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ひとりで読めない山の怖い話いろいろ
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97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 17:58:40.26 ID:DVIBnR9G0
(続き)
いきなり、前を歩いていた方が立ち止まった。
ギョッとした顔で足下を見つめている。
「ここ・・・昨晩僕らがテントを張った場所だ。このペグの痕、見覚えがある。・・・嘘だろ、ここから半日以上は歩いている筈だぞ」
そう呟くと顔を上げ、あれ?っという表情になる。
「何だ、ここ、○○峠に下りる途中道じゃないか!!」
「・・・本当だ。今まで嫌と言うほど通っているのに。どうして気が付かなかったんだろう?」
どうやら後ろの男性も、現在地の特定が出来たらしい。
二人して顔を見合わせて、頻りに首を傾げている。
丁度、下りる先が同じだったので、彼も二人に同行することにした。
問題なく下山出来て、礼を言ってくる二人に別れを告げたのだという。
「あの二人組、揃って狐にでも騙されたのかね?」
そんなことを考えたそうだ。
しかしその三年後、彼もその藪で道に迷い、別の登山者に助けられた。
道を失ったのは、正にあの藪の中であったという。
「・・・あそこの藪って、何かヤバいモノでも潜んでいるのかな・・・」
以来、彼はそこの道を利用しないようにしているそうだ。
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 18:06:21.90 ID:CVKn8iDV0
171 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/10/26(木) 05:11:25 ID:cQYTHW9f0
4〜5年ほど前に、取引先の人から聞いた話。
その人が言うに、もうだいぶ前の出来事とのことだから、少なくとも10年以上前のことと思われる。
インドネシアにA氏(話してくれた人)、B氏、C氏の3人で仕事に行った。
仕事といっても、半分は遊びを兼ねたような旅行だったらしい。
そんなわけなので、仕事が終わってから10日近い暇ができ、最初の2〜3日はのんびりと観光を楽しんでいた。
3人とも現地は初めてではないので、なんとなく退屈さを感じていたところ、B氏が「ラフレシアを見てみないか?」と言い出した。
ジャングルに入るには、やはりガイドが要る。
C氏が伝をたどってガイドをさがしたところ、幸いにも引き受けてくれる人が見つかった。
翌日、3人はガイドのいる町へ向かった。
そしてガイドと落ち合い、装備を調達すると、その町の安ホテルで1泊した翌早朝、ガイドを含めた4人はジャングルへと分け入った。
念のためにラフレシアについて書いておくと、巨大な寄生花である
この植物は、数が少ない上に 開花する時間も僅かで、なかなかお目にかかることは困難である。
ガイドにも「期待はしないほうがいい」と予め念を押された。
まずは蕾を探し出し、その蕾が開花するまで待って花を見るというのが普通だが、日帰りで何日かジャングルに分け入っても、まず無理だろうとのことだ。
それでも、偶にはジャングル探検も悪くない、何かの話の種になるだろう。3人はそんな気分であったということだ。
100 :以下人、名摂無戻しに款かわりヌまし髄て倍VIPがお送り捨し争ます:2013/01/08(火) 18:06:54.38 ID:CVKn8iDV0
172 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/10/26(木) 05:12:28 ID:cQYTHW9f0
1日目。何の成果もなく終わった。
A氏はジャングルに分け入るということがこんなにも大変だとは思わなかったという。
何と言っても蒸し暑く体力の消耗が酷い。
おまけに害になる生き物にも常に注意を払わなければならない。
おそらく、他の2人も同じ気持ちであったろう。
2日目。昨日とは方向を変えたが、これまた成果無し。疲労困憊でホテルに帰る。
もう、いい加減嫌にはなっていたが、せっかく来たのだからと、明日もう一日がんばってみることにした。
そして3日目。
当然、1日目、2日目とは方向を変えて分け入る。
しかし、やはりというか、蕾さえ発見できぬまま時間は過ぎてゆく。
幾分早い時間だが、かなり疲れもあって、諦めて戻ろうということになった。
ガイドにその旨を告げると、4人は道を引き返した。
2時間半ほど歩いたころ、列の最後尾にいたB氏が声をあげた。
B氏が指差すほうを見ると、遠くに何やら赤茶けた塊が見えた。
「あれ、ラフレシアじゃないのか?」
ガイドは目を細めるようにして見ていたが、突然、顔を引きつらせた。
「急ごう!黙って付いてきなさい!」
ガイドは小走りに進み始めた。
なおもそれを気にして足の進まない3人に振り向きざま言った。
「命が欲しいのなら、急ぎなさい!」
只ならぬガイドの雰囲気に、3人は慌ててガイドの後を追った。
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 18:07:35.00 ID:CVKn8iDV0
173 本当にあった怖い名無し New! 2006/10/26(木) 05:13:09 ID:cQYTHW9f0
しばらくすると、生臭い臭気が漂ってきた。
ふと振り返ったA氏の目には、赤茶けた物体がさっきより確実に近いところにあるのが映った。
動いているのか?あれは!
