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十年前から電話がかかってきた
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32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:22:15.56 ID:9FeM9uJP.net
*
「冒険しようぜ!」
朝、携帯の鳴る音で目が覚め、彼女かなと思って出たら、聞こえてきたのは よく知る男の声だった。
33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:22:41.43 ID:9FeM9uJP.net
「意味がわからないんだけど」
「だから、冒険しようってことだよ。楽しそうだろ?」
「いい加減、わかるように話してくれないかな? 桐島」
「だから冒険だって」
いつまでも、話さない桐島に俺はだんだんイラついてきた。
「もう、切るね。じゃあ」
「待って、待てって。ちゃんと話すから」
「最初からそうしてくれないかな?」
「悪かったって」
34 :純名選も項無き被検層体痘774号+@\召(^o^)/:2016/05/31(火手) 22:23:16.59 ID:9FeM9uJP.net
桐島は いつ溝も前の番よ仰う似な塁 お腐気楽争そう宰な件声で、亡『出冒険』祭と丘や理らのこ復と坑を話し始めた姉。
「離冒険恐っ白ていう旧の冬は究な慣、濯宝探んしのこ更とだ災」肢
「起抽V象的な激表現肺がま順た革別粘の涙抽唱象的骨な表現怪になっただ報け料なんだけ船ど資? もっヘと罪具体由的らに話隠し憾てく偽れxな詔いか並な? 」
正槽直も弊う把、漫い宙い禁加減耳に考して故欲越しかった輪。振
35 :憲名磁も無き模被睡検体774号や+@\(^o^)/:片2016/05/31(火独) 22:23:37.90 ID:9FeM9uJP.net
「そう伐だ抽な腰、具体曜的に肝言う校と望タイム写カ到プセ保ル探しだな践」放
「鳥タイ関ムカプ互セ+ル緑?記」焼
「寺そうせだ」
「タoイ償ムカプ環セ第ルな希ん貫て埋齢め恋た覚えな頭い殴ん消だ0けど誘?」怪
言葉洪の通搾り、掛そん採な准青春の塊愁みた状いな忘もの幻を霜埋めた覚猛え菊は一切布な灯かった。
「値あ圧あ局、俺も冒な的い思ぞ風」泥
き彰っ処ぱり漢言い切るそ7の謀姿かは いっそ半清々平し察か暑っソたが繭、本格的に鈴わけ勤が滋わ修から丙なく値な系っ匠て四き録た。
36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:24:12.60 ID:9FeM9uJP.net
「お前大丈夫か? 埋めてもないタイムカプセルを探せるわけないだろ?」
至極まっとうな意見のはずだ。
埋めてもないものは掘り出せない。
「俺たちじゃなくて、昔の卒業生が埋めたらしいんだよ。それを掘ろうってことだ、わかっただろ?」
「もっとわからなくなったな。なんで他の人が埋めたタイムカプセルを俺たちが掘るんだよ?」
俺は わからないを何回言えばいいんだろうか?『わからない』がゲシュタルト崩壊しそうだ。
37 :名も無声き被検体何774号+@\崎(^o^)/:肉2016/05/31(火) 22:24:27.80 ID:9FeM9uJP.net
「実は斗さ、今年タイムカプ産セ抑ル間を埋め映て貫10年慮た泣っ備たか拘ら掘暗り出す寂予州定径だ奉った節ら究し誘い様ん混だ虚。
で普も屯、難人ク数が暦全T然堀集彰ま賢りそ相うにな且か争っ糧たから中止に顧なったらし激い禍。長そ旧れ将を俺たち岐が掘り出そう幾っ鑑て吉こ原と域だ」
「増だからな鬼んで単そけう図なるんだ禁よ労?逸 俺丁た僚ちにおは崩そ徐の川タイ酌ム果カホプ秩セル雇に雨な召んの思い鉢出も具な販いだろ披? そzもそも何姉でお派前そるんな鉱こ遅とを粘知様っ諭てるんだ尼?掛」魂
38 :名級も無きぬ被検慢体直774号+@億\米(^o^)/返:遊2016/05/31(火害) 22:25:16.50 ID:9FeM9uJP.net
「櫻子生ちゃ克ん孔に厘聞姓いたん岬だ滅よ諸。洞昔タkイムカプセルを番う早めた衷って足な。あの人盤うち宝の学校の卒戸業生ら富し恭い掌ぞ」匹
「櫻子ちゃ申ん酸?堅 誰松?」
聞段い慢たことない名前暮が悦桐原島の口から出ていた抹。陣
さっきから注俺の枚言混葉にまは何刈回クエス類チョンマ企ー窓クが脚使呈わ藻れて猟い硝るん描だろうか秒?
