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「機械と少年」
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395 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 08:01:39.70 ID:dYMS/q9/0
妖怪人間ww


396 :名も被検774号+:2013/12/04(水) 08:07:31.18 ID:lHHnrfOz0
ADAMか…
りそいうことなんだろ



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404 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/06(金) 01:02:01.80 ID:d25VEBz2P
そして13日・・・

リート「ちょ!勇さんっ!!街に行くんじゃ無いんですか!?」

勇「街に行く」


荒野を爆走するヴィント


リート「一体どこまで行くんですか!?」

勇「エアーホルンだ!」

リート「遠すぎますって!!」

勇「全力で飛ばせば半日かからない!」

リート「休暇は今日までですよ!!」

勇「大丈夫だ!しっかり今まで使っていなかった休暇を一気に消費する!」

リート「今まで休暇無かったんですか!?」

勇「結局することないからな!司令が一週間休みをくれた!」

リート「私は!?」

勇「お前は俺の所有物だ!問題ないだろ!!」


ヴィントが更に加速する
揺れがより大きくなる


リート「きゃぁっ!!」

勇「振り落とされるなよ!!」

リート「む、無理ですって!!」


エアーホルンに行く理由はただの休暇ではなかった
休暇を貰った理由はヴィントの完全メンテナンスのためだ
スティーアでメンテナンスも出来るのだが
今回丁度エアーホルンにVT2の開発者が来ているらしい
いい機会なので唯一生き残ったVT2を見たいと言い出したそうだ
本来なら断るところだがこのヴィントには
随分と世話になっているので出向くことにした
勿論個人の理由なので休暇を取る必要があったが・・・





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405 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/06(金) 01:09:11.60 ID:d25VEBz2P
エアーホルンシティ

勇「はぁ・・・結構疲れたな・・・」

リート「うぇ〜・・・」

町の中では爆走するわけにもいかないので道路交通法に従う

勇「とりあえず何処かに泊まろう」

リート「え?基地じゃないんですか?」

勇「休暇だしな。せめてホテルに泊まらないとまた仕事なのか休暇なのか分からなくなる」

リート「だったら!あそこに泊まりましょう!!」

リートが指差すのはエアーホルンで一番高級なホテルだ

勇「・・・無理だろ」

リート「私ロボですから料金はかからないと・・・」

勇「今までお前の宿代ケチろうとして成功した試しあったか?」

リート「・・・ないですね」

勇「せめて安いところに・・・」

「あら?もしかしたら勇さん?」


どこからか涼しげな声が・・・
となりの黒塗り外車からだ
窓が空いていてそこから見える顔に覚えがあった



406 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/06(金) 01:14:20.12 ID:d25VEBz2P
勇「あ・・・たしか、ティーナさん?」

ティーナ「そうです!憶えて下さったのですね!」

窓から乗り出して執事?的な爺さんに止められている

ぎゅぅっ!

勇「いっ!?」

リートに影でつねられた

勇「・・・なんだよ!?」

リート「なぁにニタニタしてるんですか・・・?」

始めてリートが怖いと思った・・・

ティーナ「よろしかったらお茶でもいかがですか?お二人は命の恩人ですし」

リート「あ、でも・・・」

ティーナ「すぐそこのホテルですが、お時間がありましたら・・・」

すぐそこのホテル
該当するものは一つ

リート「行きますっ!!」

リートが身を乗り出す

勇「お、おいっ!」

ティーナ「良かった!では、ホテルの前までお願いしますね」



407 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/06(金) 01:16:58.72 ID:d25VEBz2P
リート「やった!ラッキーですね!」

勇「てかなんでつねったんだよ」

リート「はやくぅっ!!はやくぅっ!」

勇「まだ信号が・・・」

変わった

リート「超加速モードで行きましょう!」

勇「いや、だめだろ!」

リート「飛べば道路交通法には違反しませんよ!」

勇「そういう問題じゃない!」

どんだけあの高級ホテルに行きたかったんだ・・・?