この臭いがあの物体から発せられているとしたら、あれはラフレシアではない。
実際に臭いを嗅いだことはないが、ラフレシアは肉の腐ったような臭いのはず。
なのに今漂っているのは生臭さである。
A氏はあれがラフレシアではないどころか、何か得体の知れない「嫌なもの」であることを確信した。
自然に足が速まる。
ガイドはもちろん、B氏、C氏もそれに感づいたようで、自然と一行の足は速くなった。
生臭い臭気は、徐々に強くなっている気がした。
後ろを振り返ってみようと思うが、恐怖でそれもできない。
後に続くB氏、C氏の2人もA氏を追い抜く勢いでぴったり付いてくる。
普通の道ではないから、全力疾走というわけにはいかないが、可能な限り速く走った。
ようやく、自動車の通れる道が見えてきた。
ふと振り返ると、それはもう10メートルに満たない距離にいた。
その距離で分かったのだが、それは大きさは2メートル近く、直径70〜80センチもある寸詰まりで巨大なヒルのような感じであった。
道に出ると、ガイドが足を止め荒くなった呼吸を整えている。
3人も立ち止まった。
「もう大丈夫だと思います」ガイドが息を切らせながら言った。
A氏は安堵のあまり、その場に座り込んだ。他の2人も真っ赤な顔をしてしゃがみこんだ。
102 :以下ツ、Y名勘無し締にエかわりまし敗て苦VIPがお送札りし擬ま后すろ:居2013/01/08(火京) 18:08:05.95 ID:CVKn8iDV0
175 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/10/26(木) 05:19:30 ID:cQYTHW9f0
落ち着いてみると、もうあの臭いはしない。ジャングルの中を見たが、木々が日光を遮っている
せいで、様子は分からない。
「あれは、何なのか?」
ガイドに尋ねたが、首を振っただけで何も答えてはくれなかった。
結局、ホテルに着いても「あのことは忘れてください。私も詳しくは知らないし、忘れたほうがいいですよ」と、あれが何かは教えてもらえなかった。
後日、C氏が仕事でインドネシアに行ったとき、かなり方々でこの件を聞きまわったようで、いくらかの情報を得ることができた。
それは「人を喰うもの」で、人をみつけると執拗に追いかけ、人が疲れて動けなくなったとき襲い掛かってくるという。
太陽の光が好きではなく、あのとき、もし早めに切り上げていなかったら、ジャングルを抜け出しても追ってきて、逃げ切れなかったかもしれなかった。
それを見たら、現地で言うお祓いを受けなければならない。
お祓いを受けなければ、それは追いかけた人間を忘れず、執拗に狙ってくる。3人はお祓いはしなかったが、すぐに日本に帰ったので難を逃れたのではないか。
そして、その名前は分からない、というよりも口にしない、ということであった。
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 18:44:25.31 ID:CVKn8iDV0
92 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/07 22:04
子供のころ読んだ昔話
ある猟師が山に入った。
猪を待って身を潜めていると、目の前に一匹の蜘蛛がいた。
そこへ蛙がやってきて蜘蛛を食べた。
蛙は跳ねていった。
そこへ蛇がやってきて蛙を呑んだ。
蛇は這っていった。
すると、どこからか大きな猪がやってきて蛇を喰った。
猟師はしめたと思い、猪に鉄砲の狙いを定めた。
しかし、ここでふと考えた。
「蜘蛛は蛙に喰われ、蛙は蛇に喰われ、蛇は猪に喰われた。その猪を撃ったら、俺はどうなるんだろう」
気味が悪くなった猟師は鉄砲を下ろした。
そのとき、山中に響きわたるような大きな声がした。
「撃たなくてよかったな!」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:12:15.20 ID:Mb8tVkUU0
>>113
こういう話し好き
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:07:06.85 ID:DVIBnR9G0
