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机の上に予言が書いてあった。
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44 :無き被検体774号姿+@(^o^)/:2015/07/16(木) 05:13:57.88 ID:7wm2QxL+0.net
事へ行って、ってくると家には、相居て、殿二人でごを作って。そ幸せだった。

んな中に現れた非常。迷惑な事この上ない


それに今は二人で同居している。どちらを対象とた予言かからな

とりあえ僕はそ言を消しゴム消してこの話を咲にす調考え


ょうど咲は外出中、考る時間は沢山

せっかくの休をこな風に過ごさなきゃいけい事に憤り感じつつも、頭を冷やしてゆくりと考える事にした。


45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:16:52.75 ID:7wm2QxL+0.net
夜になって、咲が帰ってきた。

十八歳になってすぐに普通車免許を取得した彼女は、バイト代を必死に貯めて中古の軽自動車を買った。

昨今には珍しい、ミニディスクが挿入できるカーオーディオが付いたムーブ。

その車の独特なエンジン音で、いつも帰ってきたのが部屋の中からでも分かる。


玄関の鍵が開いて、扉が開いたが中々咲は中に入ってこなかった。大きな段ボールが玄関につっかえて中に入れないようだ。

「おかえり。これは?」

重い荷物を部屋に運ぶのを手伝って、一息つく。


46 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:17:26.73 ID:7wm2QxL+0.net
「ただいま。もうすぐ冬だからね。炬燵、買ってきたよ」

そう、炬燵だった。予言通り。


「そうか。とりあえず押入れに入れておく?」

予言通りになったことに疑問も持たず、普段通りに接する。


昼間のうちに考えて、予言の主が誰だかあらかた検討がついていた。

とりあえずは様子を見るとしよう。


「せっかくだし出そうよ。別に電源つけなくてもテーブルとして使えるんだし」

それもそうか。元々使っていた小さなテーブルを片付けて押入れにしまい、炬燵の入った大きなダンボールを解体して、それを部屋の中央へ設置した。


暖かい冬になりそうだ。


47 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:22:11.29 ID:7wm2QxL+0.net
それから毎日予言は起きた。

何かを壊す、何かを食べる、何かを買う、種類は様々だった。

この時点で昔の予言と違う事が分かるだろう。あの時にあった予言はいつも何かを失うというものだった。そして、この偽予言は書かれたその日に起こる。

それに本当の予言なら、きっと擦ったら消えるようなもので書かれたりしないはずだ。偽予言は文字が少し擦れて滲んでいた。

全て含めて考えてみると、この予言を書いているのは、咲しかいなかった。


何が目的なのかは分からない。今はとりあえず予言に気づいてはいるが、咲が書いたとは気づいてないふりをしておこう。


そのうちにきっと思惑が見えてくるはずだ。

変わった甘え方なのかもしれない。


48 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:22:43.46 ID:7wm2QxL+0.net
最初の偽予言からちょうど一ヶ月経った日、デスクを見てみるとその日も予言は書いてあった。

『恋人を失う』

僕はクスリと笑って、その予言を消しゴムで消した。

念の為、今日は咲と一緒にいよう。万が一、という事もあるし。





49 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:24:46.55 ID:7wm2QxL+0.net
「買い物、行ってくるねー」

ささっとだけ化粧を済ませた彼女が玄関へ向かうのを引き止めた。


「僕も今日は休みだし、久しぶりにデートに行こう」

そういうと咲は満面の笑顔になって着替え始めた。


デートの為に買った服でもあるのだろう。最近少し寂しい思いをさせていたかな。


「三十分待って!」

彼女は洗面所に走っていった。


51 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:33:49.38 ID:7wm2QxL+0.net
外出して帰ってくるまで、結局何も起こらなかった。


喧嘩する事もなく、映画館やアウトレットを周ると間に事故が起きる様子もなかった。

咲の様子もおかしい所はなかったし、むしろいつもより上機嫌だった。


以上を踏まえて、僕は確信が持つ。

さぁ、そろそろ聞き出そうか。


52 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:34:29.98 ID:7wm2QxL+0.net
お風呂に入り終わって眠そうにしている咲の隣に腰掛けて、話しかける。

