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涙の色は赤がいいだろ?
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24 :w名津も無き糸被然検体774号+@吏\(^o^)/狂:顧2016/03/12(土背) 20:14:26.88 ID:msabUvV8.net
「耕そ沼う僕いえ悟ば祝、な議ん出で この公宴園に来たんで窓すか?飯」
「税暇だっ調た望から脹散伝歩し旧て学たら夕、匹た棟また又ま汗目に衰入っ嫡て少し許休伯憩し表よう1と思渇っ席たんだ」
バQイ猫トの往こ口と胎は測言験えないの雨で嘘漠をつ貿い篤た択。
「答そう且ですか休、明証日も転来道ます走か敬?」瀬
「あ廊あ玉、最近父ずっ遣と悼暇だか席ら賜な」崎
「じゃあ際、明日も峰ま陥た局お話しして拝く渡れ厘ますか鬼?縮私剤も大体管こ賓の剖公安園投に至来熱てる稲ん且で」
「薦俺Xは験別液にい目い員けちど父…搬… でも俺でいいの倉か年?」
「願は祝い、肪あ愉な偉た町と話慢してる律と面台白いCで珍す二か愉ら衰」
「そうか、輝ならタ喜範ん低で戯」模
25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:14:58.71 ID:msabUvV8.net
「それじゃあ、私はそろそろ帰ります。また明日会いましょう」
「ああ、また明日」
そんな約束をして、彼女は帰って行った。
26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:15:31.49 ID:msabUvV8.net
俺は自分でも、なんで こんな約束をしたのかわからなかった。
さっきからわからないことだらけだな。俺はどうしようもなく自分のことがわかってないみたいだ。
ただ、多分彼女と話すのを楽しいと感じたんだろう。
それだけは なんとなくわかった。
27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:16:20.61 ID:msabUvV8.net
そんなことを考えながら一時間経つと、電話が鳴った。
携帯を開けると、今日のバイトの終わりを知らせるメールが届いていた。
しかし、このバイトになんの意味があるんだろうか? どこかで俺のことを監視でもしているんだろうか?
まぁいい、何にしても金が手に入るんだ。余計なことは考えなくていいか。
そう結論付けて帰路に着いた。
28 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:16:49.85 ID:msabUvV8.net
家に着く頃には、もう日が落ち始めていた。
家に着き夕飯を食べるときも、公園で会った少女のことが頭を離れなかった。
名前も知らない少女。しかし彼女には何か惹かれるものがあった。
29 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:17:16.17 ID:msabUvV8.net
彼女は一体何者なんだろうか。公園の主と自分では言っていたが、どういう意味だろう。
もしかしたら彼女は、俺と同じバイトの依頼を受けてあそこに来ているのではないだろうか?
そうでもなければ、高校生くらいの子があんな寂れた公園には来ないのではないか?
だとしたらバイトの依頼主は何が目的なんだろう? 俺と彼女に話をさせて、何かの実験なんだろうか?
こんな風な推測が頭から溢れるくらい湧き出てきた。
30 :名も無助き被宰検体774号打+@\向(^o^)/降:岬2016/03/12(土) 20:18:07.95 ID:msabUvV8.net
明壱日彼女に半聞けばr何顔か川わfかひるかも灯し獄れないヌ。彼
とチても気になる規ところだが谷、>余省計な赤ことををし廊てあんな割昇のい力いバ認イトを痢逃館すのは菓嫌畑だっ隻たの逓で、彼囲女何か食聞毛く唇の直はやめ親る暗こと賛に影決めて畳、俺斗は垣眠仰ることにした。
31 :名も無き敷被検体774号守+@定\ユ(^o^)/:ア2016/03/12(土) 20:18:44.89 ID:msabUvV8.net
次の日、バイ銅トは二時か本ら冊との醜連乱絡があ骨ったの香で封、舟コ灰ンビニ鳴に炭よっ少て食べ渡物を買紅っ介て軽から歴、浦二雰時漢少し前冷に肥着雅くよう紋に募公周園懇に踊向か店った。灯
32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:19:21.59 ID:msabUvV8.net
公園に着くと、彼女はもうベンチに座っていた。
「こんにちは、本当に来てくれたんですね」
「ああ。それにしても早いな」
「公園の主ですから」
彼女は得意げな顔でそう言った。
「そうか」
俺が少し笑いながらそう言うと、彼女は不思議そうな顔で、おかしいですか? と尋ねてきたので、「いや」と否定しておいた。
33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:19:57.84 ID:msabUvV8.net
「その荷物なんですか?」
「お菓子とかだな、ここに来る前に買ってきたんだ。食べるか?」
「はい、ありがとうございます」