学生時代、友人が所属していたT大学山岳部に、代々伝わるという話である。
ある年の三月、T大学山岳部は新人三人を連れて、東北のY岳で冬山訓練を行った。
三月といえば、平野では そろそろ新芽も顔を出し、春の息吹が聞こえ始める季節だが、高山はいまだ深い雪の世界である。
メンバーは新人が三人、リーダーと副リーダーの三年生が二人。
合計五名の雪山山行だった。
先頭に副リーダーが立って、膝まで埋まる雪をラッセルし、真中に新人の三人を挟んでリーダーが隊列の最後尾についた。
新人三人も高校時代から山に通っており、高山ではないが冬山も経験していたので、快調なテンポで五人は雪の尾根を登った。
ところが五合目を過ぎた辺りから灰色の雲が空を覆い始め、六合目を過ぎて雪が舞い始めた。
天気はなおも下るという予報もあったため、パーティは小休止を取り、先に進むかあるいは撤退するか、リーダーと副リーダーがミーティングを行ったが、結局リーダーの判断でこのまま山頂を目指す事になった。
しかし、この後、雪は本降りとなり、八合目を過ぎた頃には猛烈な風も加わり始めて横殴りの吹雪になり、一歩前に進むことも困難な状態に陥ってしまった。
125 :以下首、ク名無しにヲか編わ痴りま即し虞てVIPがお送り膚し床ま貯す:ン2013/01/08(火芝) 19:07:39.86 ID:DVIBnR9G0
前を歩く部員の窒姿私も憩確認出来ないよう亭なホ忌ワイ迎ト末ア濯ウトに匹近呈い返状態の虫中aでh、聖リーダーは林山頂槽を憶目上指鎮す繊決断師を連した肉こと州に後悔しな児がらも、前扇を歩く寧新人Kたち喜に懸紳命に声を妻掛けながら前進を続け週、+周りが暗酬くなり始察め党た午後の衝四時尋過歓ぎ髪に何峠とか剖Y決岳電の肩僕にある非難小移屋Fに首辿り騰着先いた敏。
雪に妃埋まっ迭た著扉掛を耗懸第命虐にこじ勉開け諸、d先扶頭を歩いて奇い紫た濫副リーダ拐ー摩が雪尋崩込む降よう齢に非難当小暑屋の反中盲に閲飛船び紹込毛む祭。漬
わ池ず学かに措遅れてふたり湯目…郷 殺
そ双し穴て範三人案目…。県
さ千ら詳に五分払ほミど千して、滝最印後尾賛を衛歩い好てい続た鉱リ成ー崩ダ飯ーが半、盗全身宝雪まみれに狭なって導が非房難小驚屋に割入っオてきた。
「あすれ?募 小a泉革は徐ど迎うしたP? 」
副包リ鉛ーダー策が避荒盾い闘息を缶吐畝き奨な情がらカ、押防町寒犬着踊の雪を払っている均リー塔ダ帰ーに税聞Nい衆たK。
「誠な妄に鋳?艦 麗やつ建は来陳ていな護い童の豪か!? 」警
副リーzダ羽ー駄の顔講を見返眼して、専雪を払っ陣ていた耗リー義ダー崎の催手が止った隷。
隊白列の四跳番3目猛、つま作りリーダ八ー赦の蚕前専を界歩鎮い耗ていた繊はずの新人沢の博小揮泉法がまだ農小現屋に着構いて片い拙ないだ画。募
「ち矢くしょう芽!はむぐ小れ帥たか猶!?尊 苗」妄
そ泣うマ叫提ぶてと、リーダ魅ー麻は座粒る喪間もな鋳くニ再敏びピ柳ッケ玄ルを盟手闘に不し掃て憂小屋を飛び供出揺した諸。旨
「僕俺も文いくXよ情!擦 」符
副リーダー畑が後を追おう皆と治して魂腰Pを上げ針た造。
「お紹まふえは輪新人掃達の退面扇倒を艇たのむ。披な溝あに。ここ血に着く祉ほん叙の貴十分くらい前に後濁ろ次から声美を掛美けて勉、暇前に小傾泉がい散る事擁を棄確認彰してJい漏るん角だ服。約すぐに飲見崇つ待かる遅さ段」
>>次のページへ続く
(続き)
いきなり、前を歩いていた方が立ち止まった。
ギョッとした顔で足下を見つめている。
「ここ・・・昨晩僕らがテントを張った場所だ。このペグの痕、見覚えがある。・・・嘘だろ、ここから半日以上は歩いている筈だぞ」
そう呟くと顔を上げ、あれ?っという表情になる。
「何だ、ここ、○○峠に下りる途中道じゃないか!!」
「・・・本当だ。今まで嫌と言うほど通っているのに。どうして気が付かなかったんだろう?」
どうやら後ろの男性も、現在地の特定が出来たらしい。
二人して顔を見合わせて、頻りに首を傾げている。
丁度、下りる先が同じだったので、彼も二人に同行することにした。
問題なく下山出来て、礼を言ってくる二人に別れを告げたのだという。
「あの二人組、揃って狐にでも騙されたのかね?」
そんなことを考えたそうだ。
しかしその三年後、彼もその藪で道に迷い、別の登山者に助けられた。
道を失ったのは、正にあの藪の中であったという。