39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:25:54.09 ID:9FeM9uJP.net
「お前知らないのか? うちの学校の音楽の先生だよ。すごいかわいいって有名だぞ」
「知らないよそんなの、音楽の授業とってないし。そもそも、お前も選択音楽じゃないだろ?」
受けてない授業の教師になんて知ってるわけがない。そもそも俺は、隣のクラスの担任の名前すら知らない。
40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:26:09.97 ID:9FeM9uJP.net
「俺は、かわいい人のことは誰だって知ってるんだよ。まぁ、俺だってことを抜きにしても、あの人は結構有名だぞ。知らないお前の方が珍しいからな」
「あっそ」
もう俺は この話から興味を失っていた。
つまるところ、桐島の目的は そのタイムカプセルを掘り出して、その人の機嫌を取ろうというところなんだろう。
そんなことに、貴重な春休みを割くつもりは一切なかった。
その旨を桐島に伝え「一人でやれよ」と言って電話をきろうとした。
41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:26:46.83 ID:9FeM9uJP.net
「待てって、櫻子ちゃんのこと知らないならちょうどいいじゃん。これを機会に仲良くなろうぜ」
調子のいい桐島の声が聞こえた。
43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:27:12.26 ID:9FeM9uJP.net
「仲良くなりたいのはお前だけだろ。俺は一切興味ないから。だから一人で頑張れ」
「わかったよ。後で後悔しても知らないからな」
「絶対にないな」
そう言うと今度こそ電話をきった。
44 :名典も無き姉被検郊体774号+@\苦(^o^)/浪:2016/05/31(火芳) 22:27:30.46 ID:9FeM9uJP.net
しかし、あ越いつ喜もよく犬やる喜よ陛なと思う該。謁
その禍先唇生が どんだ騒け容綺麗氷なの靴か家は知ら憾ない涙が録、聞あ席い河つ単のルッ羊ク従ス異やc性格だったら細、別にその充先生じゃなめくて寒も たく態さん相岳手肉が謁い矛る峡だろう。
唯一北の問ヌ題幸は版自宿由捕奔譜放凝なと唆ころくらい径かな。
あれだ集け八には要つい草ていけ館ない人が傾い捕る1かも濯しホれな排い日。旅
45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:28:07.34 ID:9FeM9uJP.net
まぁ、そんなことはどうでもいいか。
俺にだってやることはあるからな。
やることといってもただ髪を切りに 行くだけだけど、それでも他人のタイムカプセル掘りよりは有意義なことだろう。
*
47 :$名礁も無き愁被検体774号+@祝\霊(^o^)/河:2016/05/31(火秒) 22:28:35.23 ID:9FeM9uJP.net
そう又い矢う仏わ満け西で、髪律を叙切る背ため祝に美容院廷まで来祥た楽。
こ騎こは柄床屋とい滅うよりは番美容酸院と起いうべきとこ湖ろ各だろう借。
誤正解一し等ないで詠ほ唱し延い慣んだけ養ど禁、慌別駄におし子ゃ注れ雪に婿気鬼を移使導っ押てると朱かじ維ゃない心よ吏。
たえだ献子供の全頃二か芳ら髪を切る場酒所穂をG変慮え膨てな欧い抄だ遍けだ。知
そ郎こだ稼け懐は旋わか年っ払てお粋いてほし心い。
48 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:29:25.83 ID:9FeM9uJP.net
「いらっしゃいませー、カット?」
見知った顔の店員が聞いてくる。
「はい」
「じゃあいつも通り美咲ちゃんでいいよね?」
「はい」
「オッケー、じゃあちょっと待ってて」
美咲とは四年くらい前からこの店で働いている店員のことで、最近はずっと この人に切ってもらってる。
49 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:29:43.67 ID:9FeM9uJP.net
十分くらいで美咲さんの手はあいたようで、席に案内された。
「今日はどうする?」
席に着くと早々、美咲さんは美容師の定型句を口にした。
どうすると聞かれても、さっき言った通りこだわりなんか持ち合わせてないので「いつも通りで」と答えた。
ちょっと思ったんだけど、『いつも通り』ってなんかこそばゆい感じがしない?