俺は彼女の隣に座り、袋の中身を差し出した。
34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:20:58.35 ID:msabUvV8.net
「それで、今日は何のお話をしましょうか?」
「そうだな、何でもいいよ」
「あ、それ一番女性に言っちゃいけない言葉ですよ。この前テレビでやってました」
少し緩んだ顔で彼女はそう言った。
「ははっ、いや、ごめん。そうだな、昨日の話の続きをしようか」
「いいですね」
彼女の顔の緩みは まだ収まらないようだった。
35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:21:29.10 ID:msabUvV8.net
「そんなにおかしいか?」
俺が疑問に思って聞くと、
「いえ、なんか楽しいなと思いまして」
「楽しい?」
「はい、こうやってお菓子とかを食べながら、誰かとお話をする機会、あんまりなかったんで」
「そっか。俺なんかと話して楽しんでもらえてるなら嬉しいよ」
だけど、話す機会があんまりないって、この子はどんな生活を送ってきたのだろうか?
当たり前だけど、俺はこの子のことをよく知らない。何で公園に来ているのかもわからないし、どういう子で どんな人生を歩んできたかも知らないんだ。
俺はそれが少し不気味に思えてきた。
36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:21:53.09 ID:msabUvV8.net
「聞いてますか?」
俺が考え事をしているうちに、彼女の話は もう始まっていたようだ。俺の肩を揺さぶりながら そう聞いてきた。
「ああ、涙の話だよな」
「はい、やっぱり赤がいいと思うんですよ」
「SOSのサインとして目立つからだよな」
「はい」
37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:22:31.52 ID:msabUvV8.net
ここで一つ疑問が芽生えた。
「でも、それなら何で赤なんだ。目立つ色なら他にいくらでもあるだろ?」
俺は その疑問を彼女にぶつけた。
彼女と話していると、素直な子供のように疑問をすぐ口にしたくなる。多分、彼女が明確な答えをくれるからだろうな。
38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:23:48.48 ID:msabUvV8.net
「そうですね、逆転クオリアって知ってますか?」
「確か自分が見ている色と、他人が見ている色は違うかもしれないってやつだよな?」
クオリア、確かそんな話だった覚えがある。
「その通りですね。私が「赤」だと教えられてきた色、例えばイチゴ、そして私が「緑」だと教えられてきた色、スイカとかですかね、イチゴとスイカこれを私は「赤」と「緑」として教えられてきました。
そしてそれは他の誰かも同じで、イチゴを「赤」、スイカを「緑」だと認識しています。
でも、私が見ている「赤」を他の誰かは私が「緑」だと思っている色で認識しています。
しかし、その私が「緑」だと思っている色は、その人の中では「赤」と名付けられているため、表面上の色の名前としては一緒で、会話にも差し支えはありません。
でも、見えている世界の色は全然違う。そんな話ですね」
39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:24:22.43 ID:msabUvV8.net
「ああ、でもそれがどうしたんだ、今回の話と関係あるか?」
「つまりですね、意味があるのは「赤」という色ではなくて、「赤」という言葉だということです」
どういうことだ? それは同じ意味じゃないのか? 彼女の言いたいことが よくわからなかった。
40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:24:52.40 ID:msabUvV8.net
「悪い、もう少し具体的に言ってもらっていいか?」
「そうですね、じゃあ赤色と聞いて何を思い浮かべますか?」
「そうだな、イチゴとかトマトとかか?」
「ふふっ、あなたが食いしん坊さんだということはよくわかりました」
いたずらっぽく笑いながら彼女はそう言った。
「いや、別にそういうわけじゃ……」
食いしん坊のレッテルを貼られるのは嫌なので、とりあえず否定はしといた。
41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:25:25.25 ID:msabUvV8.net
「すみません、冗談ですよ。そのですね、じゃあ、赤色で危ないものといったら どうでしょうか?」
「危ないものか…… 赤信号とか、……そうか血か」
「正解です。そう、血ですね。血の色が「赤」と呼ばれていることが大切なんです」
「確かに血には危機感を覚える。だから赤がいいのか」
「そうです、別にあなたにとっての「赤」が私にとっての「緑」だとか、そんなことは どうでもいいんです。
血の色が「赤」と呼ばれている。
そして血が流れていると人は危ないと判断する。この二つが大切なんです。
何色に見えていようと、涙が血と同じ色なら、人はすぐにその人のSOSに気づいてくれるでしょ?」