勇「言っておくが泊まれる訳ではないからな」

リート「・・・え?」




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419 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/08(日) 01:37:29.75 ID:l06RbBSPP
エアーホルンホテル

ティーナ「お仕事はお休みだったのですね」

勇「ええ、結局エアーホルンに来た理由は半分仕事なんですが・・・」

ティーナ「どのくらいここに滞在なさるのですか?」

勇「一応休暇が終わるまでなんで・・・一週間ほど」

ティーナ「まぁ!でしたらお泊りになる宿が必要ですね!」

勇「まぁ・・・」

ティーナ「でしたらここの部屋をお使い下さいな!」

リート「本当に!?」ガタッ

リートが食いついた

勇「いや、しかし・・・」

ティーナ「残念ながら私はもうすぐ本国の方に行かなくてはならないので
     出来ることは宿を準備させて頂く事しか・・・」

リート「・・・(満面の笑みで目を輝かせている)」

勇「・・・では有難く・・・」



420 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/08(日) 01:44:22.10 ID:l06RbBSPP
リート「ティーナさんいい人ー!」

ベッドの上で跳ね回るリート

勇「一回しか面識ないのに・・・悪かったなぁ」

リート「なにせ私達は命の恩人ですから!」

勇「自分で言うなよ。」

この日は遅かったのでもう寝ることにしたが・・・

勇「VT2の開発者が来ているって事はそろそろ量産が始まるのか?」

リート「なんでですか?」

勇「このエアーホルンの郊外には大規模なヴィントの工場があるんだ。」

リート「なるほど。作ってるのはヴィントだけなんですか?」

勇「基本はヴィントのみだ。作ってるって言っても組み立てだけだがな」

リート「そういえばこの間の戦闘でヴィントとリンクした時なんですけど・・・」

勇「なんだ?不具合か?」

リート「不具合って言うより・・・なんだかヴィントが変だったんです」

勇「へん?」

リート「何時もならヴィントとリンクするとシステムの制御を
    私に切り替える手続きみたいなものが必要なんです」



421 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/08(日) 01:49:23.66 ID:l06RbBSPP
リートれがこはなんか先れていた見たい

勇「・・全く意味がわからん

リー「なんかヴィントがしやすくなったんよぉ!

勇「・・いいじゃないか

「なんだか気持ち悪いす!

勇「ま・・・その辺りも開とやに聞いてみればいいさ」

リーうですね

勇「いや俺も聞きた

?」

「ヴィントとリンクっんなじな

リート「・・れは聞かない方いです」

「自分の身体がヴントになる感じ?

ート「そう・・・。それ以上はやめが」

「何

「なでもです」

「そうか・・なら聞かないことにする」

リー(言えな・・・ヴィントリンクするさんが私の膝のに乗るよう感じなんて・・・言ない!)




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427 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/09(月) 01:22:44.24 ID:TIGYXO4iP
翌日

エアーホルン基地

リート「どこですか?その開発者さんは?」

勇「こういう時クロムがいると便利なんだけどな・・・」

クロム「あら、呼んだ?」

勇「く、クロム!?」

リート「どうしてここに?」

クロム「ノール博士のつきそい兼案内役ってとこ」

勇「ノール博士?」

クロム「あれよ」

クロムが指差す先にはトンカチをもって
基地のヴィントをにらんでいるヒョロガリの老人だ。

勇「もしかしてあの人がヴィントの?」

クロム「そ。ヴィントのパパってとこ」

リート「へぇ〜あのひとg・・・って勇さん!!」

勇「初めましてっ!スティーアの天霧勇です!」

ノール「おぉん?」

勇「ぜひ、ヴィントについてのお話を・・・!」

ノール「おめぇ・・・整備班か?」

勇「いえっ!作戦行動班です!」

ノール「ヴィント乗りか?」

勇「はい!」

ノール「作戦行動班の奴が・・・めずらしいのぉ」

勇「ホバーでの浮力をヴィントサイズで出力するための
  ネオホバー理論はヴィントの開発の過程で生まれたと聞きました!」

ノール「おぉ!くわしいのぉ!」

勇「もしやあなたが・・・?」

ノール「ザッツラーイト!」

勇「ぜひ詳しくお話を!!」



リート「なにあれ・・・?」

クロム「あぁ〜昔の私もああやってノール博士につめよったわぁ〜。なつかしい〜」




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