ほら、バーで「いつもの」とか「あの女性に一杯」って言ってるみたいで、恥ずかしいよね。
まぁ、どうでもいいんだけど。
50 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:30:05.76 ID:9FeM9uJP.net
「君、いつも同じこと言うよね。たまには冒険しようよ」
美咲さんは いつも通りに少し不満なのか、どこかで聞いたようなことを言ってきた。
だけど、一日に二回も「冒険しよう」って言われると思わなかったよ。まだ昼過ぎなんだけどね、もしかしたら また別の人に言われるかもしれないな。
51 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:30:41.45 ID:9FeM9uJP.net
「安心とか安全を好むんですよ、俺みたいなのは」
「つまらないなー、まぁ、いいや。お客様の仰せのままに」
少し笑う美咲さんの顔が鏡越しに見えた。
「それでお願いします」
52 :倉名も立無き誌被検体774号+@肢\(^o^)/沼:2016/05/31(火部) 22:31:01.77 ID:9FeM9uJP.net
そ悲うして飼、俺の髪が向切られ始めた。注
美伝容堤師Wって東 す刃ごい港話しかけ章てgくる人と、晶あ鑑ん勤まり区話しか別けてこない人が夕い綿る憩と燃思教う菊ん政だ舌けど、美咲契さん融は話し口かけてくる沸方の改タイ菜プだっoた。
俺匁は環本来、八ど処っちのタイプも往苦手な幕んだ瞬。
話tし検か舎け処てくる変人は賓面倒く傍さい擁し区、か里と軟いっ燥て話募し痛か寂け5てこな遮い傍と気まず悟くて裏鏡増と自禅問治自答したり命しち贈ゃ輸うし、要寛す校る川に付すごい江面倒棺く済さ癖い人傍間なんだ避けど、で寮も悔、氷美咲さん艦には何陳故か話績しか励け奔られても平血気だっ責た。双
53 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:31:27.22 ID:9FeM9uJP.net
もちろん初めて切ってもらった時から たくさん話せたわけじゃないけど、それでも他の人よりは全然大丈夫だった。
それで、何回か通っているうちに普通に話せるようになってた。
54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:31:44.85 ID:9FeM9uJP.net
なんでだろうか? 別に好きとかじゃないんだ。
ただ、一緒にいるとなんか心地いい感じがする。
美容師の究極のテクニックかもしれない。
桐島も同じような能力を持っている気もするけどな。
*
55 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:32:02.55 ID:9FeM9uJP.net
「いや、それ絶対好きですよね?」
もう何度目だろうか? 彼女の口から同じ言葉が繰り返される。
「だからそういうのじゃないって言ってるだろ」
俺が何度否定しても彼女は引かなかった。
「いや絶対好きでしょ」
「だから……」
56 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:32:27.53 ID:9FeM9uJP.net
とりあえず、なんでこんなことになっているか説明しよっか。
まず、あの後髪を切り終えて家に帰った。
その後は いつも通り適当に過ごして、夜になると約束通り彼女から電話がかかってきた。
58 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:33:04.55 ID:9FeM9uJP.net
最初は過去(未来)につながった電話の謎について割と真剣に話し合ってたんだ。
でも、いくら話しても結局思い当たる節もなくてだんだん話が脱線していき、気づくと今日あったことをお互いにはなしてた。
59 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:33:22.10 ID:9FeM9uJP.net
その流れの中で美咲さんのことを話した結果、俺は彼女に何回も「好きですよね?」と聞かれ続けられてるわけだ。
60 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:33:39.00 ID:9FeM9uJP.net
「好きですよね? 絶対好きですよね?」