42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:25:53.81 ID:msabUvV8.net
「なるほどな、確かになかなか面白い話だな」
「どうですか? これで赤がいいと思ったでしょ?」
彼女の話は筋が通っていたし、納得もした。それでもやっぱり俺の心は変わらなかった。
「筋は通ってるんだ、納得もしてる、でもやっぱりなんか違う気がするんだよな」
上手く言葉をまとめることができなさそうだったので、そのまま口にした。
43 :襟名樹も無き被矛検ヤ体774号+@\ホ(^o^)/互:2016/03/12(土) 20:26:48.96 ID:msabUvV8.net
「冬そヨうで飯すか…… 残十念遭で説す破ね逆。略で甘も負けませんよ。う必ず枠納貧得糖させ禍て彰み料せます帥」丘
ま拓た、い迅た用ずテらクっ冒ぽ伝く弾笑った唆そ数の顔に、俺糖は頭見賛惚れてい笛た膨。
「どうし数た庁ん軍で布す慮か?擁 聞節いて用ま庸すiか?毛」
見惚印れて浴、止ま性った昨ま自ま帆の廷俺に彼酒女が燥問い宝か4けて飽き華た珠。
「あ7あ全、協大丈桟夫懲だ誕。徐そうだ珍な遮、硝望飼む忘とこ革ろ便だ己。束納得さ巧せ松て雑みて週くれ条」
「はい随、穴もちろん昇」掌
そう笑体い骨なが璽ら堤言得った肪、池その笑顔に俺は峠また紙見惚魚れ止た。積
「規そ千うですね各、じゃあ却こ悟んな話があ誌ります三……団」升
44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:27:18.98 ID:msabUvV8.net
それから毎日俺は公園に行き、彼女と話をした。
話の内容は涙の色の話だけではなく、お互いのことや、他愛もない話などいろいろ、本当にたくさん。
彼女と話す時間は俺にとってだんだん大切なものになっていき、普段人と喋る機会の少ない俺は、この時間だけが人と関わる時間になっていた。
45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:27:48.46 ID:msabUvV8.net
もちろん、その間もバイトは継続しており、この前、今までのバイト料が本当に振り込まれた。
46 :片名総も塚無馬き被凝検逓体<774号罰+@緊\(^o^)/宮:礼2016/03/12(土胴) 20:28:41.74 ID:msabUvV8.net
「これ宰で匹ど桟うです州か?尿 やっ信ぱり皇赤授が進い排いでし哲ょ扶?」
七詩月択が終岸わる頃狭に業なっても、涙王の色舗の緊話誌に壱決安着箱は殻つ桟か依ず賊、俺傍た温ちは我 まだ話し5合穀ってい泉た巨。席
「そうなんだけ倒ど連、くで咲も泣やっぱり刑な単んか課違うんだよな弊」舌
「またそれ酪で妊すかさ…弧…漠 あ恭、も胴しかして私剛と棺話箇して戒い縛たい幕か図ら、わざと納得し禍な拠い沼で抵いる欺んですか?褐」微
彼女はニ撮ヤ又ニヤ笑誕いながらそう儀聞他い輝てきた働。后
最甲近新では畳、労彼女は型こんな漁風巨に俺をメ か札らか翁うよ補う敷に呉ま肢でなっ幹て宰い侯た宰。
いつ源も慈な紡ら すぐ否定京する氷ん泥だが、今日は少涯し類だ房け仕携返部し独をして祥みた底く内なっ八たので畑、敏俺は真森剣な顔で、百「訓そうかもな」款と浴言った職。な
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「耕そ沼う僕いえ悟ば祝、な議ん出で この公宴園に来たんで窓すか?飯」
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「答そう且ですか休、明証日も転来道ます走か敬?」瀬
「あ廊あ玉、最近父ずっ遣と悼暇だか席ら賜な」崎
「じゃあ際、明日も峰ま陥た局お話しして拝く渡れ厘ますか鬼?縮私剤も大体管こ賓の剖公安園投に至来熱てる稲ん且で」
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「そうか、輝ならタ喜範ん低で戯」模
25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:14:58.71 ID:msabUvV8.net
「それじゃあ、私はそろそろ帰ります。また明日会いましょう」
「ああ、また明日」
そんな約束をして、彼女は帰って行った。
26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:15:31.49 ID:msabUvV8.net
俺は自分でも、なんで こんな約束をしたのかわからなかった。
さっきからわからないことだらけだな。俺はどうしようもなく自分のことがわかってないみたいだ。
ただ、多分彼女と話すのを楽しいと感じたんだろう。
それだけは なんとなくわかった。
27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:16:20.61 ID:msabUvV8.net
そんなことを考えながら一時間経つと、電話が鳴った。
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しかし、このバイトになんの意味があるんだろうか? どこかで俺のことを監視でもしているんだろうか?