「・・・あそこの藪って、何かヤバいモノでも潜んでいるのかな・・・」
以来、彼はそこの道を利用しないようにしているそうだ。
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 18:06:21.90 ID:CVKn8iDV0
171 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/10/26(木) 05:11:25 ID:cQYTHW9f0
4〜5年ほど前に、取引先の人から聞いた話。
その人が言うに、もうだいぶ前の出来事とのことだから、少なくとも10年以上前のことと思われる。
インドネシアにA氏(話してくれた人)、B氏、C氏の3人で仕事に行った。
仕事といっても、半分は遊びを兼ねたような旅行だったらしい。
そんなわけなので、仕事が終わってから10日近い暇ができ、最初の2〜3日はのんびりと観光を楽しんでいた。
3人とも現地は初めてではないので、なんとなく退屈さを感じていたところ、B氏が「ラフレシアを見てみないか?」と言い出した。
ジャングルに入るには、やはりガイドが要る。
C氏が伝をたどってガイドをさがしたところ、幸いにも引き受けてくれる人が見つかった。
翌日、3人はガイドのいる町へ向かった。
そしてガイドと落ち合い、装備を調達すると、その町の安ホテルで1泊した翌早朝、ガイドを含めた4人はジャングルへと分け入った。
念のためにラフレシアについて書いておくと、巨大な寄生花である
この植物は、数が少ない上に 開花する時間も僅かで、なかなかお目にかかることは困難である。
ガイドにも「期待はしないほうがいい」と予め念を押された。
まずは蕾を探し出し、その蕾が開花するまで待って花を見るというのが普通だが、日帰りで何日かジャングルに分け入っても、まず無理だろうとのことだ。
それでも、偶にはジャングル探検も悪くない、何かの話の種になるだろう。3人はそんな気分であったということだ。
100 :以下人、名摂無戻しに款かわりヌまし髄て倍VIPがお送り捨し争ます:2013/01/08(火) 18:06:54.38 ID:CVKn8iDV0
172 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/10/26(木) 05:12:28 ID:cQYTHW9f0
1日目。何の成果もなく終わった。
A氏はジャングルに分け入るということがこんなにも大変だとは思わなかったという。
何と言っても蒸し暑く体力の消耗が酷い。
おまけに害になる生き物にも常に注意を払わなければならない。
おそらく、他の2人も同じ気持ちであったろう。
2日目。昨日とは方向を変えたが、これまた成果無し。疲労困憊でホテルに帰る。
もう、いい加減嫌にはなっていたが、せっかく来たのだからと、明日もう一日がんばってみることにした。
そして3日目。
当然、1日目、2日目とは方向を変えて分け入る。
しかし、やはりというか、蕾さえ発見できぬまま時間は過ぎてゆく。
幾分早い時間だが、かなり疲れもあって、諦めて戻ろうということになった。
ガイドにその旨を告げると、4人は道を引き返した。
2時間半ほど歩いたころ、列の最後尾にいたB氏が声をあげた。
B氏が指差すほうを見ると、遠くに何やら赤茶けた塊が見えた。
「あれ、ラフレシアじゃないのか?」
ガイドは目を細めるようにして見ていたが、突然、顔を引きつらせた。
「急ごう!黙って付いてきなさい!」
ガイドは小走りに進み始めた。
なおもそれを気にして足の進まない3人に振り向きざま言った。
「命が欲しいのなら、急ぎなさい!」
只ならぬガイドの雰囲気に、3人は慌ててガイドの後を追った。
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 18:07:35.00 ID:CVKn8iDV0
173 本当にあった怖い名無し New! 2006/10/26(木) 05:13:09 ID:cQYTHW9f0
しばらくすると、生臭い臭気が漂ってきた。
ふと振り返ったA氏の目には、赤茶けた物体がさっきより確実に近いところにあるのが映った。
動いているのか?あれは!
