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バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
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291 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:12:23.59 ID:Q5UKg1qg.net
「・・・含みを感じるのは俺だけか?」

言いあぐねるような空気を一瞬だけ出した後に、『ホントに、いいのか?』

その言葉が小さいけど、確実に刺さった。確かに、ある程度は吹っ切れた。それはつまり、完全には吹っ切れていないってことで。

それなのに他に目を移していいのかと、こいつはそう言っている。

『まぁ他に目を向けること自体は悪くないことだとも思うんだよ。そうでもしないとお前は何だかんだ引きずりそうだし。ったくめんどくさい』

悪かったな・・・

しかしどうするか・・・

勿論綺麗だと思う。

好意もある。

白石の時のように年齢で引っかかるということもない。

それでもなお、どこかで「いいのだろうか?」と自分の中で渦巻く何かがある。



292 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:14:06.86 ID:Q5UKg1qg.net
『ま、俺に聞いても どうせすぐには答え出ないだろうから今回は悩め。決して女運良いお前に対して嫉妬してるとかじゃないからな?w』

「おい・・・まぁ分かったよ。進展あったら教える、じゃあな。」

通話が終わってしばらく何をするともなく呆然として、煙草に火をつける。嗅ぎ慣れた匂いがして、少し考えを巡らせる。

吸い慣れていたはずなのに嗅ぎ慣れたその匂いが鼻の奥を刺激して目の奥がわずかにがツンとした。



294 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:17:36.09 ID:Q5UKg1qg.net
数日後、戸田さんに書類を見てもらうタイミングがあった。

「相変わらず仕事早いね小島君。もう何年もやってるみたい。」

「いや、上司さんいないと全然で・・・」

書類のミスがないか見てもらいながらちょっとした雑談をする。

「あれ?戸田さん今日何か印象違いますね・・・メガネ変えました?」

「うん?うん・・・」

質問に生返事で返す戸田さん。

「髪もいっつも結ってるのに今日下ろしてますし。何かちょっと新鮮ですね・・・」

「うん・・・うん?どうしたのそんなに褒めて?なんかミスでもしたの?w」

「ああ、いえ、そういわけじゃ。」

「うん、特にミスはないかな?そうだ、小島君、今日大丈夫?」

「え、きょ、今日ですか?」

一応 掃除くらいはしてあるが唐突なことで驚いた。

「うん、何か呑みたい気分なんだよねー。金曜だし、宅飲みなら お金もかからないじゃない?」

「まぁ、ですね…」

「よし、じゃあ今日で決まり!残業無いようにねー。」




293 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:16:12.31 ID:y4H7mC4j.net
見てるよ


297 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:20:44.56 ID:Q5UKg1qg.net
>>293
ありがとう。もう終盤だからどうか最後まで・・・



「お邪魔しまーす!」

「どうぞ、あんまり綺麗にしてないんですが。」

最上級に綺麗にしておいても建前ってものが日本には存在する。

適当に買ってきた酒類をこたつ机に置いて、俺が買っておいた食材の調理を始める。

「すみません。今手早く何かつまみつくりますから座って待っててもらっていいですか?」

「あ、うん。小島君料理できるんだ…」

「一人暮らしして長いですしww エンゲル係数が一番削れますからね。」

梅干しと長いもを冷蔵庫から取り出す。

長いもは細切りにして小皿に、梅干しも種を取って二つをそのまま合わせる。

適当料理としては自信がある酒のつまみだ。名前なんぞないのだが。

「まぁどうぞ。おいしいかは保証しないんですけど。」

「あ、うん。ありがとう。」

「それじゃ・・・今週もお疲れさまでした。」

「「かんぱーい!」」

ささやかな声で乾杯をする。外の喧騒がどこか遠い。酒が入るとうるさいのは嫌になるあたり俺はきっと居酒屋は向いていないと思う。



296 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:20:22.24 ID:LEl0AWdo.net
JKはまだ出てくるんよな?


298 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/2016/09/10(土) 23:23:31.27 ID:Q5UKg1qg.net
>>295
>>296
ょい長くなど見てくれると分かるはず。


「小島君てさ、彼女いたじゃない?

て一時間半どだか。

俺が是非にと地元銘酒勧めいると酔たのか戸田さは こんなをいいだ

「まぁ今はうですね・・・」

干言よどんだ。酔ったはいれは軽々話しいこはない。

「にひひー私ないってしたじゃない?二人ともフリー島君いてしかお互い酔っる。も起こらながおかしいねー?