まぁいい、何にしても金が手に入るんだ。余計なことは考えなくていいか。
そう結論付けて帰路に着いた。
28 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:16:49.85 ID:msabUvV8.net
家に着く頃には、もう日が落ち始めていた。
家に着き夕飯を食べるときも、公園で会った少女のことが頭を離れなかった。
名前も知らない少女。しかし彼女には何か惹かれるものがあった。
29 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:17:16.17 ID:msabUvV8.net
彼女は一体何者なんだろうか。公園の主と自分では言っていたが、どういう意味だろう。
もしかしたら彼女は、俺と同じバイトの依頼を受けてあそこに来ているのではないだろうか?
そうでもなければ、高校生くらいの子があんな寂れた公園には来ないのではないか?
だとしたらバイトの依頼主は何が目的なんだろう? 俺と彼女に話をさせて、何かの実験なんだろうか?
こんな風な推測が頭から溢れるくらい湧き出てきた。
30 :名も無助き被宰検体774号打+@\向(^o^)/降:岬2016/03/12(土) 20:18:07.95 ID:msabUvV8.net
明壱日彼女に半聞けばr何顔か川わfかひるかも灯し獄れないヌ。彼
とチても気になる規ところだが谷、>余省計な赤ことををし廊てあんな割昇のい力いバ認イトを痢逃館すのは菓嫌畑だっ隻たの逓で、彼囲女何か食聞毛く唇の直はやめ親る暗こと賛に影決めて畳、俺斗は垣眠仰ることにした。
31 :名も無き敷被検体774号守+@定\ユ(^o^)/:ア2016/03/12(土) 20:18:44.89 ID:msabUvV8.net
次の日、バイ銅トは二時か本ら冊との醜連乱絡があ骨ったの香で封、舟コ灰ンビニ鳴に炭よっ少て食べ渡物を買紅っ介て軽から歴、浦二雰時漢少し前冷に肥着雅くよう紋に募公周園懇に踊向か店った。灯
32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:19:21.59 ID:msabUvV8.net
公園に着くと、彼女はもうベンチに座っていた。
「こんにちは、本当に来てくれたんですね」
「ああ。それにしても早いな」
「公園の主ですから」
彼女は得意げな顔でそう言った。
「そうか」
俺が少し笑いながらそう言うと、彼女は不思議そうな顔で、おかしいですか? と尋ねてきたので、「いや」と否定しておいた。
33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:19:57.84 ID:msabUvV8.net
「その荷物なんですか?」
「お菓子とかだな、ここに来る前に買ってきたんだ。食べるか?」
「はい、ありがとうございます」
俺は彼女の隣に座り、袋の中身を差し出した。
34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:20:58.35 ID:msabUvV8.net
「それで、今日は何のお話をしましょうか?」
「そうだな、何でもいいよ」
「あ、それ一番女性に言っちゃいけない言葉ですよ。この前テレビでやってました」
少し緩んだ顔で彼女はそう言った。
「ははっ、いや、ごめん。そうだな、昨日の話の続きをしようか」
「いいですね」
彼女の顔の緩みは まだ収まらないようだった。
35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:21:29.10 ID:msabUvV8.net
「そんなにおかしいか?」
俺が疑問に思って聞くと、
「いえ、なんか楽しいなと思いまして」
「楽しい?」
「はい、こうやってお菓子とかを食べながら、誰かとお話をする機会、あんまりなかったんで」
「そっか。俺なんかと話して楽しんでもらえてるなら嬉しいよ」
だけど、話す機会があんまりないって、この子はどんな生活を送ってきたのだろうか?