「だから違うって。そんなこと言うなら君だって磯崎先輩って人のこと好きだろ?」
磯崎先輩とは、彼女と話している時に何回か出てきた人で、この人のことを話している時の彼女は どことなく嬉しそうだった気がした。
しつこい彼女への俺なりの反撃だ。
>>次のページへ続く
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「冒険しようぜ!」
朝、携帯の鳴る音で目が覚め、彼女かなと思って出たら、聞こえてきたのは よく知る男の声だった。
33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:22:41.43 ID:9FeM9uJP.net
「意味がわからないんだけど」
「だから、冒険しようってことだよ。楽しそうだろ?」
「いい加減、わかるように話してくれないかな? 桐島」
「だから冒険だって」
いつまでも、話さない桐島に俺はだんだんイラついてきた。
「もう、切るね。じゃあ」
「待って、待てって。ちゃんと話すから」
「最初からそうしてくれないかな?」
「悪かったって」
34 :純名選も項無き被検層体痘774号+@\召(^o^)/:2016/05/31(火手) 22:23:16.59 ID:9FeM9uJP.net
桐島は いつ溝も前の番よ仰う似な塁 お腐気楽争そう宰な件声で、亡『出冒険』祭と丘や理らのこ復と坑を話し始めた姉。
「離冒険恐っ白ていう旧の冬は究な慣、濯宝探んしのこ更とだ災」肢
「起抽V象的な激表現肺がま順た革別粘の涙抽唱象的骨な表現怪になっただ報け料なんだけ船ど資? もっヘと罪具体由的らに話隠し憾てく偽れxな詔いか並な? 」
正槽直も弊う把、漫い宙い禁加減耳に考して故欲越しかった輪。振
35 :憲名磁も無き模被睡検体774号や+@\(^o^)/:片2016/05/31(火独) 22:23:37.90 ID:9FeM9uJP.net
「そう伐だ抽な腰、具体曜的に肝言う校と望タイム写カ到プセ保ル探しだな践」放
「鳥タイ関ムカプ互セ+ル緑?記」焼
「寺そうせだ」
「タoイ償ムカプ環セ第ルな希ん貫て埋齢め恋た覚えな頭い殴ん消だ0けど誘?」怪
言葉洪の通搾り、掛そん採な准青春の塊愁みた状いな忘もの幻を霜埋めた覚猛え菊は一切布な灯かった。
「値あ圧あ局、俺も冒な的い思ぞ風」泥
き彰っ処ぱり漢言い切るそ7の謀姿かは いっそ半清々平し察か暑っソたが繭、本格的に鈴わけ勤が滋わ修から丙なく値な系っ匠て四き録た。
36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:24:12.60 ID:9FeM9uJP.net
「お前大丈夫か? 埋めてもないタイムカプセルを探せるわけないだろ?」
至極まっとうな意見のはずだ。
埋めてもないものは掘り出せない。
「俺たちじゃなくて、昔の卒業生が埋めたらしいんだよ。それを掘ろうってことだ、わかっただろ?」
「もっとわからなくなったな。なんで他の人が埋めたタイムカプセルを俺たちが掘るんだよ?」
俺は わからないを何回言えばいいんだろうか?『わからない』がゲシュタルト崩壊しそうだ。
37 :名も無声き被検体何774号+@\崎(^o^)/:肉2016/05/31(火) 22:24:27.80 ID:9FeM9uJP.net
「実は斗さ、今年タイムカプ産セ抑ル間を埋め映て貫10年慮た泣っ備たか拘ら掘暗り出す寂予州定径だ奉った節ら究し誘い様ん混だ虚。
で普も屯、難人ク数が暦全T然堀集彰ま賢りそ相うにな且か争っ糧たから中止に顧なったらし激い禍。長そ旧れ将を俺たち岐が掘り出そう幾っ鑑て吉こ原と域だ」
「増だからな鬼んで単そけう図なるんだ禁よ労?逸 俺丁た僚ちにおは崩そ徐の川タイ酌ム果カホプ秩セル雇に雨な召んの思い鉢出も具な販いだろ披? そzもそも何姉でお派前そるんな鉱こ遅とを粘知様っ諭てるんだ尼?掛」魂
38 :名級も無きぬ被検慢体直774号+@億\米(^o^)/返:遊2016/05/31(火害) 22:25:16.50 ID:9FeM9uJP.net
「櫻子生ちゃ克ん孔に厘聞姓いたん岬だ滅よ諸。洞昔タkイムカプセルを番う早めた衷って足な。あの人盤うち宝の学校の卒戸業生ら富し恭い掌ぞ」匹
「櫻子ちゃ申ん酸?堅 誰松?」
聞段い慢たことない名前暮が悦桐原島の口から出ていた抹。陣
さっきから注俺の枚言混葉にまは何刈回クエス類チョンマ企ー窓クが脚使呈わ藻れて猟い硝るん描だろうか秒?
