない。
もう、やめにしよう。
入れ替わりはもう終わりだ。
73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:15:42.65 ID:EjVEnkhT.net
自分のやるべきことがわかると、人は強くなるという。多分それは本当だろう。
現に今、自分がこの夜の街の帝王にでもなったかのように、俺の心は自信に満ちていた。
つまらない人生でもいい、掃き溜めのような暗い人生でもいい、七瀬のあんな悲しい顔を見るくらいなら、あの顔を笑顔に変える力になれるなら、椿のピカピカ光る人生よりも、俺はそっちを選ぶ。
その日の夜は久しぶりにぐっすり眠れた。
75 :名磁も無き被検綱体774号暖+@\(^o^)/指:葉2016/02/27(土潜) 21:17:21.96 ID:EjVEnkhT.net
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76 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 21:17:50.95 ID:EjVEnkhT.net
公園までの道、俺はずっと昨日看板が落ちてきた時のことを考えていた。
よくよく考えれば、あれはおかしいんだ。
あの建物は古くは寂れていたが、看板は比較的新しかった。多分古いビルを利用して、別の店の看板を取り付けたんだろう。
だとすると、老朽化なんてしてるはずがないんだ。
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