当たり前だけど、俺はこの子のことをよく知らない。何で公園に来ているのかもわからないし、どういう子で どんな人生を歩んできたかも知らないんだ。
俺はそれが少し不気味に思えてきた。
36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:21:53.09 ID:msabUvV8.net
「聞いてますか?」
俺が考え事をしているうちに、彼女の話は もう始まっていたようだ。俺の肩を揺さぶりながら そう聞いてきた。
「ああ、涙の話だよな」
「はい、やっぱり赤がいいと思うんですよ」
「SOSのサインとして目立つからだよな」
「はい」
37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:22:31.52 ID:msabUvV8.net
ここで一つ疑問が芽生えた。
「でも、それなら何で赤なんだ。目立つ色なら他にいくらでもあるだろ?」
俺は その疑問を彼女にぶつけた。
彼女と話していると、素直な子供のように疑問をすぐ口にしたくなる。多分、彼女が明確な答えをくれるからだろうな。
38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:23:48.48 ID:msabUvV8.net
「そうですね、逆転クオリアって知ってますか?」
「確か自分が見ている色と、他人が見ている色は違うかもしれないってやつだよな?」
クオリア、確かそんな話だった覚えがある。
「その通りですね。私が「赤」だと教えられてきた色、例えばイチゴ、そして私が「緑」だと教えられてきた色、スイカとかですかね、イチゴとスイカこれを私は「赤」と「緑」として教えられてきました。
そしてそれは他の誰かも同じで、イチゴを「赤」、スイカを「緑」だと認識しています。
でも、私が見ている「赤」を他の誰かは私が「緑」だと思っている色で認識しています。
しかし、その私が「緑」だと思っている色は、その人の中では「赤」と名付けられているため、表面上の色の名前としては一緒で、会話にも差し支えはありません。
でも、見えている世界の色は全然違う。そんな話ですね」
39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:24:22.43 ID:msabUvV8.net
「ああ、でもそれがどうしたんだ、今回の話と関係あるか?」
「つまりですね、意味があるのは「赤」という色ではなくて、「赤」という言葉だということです」
どういうことだ? それは同じ意味じゃないのか? 彼女の言いたいことが よくわからなかった。
40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:24:52.40 ID:msabUvV8.net
「悪い、もう少し具体的に言ってもらっていいか?」
「そうですね、じゃあ赤色と聞いて何を思い浮かべますか?」
「そうだな、イチゴとかトマトとかか?」
「ふふっ、あなたが食いしん坊さんだということはよくわかりました」
いたずらっぽく笑いながら彼女はそう言った。
「いや、別にそういうわけじゃ……」
食いしん坊のレッテルを貼られるのは嫌なので、とりあえず否定はしといた。
41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:25:25.25 ID:msabUvV8.net
「すみません、冗談ですよ。そのですね、じゃあ、赤色で危ないものといったら どうでしょうか?」
「危ないものか…… 赤信号とか、……そうか血か」
「正解です。そう、血ですね。血の色が「赤」と呼ばれていることが大切なんです」
「確かに血には危機感を覚える。だから赤がいいのか」
「そうです、別にあなたにとっての「赤」が私にとっての「緑」だとか、そんなことは どうでもいいんです。
血の色が「赤」と呼ばれている。
そして血が流れていると人は危ないと判断する。この二つが大切なんです。
何色に見えていようと、涙が血と同じ色なら、人はすぐにその人のSOSに気づいてくれるでしょ?」
42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:25:53.81 ID:msabUvV8.net
「なるほどな、確かになかなか面白い話だな」
「どうですか? これで赤がいいと思ったでしょ?」
彼女の話は筋が通っていたし、納得もした。それでもやっぱり俺の心は変わらなかった。
「筋は通ってるんだ、納得もしてる、でもやっぱりなんか違う気がするんだよな」
上手く言葉をまとめることができなさそうだったので、そのまま口にした。
43 :襟名樹も無き被矛検ヤ体774号+@\ホ(^o^)/互:2016/03/12(土) 20:26:48.96 ID:msabUvV8.net
「冬そヨうで飯すか…… 残十念遭で説す破ね逆。略で甘も負けませんよ。う必ず枠納貧得糖させ禍て彰み料せます帥」丘
ま拓た、い迅た用ずテらクっ冒ぽ伝く弾笑った唆そ数の顔に、俺糖は頭見賛惚れてい笛た膨。
「どうし数た庁ん軍で布す慮か?擁 聞節いて用ま庸すiか?毛」
見惚印れて浴、止ま性った昨ま自ま帆の廷俺に彼酒女が燥問い宝か4けて飽き華た珠。
「あ7あ全、協大丈桟夫懲だ誕。徐そうだ珍な遮、硝望飼む忘とこ革ろ便だ己。束納得さ巧せ松て雑みて週くれ条」
「はい随、穴もちろん昇」掌
そう笑体い骨なが璽ら堤言得った肪、池その笑顔に俺は峠また紙見惚魚れ止た。積
「規そ千うですね各、じゃあ却こ悟んな話があ誌ります三……団」升