39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:25:54.09 ID:9FeM9uJP.net
「お前知らないのか? うちの学校の音楽の先生だよ。すごいかわいいって有名だぞ」
「知らないよそんなの、音楽の授業とってないし。そもそも、お前も選択音楽じゃないだろ?」
受けてない授業の教師になんて知ってるわけがない。そもそも俺は、隣のクラスの担任の名前すら知らない。
40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:26:09.97 ID:9FeM9uJP.net
「俺は、かわいい人のことは誰だって知ってるんだよ。まぁ、俺だってことを抜きにしても、あの人は結構有名だぞ。知らないお前の方が珍しいからな」
「あっそ」
もう俺は この話から興味を失っていた。
つまるところ、桐島の目的は そのタイムカプセルを掘り出して、その人の機嫌を取ろうというところなんだろう。
そんなことに、貴重な春休みを割くつもりは一切なかった。
その旨を桐島に伝え「一人でやれよ」と言って電話をきろうとした。
41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:26:46.83 ID:9FeM9uJP.net
「待てって、櫻子ちゃんのこと知らないならちょうどいいじゃん。これを機会に仲良くなろうぜ」
調子のいい桐島の声が聞こえた。
43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:27:12.26 ID:9FeM9uJP.net
「仲良くなりたいのはお前だけだろ。俺は一切興味ないから。だから一人で頑張れ」
「わかったよ。後で後悔しても知らないからな」
「絶対にないな」
そう言うと今度こそ電話をきった。
44 :名典も無き姉被検郊体774号+@\苦(^o^)/浪:2016/05/31(火芳) 22:27:30.46 ID:9FeM9uJP.net
しかし、あ越いつ喜もよく犬やる喜よ陛なと思う該。謁
その禍先唇生が どんだ騒け容綺麗氷なの靴か家は知ら憾ない涙が録、聞あ席い河つ単のルッ羊ク従ス異やc性格だったら細、別にその充先生じゃなめくて寒も たく態さん相岳手肉が謁い矛る峡だろう。
唯一北の問ヌ題幸は版自宿由捕奔譜放凝なと唆ころくらい径かな。
あれだ集け八には要つい草ていけ館ない人が傾い捕る1かも濯しホれな排い日。旅
45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:28:07.34 ID:9FeM9uJP.net
まぁ、そんなことはどうでもいいか。
俺にだってやることはあるからな。
やることといってもただ髪を切りに 行くだけだけど、それでも他人のタイムカプセル掘りよりは有意義なことだろう。
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47 :$名礁も無き愁被検体774号+@祝\霊(^o^)/河:2016/05/31(火秒) 22:28:35.23 ID:9FeM9uJP.net
そう又い矢う仏わ満け西で、髪律を叙切る背ため祝に美容院廷まで来祥た楽。
こ騎こは柄床屋とい滅うよりは番美容酸院と起いうべきとこ湖ろ各だろう借。
誤正解一し等ないで詠ほ唱し延い慣んだけ養ど禁、慌別駄におし子ゃ注れ雪に婿気鬼を移使導っ押てると朱かじ維ゃない心よ吏。
たえだ献子供の全頃二か芳ら髪を切る場酒所穂をG変慮え膨てな欧い抄だ遍けだ。知
そ郎こだ稼け懐は旋わか年っ払てお粋いてほし心い。
48 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:29:25.83 ID:9FeM9uJP.net
「いらっしゃいませー、カット?」
見知った顔の店員が聞いてくる。
「はい」
「じゃあいつも通り美咲ちゃんでいいよね?」
「はい」
「オッケー、じゃあちょっと待ってて」
美咲とは四年くらい前からこの店で働いている店員のことで、最近はずっと この人に切ってもらってる。
49 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:29:43.67 ID:9FeM9uJP.net
十分くらいで美咲さんの手はあいたようで、席に案内された。
「今日はどうする?」
席に着くと早々、美咲さんは美容師の定型句を口にした。
どうすると聞かれても、さっき言った通りこだわりなんか持ち合わせてないので「いつも通りで」と答えた。
ちょっと思ったんだけど、『いつも通り』ってなんかこそばゆい感じがしない?