々嫌してくる。

ってるんだから間いがあっても尿おかしくな寿いよね?俺にを出すあたりが特キツイ。

正直言って戸田さんは的です。お綺仕事性格も悪くないま敬できる先輩で

「何々?おだててもせるものて限られてるわよ

を寄せながらわないい・・・、冗談でも そうことを言うべきじゃなと思います。俺なかじゃなく もっといいあいてらいくらでも…」

「なに、・・

言い方を気にするほの余裕は酔った頭には残ってなかったらしい。戸んの眼わる



300 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:26:57.54 ID:Q5UKg1qg.net
「あ、の・・・」

身を乗り出して俺に迫る。戸田さんの顔が目の前に。

心拍数が上がる。

「誰のせいでこんなこと言ってると思ってるの?分かってる?こんな歳になってから こんなこというのなんて恥ずかしいけど、しょうがないじゃない好きになっちゃったんだもん!」

言葉と同時に戸田さんの唇が近づいてくる。スローモーションのような感覚。

避けようと思えば避けられたはずなのに、体が動かなかった。

何年かぶりにするキスは、白石のとはまた違った感触がした。白石の薄い唇とはまた違って、少し厚い。

ほんの数秒で離れる。

戸田さんはそのまま俺を見てはにかむ。

「へへ、しちゃった、ね・・・」

可愛い。

「・・・俺でいいんですか?さっきも言いましたけど、もっと相応しい人が・・・ッ!」

指で唇を抑えられる。

無粋。

ただそれだけを目で訴え、そのまま何とも言えない目つきで俺を見つめてくる。俺をとがめるような、それでいて どこか興奮したような不思議な眼。

そっとその手を取って下ろす。




301 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/2016/09/10(土) 23:28:34.56 ID:Q5UKg1qg.net
あの田さん、これ以上、はちと・・・」

小島ない?いい・こ・とww

元で囁かれる

肌が立つ。

同時に心がざわめく

・これ以石に、我慢でいですよ

ーこわーいww」

ういいながら脱せないでください

もう好にしくれ

思考停止させながらなしった理俺から襲いったことをなかったのがな矜持だろうか



302 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:32:02.20 ID:Q5UKg1qg.net
順番がぐちゃぐちゃだったけど、結局戸田さんとは付き合うことになった。

「小島君は あんまり積極的じゃないけど付き合ってたら変わるかもしれないじゃない。」

戸田さんは あっけらかんとそう言って笑った。

今日もその戸田さんからの提案で「デートしよ!デート!」と言われてきたのは

「水族館ですか…」

「何か来たくなったんだよねー。小島君は無いかな?」

水族館に来るたびに思い出すとかまででも無いが何となく近づかなくはなっていた。

別に日常生活で来ることもないから大して考えていなかったが。

「…そうですね…あんまり水族館とかは、特に自分は地方から出てきた人間ですから休日一緒に過ごす人間がいないんですよねw」

「そっか…じゃあ、」

これからは一緒に居よう?そう言って一歩前を行く戸田さんがクルリと振り向き俺に微笑む。

笑顔で応えた。心の底から笑顔で応えようとはした。



303 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:33:38.75 ID:Q5UKg1qg.net
いつか見た日と同じように、けれど隣に立つ人が違うそんなデートだった

一々何かを見て驚いたように はしゃぐ表情が、ほんの一歩だけ俺の前を歩く姿が、ちょっとした仕草が、心を揺さぶる。

「戸田さん…」

「んー?どしたの?」

「…いえ、楽しいですか?」

「うん!とっても!」

何を言おうとしているのだ俺は。喉元まで上がってきた言葉を嚥下する。

「そうですか、よかったですww」


笑えているのだろうか。果たして俺は、心の底から。



305 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:36:33.49 ID:Q5UKg1qg.net
そんな感じで戸田さんといると心に引っかかりを覚えたりして仕事の業績が目に見えて落ちていった。

今まできっちり定時上がりかましていたのに そのときからはサービス残業をするようになった。



その日も数時間のサービス残業を終えた俺は もうすっかり慣れた電車内での吊革につかまりながらの、ちょっとした居眠りをしていた。

が、それがいけなかった。立ち寝にしては長々と寝ていたらしい。気付けば乗り換えの駅から二駅も通過していた。

金曜日なので明日に影響するということもないが、乗り過ごしたことに対する苛立ちを覚えてとりあえず電車から降り煙草を吸いに行こうとした。

手前勝手な話だが俺は煙草の煙をかけられるのがどうも苦手だ。だが自分が吸うのはあまり我慢したくないという何とも我儘な考えを持っている。

その駅の分煙ルームは生憎とすし詰め状態であり、そんな中では吸いたくないと駅からも出て少し歩き人通りの少ない方に歩こうとした。



306 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 23:39:44.95 ID:Q5UKg1qg.net
「ん?」

歩いていく方向に小さく人だかりができている。

東京に来てからは面倒なことがいろいろあるからと人が集まるところには近づかないようにというのを決めていたが、耳を澄ますと風に乗って音が聞こえてくる。

ギターの音色だ。

どうやらストリートパフォーマンスのようだ。

そういや白石と会った時もたまたまギターの音に誘われたんだったか。

今となって何もかも懐かしいと思いながら何の気なしに足はその人だかりに向いていく。

酔狂だなぁ。自嘲的に自分をなじる。

彼女をつくるなんて見切りをつけたはずなのに、自分の選択に後悔したりなんかしているから こんなに尾を引いているのだ。

俺も俺で社会人なのだから新しい出会いに目を向ければいいじゃないか。

人だかりの最後尾にたどり着く。

聞き馴染みのあるギターの音。

どこかで聞いた曲だ。

曲名を思い出す。

PRINCESS PRINCESSの『M』だ。




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