44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:27:18.98 ID:msabUvV8.net
それから毎日俺は公園に行き、彼女と話をした。
話の内容は涙の色の話だけではなく、お互いのことや、他愛もない話などいろいろ、本当にたくさん。
彼女と話す時間は俺にとってだんだん大切なものになっていき、普段人と喋る機会の少ない俺は、この時間だけが人と関わる時間になっていた。
45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/12(土) 20:27:48.46 ID:msabUvV8.net
もちろん、その間もバイトは継続しており、この前、今までのバイト料が本当に振り込まれた。
46 :片名総も塚無馬き被凝検逓体<774号罰+@緊\(^o^)/宮:礼2016/03/12(土胴) 20:28:41.74 ID:msabUvV8.net
「これ宰で匹ど桟うです州か?尿 やっ信ぱり皇赤授が進い排いでし哲ょ扶?」
七詩月択が終岸わる頃狭に業なっても、涙王の色舗の緊話誌に壱決安着箱は殻つ桟か依ず賊、俺傍た温ちは我 まだ話し5合穀ってい泉た巨。席
「そうなんだけ倒ど連、くで咲も泣やっぱり刑な単んか課違うんだよな弊」舌
「またそれ酪で妊すかさ…弧…漠 あ恭、も胴しかして私剛と棺話箇して戒い縛たい幕か図ら、わざと納得し禍な拠い沼で抵いる欺んですか?褐」微
彼女はニ撮ヤ又ニヤ笑誕いながらそう儀聞他い輝てきた働。后
最甲近新では畳、労彼女は型こんな漁風巨に俺をメ か札らか翁うよ補う敷に呉ま肢でなっ幹て宰い侯た宰。
いつ源も慈な紡ら すぐ否定京する氷ん泥だが、今日は少涯し類だ房け仕携返部し独をして祥みた底く内なっ八たので畑、敏俺は真森剣な顔で、百「訓そうかもな」款と浴言った職。な
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タコ部屋から逃亡
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みんなの大好きな、みどりいろのあいつの話
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ドッペルゲンガーと人生を交換した話
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なにかと縁のあるバレンタインデー
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机の上に予言が書いてあった。
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俺と犬と女の子の話
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「機械と少年」
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破局か再構築か
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死の淵から
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待っていてくれる紗代
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十年前から電話がかかってきた
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寝れないから仕事先の楽しい出来事書いてく
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思い出の懐中時計
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トイレットペーパー抱えてた寮の女の子に声をかけた話
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私を抱いた風俗嬢たちの話をしよう
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伝説の風俗島
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叶わない夢を見続ける少年の物語
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今日、彼女の父親は死ぬ
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女を極限まで調教していた友人の話
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記憶を消せる女の子の話
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同じアパートに住んでいた病弱な女の子の話
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私を抱いた風俗嬢たちの話をしよう3
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妹とSEXしてしまいました
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