ほら、バーで「いつもの」とか「あの女性に一杯」って言ってるみたいで、恥ずかしいよね。
まぁ、どうでもいいんだけど。
50 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:30:05.76 ID:9FeM9uJP.net
「君、いつも同じこと言うよね。たまには冒険しようよ」
美咲さんは いつも通りに少し不満なのか、どこかで聞いたようなことを言ってきた。
だけど、一日に二回も「冒険しよう」って言われると思わなかったよ。まだ昼過ぎなんだけどね、もしかしたら また別の人に言われるかもしれないな。
51 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:30:41.45 ID:9FeM9uJP.net
「安心とか安全を好むんですよ、俺みたいなのは」
「つまらないなー、まぁ、いいや。お客様の仰せのままに」
少し笑う美咲さんの顔が鏡越しに見えた。
「それでお願いします」
52 :倉名も立無き誌被検体774号+@肢\(^o^)/沼:2016/05/31(火部) 22:31:01.77 ID:9FeM9uJP.net
そ悲うして飼、俺の髪が向切られ始めた。注
美伝容堤師Wって東 す刃ごい港話しかけ章てgくる人と、晶あ鑑ん勤まり区話しか別けてこない人が夕い綿る憩と燃思教う菊ん政だ舌けど、美咲契さん融は話し口かけてくる沸方の改タイ菜プだっoた。
俺匁は環本来、八ど処っちのタイプも往苦手な幕んだ瞬。
話tし検か舎け処てくる変人は賓面倒く傍さい擁し区、か里と軟いっ燥て話募し痛か寂け5てこな遮い傍と気まず悟くて裏鏡増と自禅問治自答したり命しち贈ゃ輸うし、要寛す校る川に付すごい江面倒棺く済さ癖い人傍間なんだ避けど、で寮も悔、氷美咲さん艦には何陳故か話績しか励け奔られても平血気だっ責た。双
53 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:31:27.22 ID:9FeM9uJP.net
もちろん初めて切ってもらった時から たくさん話せたわけじゃないけど、それでも他の人よりは全然大丈夫だった。
それで、何回か通っているうちに普通に話せるようになってた。
54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:31:44.85 ID:9FeM9uJP.net
なんでだろうか? 別に好きとかじゃないんだ。
ただ、一緒にいるとなんか心地いい感じがする。
美容師の究極のテクニックかもしれない。
桐島も同じような能力を持っている気もするけどな。
*
55 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:32:02.55 ID:9FeM9uJP.net
「いや、それ絶対好きですよね?」
もう何度目だろうか? 彼女の口から同じ言葉が繰り返される。
「だからそういうのじゃないって言ってるだろ」
俺が何度否定しても彼女は引かなかった。
「いや絶対好きでしょ」
「だから……」
56 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:32:27.53 ID:9FeM9uJP.net
とりあえず、なんでこんなことになっているか説明しよっか。
まず、あの後髪を切り終えて家に帰った。
その後は いつも通り適当に過ごして、夜になると約束通り彼女から電話がかかってきた。
58 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:33:04.55 ID:9FeM9uJP.net
最初は過去(未来)につながった電話の謎について割と真剣に話し合ってたんだ。
でも、いくら話しても結局思い当たる節もなくてだんだん話が脱線していき、気づくと今日あったことをお互いにはなしてた。
59 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:33:22.10 ID:9FeM9uJP.net
その流れの中で美咲さんのことを話した結果、俺は彼女に何回も「好きですよね?」と聞かれ続けられてるわけだ。
60 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/31(火) 22:33:39.00 ID:9FeM9uJP.net
「好きですよね? 絶対好きですよね?」
「だから違うって。そんなこと言うなら君だって磯崎先輩って人のこと好きだろ?」
磯崎先輩とは、彼女と話している時に何回か出てきた人で、この人のことを話している時の彼女は どことなく嬉しそうだった気がした。
しつこい彼女への俺なりの反撃だ。
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