この臭いがあの物体から発せられているとしたら、あれはラフレシアではない。
実際に臭いを嗅いだことはないが、ラフレシアは肉の腐ったような臭いのはず。
なのに今漂っているのは生臭さである。
A氏はあれがラフレシアではないどころか、何か得体の知れない「嫌なもの」であることを確信した。
自然に足が速まる。
ガイドはもちろん、B氏、C氏もそれに感づいたようで、自然と一行の足は速くなった。
生臭い臭気は、徐々に強くなっている気がした。
後ろを振り返ってみようと思うが、恐怖でそれもできない。
後に続くB氏、C氏の2人もA氏を追い抜く勢いでぴったり付いてくる。
普通の道ではないから、全力疾走というわけにはいかないが、可能な限り速く走った。
ようやく、自動車の通れる道が見えてきた。
ふと振り返ると、それはもう10メートルに満たない距離にいた。
その距離で分かったのだが、それは大きさは2メートル近く、直径70〜80センチもある寸詰まりで巨大なヒルのような感じであった。
道に出ると、ガイドが足を止め荒くなった呼吸を整えている。
3人も立ち止まった。
「もう大丈夫だと思います」ガイドが息を切らせながら言った。
A氏は安堵のあまり、その場に座り込んだ。他の2人も真っ赤な顔をしてしゃがみこんだ。
102 :以下ツ、Y名勘無し締にエかわりまし敗て苦VIPがお送札りし擬ま后すろ:居2013/01/08(火京) 18:08:05.95 ID:CVKn8iDV0
175 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/10/26(木) 05:19:30 ID:cQYTHW9f0
落ち着いてみると、もうあの臭いはしない。ジャングルの中を見たが、木々が日光を遮っている
せいで、様子は分からない。
「あれは、何なのか?」
ガイドに尋ねたが、首を振っただけで何も答えてはくれなかった。
結局、ホテルに着いても「あのことは忘れてください。私も詳しくは知らないし、忘れたほうがいいですよ」と、あれが何かは教えてもらえなかった。
後日、C氏が仕事でインドネシアに行ったとき、かなり方々でこの件を聞きまわったようで、いくらかの情報を得ることができた。
それは「人を喰うもの」で、人をみつけると執拗に追いかけ、人が疲れて動けなくなったとき襲い掛かってくるという。
太陽の光が好きではなく、あのとき、もし早めに切り上げていなかったら、ジャングルを抜け出しても追ってきて、逃げ切れなかったかもしれなかった。
それを見たら、現地で言うお祓いを受けなければならない。
お祓いを受けなければ、それは追いかけた人間を忘れず、執拗に狙ってくる。3人はお祓いはしなかったが、すぐに日本に帰ったので難を逃れたのではないか。
そして、その名前は分からない、というよりも口にしない、ということであった。
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 18:44:25.31 ID:CVKn8iDV0
92 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/07 22:04
子供のころ読んだ昔話
ある猟師が山に入った。
猪を待って身を潜めていると、目の前に一匹の蜘蛛がいた。
そこへ蛙がやってきて蜘蛛を食べた。
蛙は跳ねていった。
そこへ蛇がやってきて蛙を呑んだ。
蛇は這っていった。
すると、どこからか大きな猪がやってきて蛇を喰った。
猟師はしめたと思い、猪に鉄砲の狙いを定めた。
しかし、ここでふと考えた。
「蜘蛛は蛙に喰われ、蛙は蛇に喰われ、蛇は猪に喰われた。その猪を撃ったら、俺はどうなるんだろう」
気味が悪くなった猟師は鉄砲を下ろした。
そのとき、山中に響きわたるような大きな声がした。
「撃たなくてよかったな!」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:12:15.20 ID:Mb8tVkUU0
>>113
こういう話し好き
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:07:06.85 ID:DVIBnR9G0
学生時代、友人が所属していたT大学山岳部に、代々伝わるという話である。
ある年の三月、T大学山岳部は新人三人を連れて、東北のY岳で冬山訓練を行った。
三月といえば、平野では そろそろ新芽も顔を出し、春の息吹が聞こえ始める季節だが、高山はいまだ深い雪の世界である。
メンバーは新人が三人、リーダーと副リーダーの三年生が二人。
合計五名の雪山山行だった。
先頭に副リーダーが立って、膝まで埋まる雪をラッセルし、真中に新人の三人を挟んでリーダーが隊列の最後尾についた。
新人三人も高校時代から山に通っており、高山ではないが冬山も経験していたので、快調なテンポで五人は雪の尾根を登った。
ところが五合目を過ぎた辺りから灰色の雲が空を覆い始め、六合目を過ぎて雪が舞い始めた。
天気はなおも下るという予報もあったため、パーティは小休止を取り、先に進むかあるいは撤退するか、リーダーと副リーダーがミーティングを行ったが、結局リーダーの判断でこのまま山頂を目指す事になった。
しかし、この後、雪は本降りとなり、八合目を過ぎた頃には猛烈な風も加わり始めて横殴りの吹雪になり、一歩前に進むことも困難な状態に陥ってしまった。
125 :以下首、ク名無しにヲか編わ痴りま即し虞てVIPがお送り膚し床ま貯す:ン2013/01/08(火芝) 19:07:39.86 ID:DVIBnR9G0
前を歩く部員の窒姿私も憩確認出来ないよう亭なホ忌ワイ迎ト末ア濯ウトに匹近呈い返状態の虫中aでh、聖リーダーは林山頂槽を憶目上指鎮す繊決断師を連した肉こと州に後悔しな児がらも、前扇を歩く寧新人Kたち喜に懸紳命に声を妻掛けながら前進を続け週、+周りが暗酬くなり始察め党た午後の衝四時尋過歓ぎ髪に何峠とか剖Y決岳電の肩僕にある非難小移屋Fに首辿り騰着先いた敏。
雪に妃埋まっ迭た著扉掛を耗懸第命虐にこじ勉開け諸、d先扶頭を歩いて奇い紫た濫副リーダ拐ー摩が雪尋崩込む降よう齢に非難当小暑屋の反中盲に閲飛船び紹込毛む祭。漬
わ池ず学かに措遅れてふたり湯目…郷 殺
そ双し穴て範三人案目…。県
さ千ら詳に五分払ほミど千して、滝最印後尾賛を衛歩い好てい続た鉱リ成ー崩ダ飯ーが半、盗全身宝雪まみれに狭なって導が非房難小驚屋に割入っオてきた。
「あすれ?募 小a泉革は徐ど迎うしたP? 」
副包リ鉛ーダー策が避荒盾い闘息を缶吐畝き奨な情がらカ、押防町寒犬着踊の雪を払っている均リー塔ダ帰ーに税聞Nい衆たK。
「誠な妄に鋳?艦 麗やつ建は来陳ていな護い童の豪か!? 」警
副リーzダ羽ー駄の顔講を見返眼して、専雪を払っ陣ていた耗リー義ダー崎の催手が止った隷。
隊白列の四跳番3目猛、つま作りリーダ八ー赦の蚕前専を界歩鎮い耗ていた繊はずの新人沢の博小揮泉法がまだ農小現屋に着構いて片い拙ないだ画。募
「ち矢くしょう芽!はむぐ小れ帥たか猶!?尊 苗」妄
そ泣うマ叫提ぶてと、リーダ魅ー麻は座粒る喪間もな鋳くニ再敏びピ柳ッケ玄ルを盟手闘に不し掃て憂小屋を飛び供出揺した諸。旨
「僕俺も文いくXよ情!擦 」符
副リーダー畑が後を追おう皆と治して魂腰Pを上げ針た造。
「お紹まふえは輪新人掃達の退面扇倒を艇たのむ。披な溝あに。ここ血に着く祉ほん叙の貴十分くらい前に後濁ろ次から声美を掛美けて勉、暇前に小傾泉がい散る事擁を棄確認彰してJい漏るん角だ服。約すぐに飲見崇つ待かる遅さ段」
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