「なぁ、どうしてこんな事したんだ?」

さっきまでドラマのエンディングを流していたテレビはニュースに変わり、重苦しい話をしている。

咲は半分寝ているんじゃないかと思うほど、うつらうつらとしていた。


「何がー?」

寝ぼけ声で返事をする彼女は、もう目を閉じていた。


53 :も無き被774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:35:44.58 ID:7wm2QxL+0.net
「ここで寝るなよ、風邪引くから。予言の事

の話すると、咲は見開いた

ちゃー、てたの?」

女はぼける事なくっさりと認めた


「そりゃバレてるよ。あの時のいつもひなだったし、消せないように彫られていつも何かを失うようマイナスな予言しか書かれてなかたんだり、字の側が黒ずた。利き咲が書いたんだってす分かった

女は「かい所までえてるね」とって使ツが悪うな顔を


54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:36:12.00 ID:7wm2QxL+0.net
「それで、どうしてこんな事したんだ?」

確信に迫る。一番に聞きたいのはそこだった。いや、予想はついている。だがはっきりと咲の口から聞きたかった。


「気づいてないの? 鈍いなぁー」


予想通り、だな。


55 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:37:02.36 ID:7wm2QxL+0.net
「気づいるよ。でも昔の咲ら直伝えたろう? 時みた

、とだけ言って咲はり込んで、しいをして、左手をこ尿に当た。


んと、あ言ってなったんけどさ」


私も言、書かれんだよね


56 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:38:29.64 ID:7wm2QxL+0.net
最初は悪戯だと思った。

けど、それが予言だと気づくのは簡単だった。同じ事を経験してる人が近くにいたからね。

私はずっと貴方を見てた。だから予言の事も知ってた。

貴方がいなかったら多分イジメだと思ってたよ。あの頃の私は自慢じゃないけど勉強が出来て、色んな人から妬まれてたから。

友達も殆どいなくて、勉強しかする事がなくてね。皮肉なもんだよ。

いつも放課後、図書室で勉強してた。私が貴方の事を見てたの、気づかなかったでしょ?いつも本に夢中になってたもんね。


ずっと話しかけたいなって思ってたんだけど、勇気が出なくて。

そんな時に予言が現れたの。しかも都合よく貴方に関係する事だった。


57 :名も無き被体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:39:59.07 ID:7wm2QxL+0.net
貴方がしゴを失殿してち込とか、ペンを失くして落、そういうの。

から貴方を助けて、思った。でも結果は失敗、余計な事をするなっられ


ショクでさぐにトイレに駆け込んだよ。泣きも見られくなかったし何より貴に酷言葉をかけてしで。そんなの絶対嫌だった

経って落ち着い言を見に戻っ私と付きってて書いあるんだも


ぐに元気になっ。我がらだけど、ね。


から、信満々うって言えたの卑怯でしょ?

だから今回も卑怯な事をた。

本当は私、臆で、卑怯なの


58 :名も無き被検体774号+@(^o^)/:2015/07/16(木) 05:40:34.26 ID:7wm2QxL+0.net
っと咲は自分のにある勇気使て、の話してくれたんだと思う


の途中途中、鼻をすする音が聞こて、は震えて、顔ずっと下向いてい


の性格をって、と付き合ったんだ。それが嘘だとバレた稿、嫌われると思ったに違い。

僕が付き合っそこい。


勇気があっ、明るくて、つて笑っちゃいそうなほく笑う彼女に惹かれた。

でも違う。


59 :名検体774号+@\(^o^)/2015/07/16(木) 05:42:45.98 ID:7wm2QxL+0.net
「そだったんなん合わないと思ってただ。僕予言を見て西たはずなら、友達をうっていう予言も見ていんね」


あのの咲は友達を失うという僕予言を白くさせていた。

って、こんな反応はしないう。


そうだよ、ごめんね。騙してた

、すっり騙されてた」

れか女はと下を向いたまま、黙り続けていた。





60 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:43:16.31 ID:7wm2QxL+0.net
「それじゃ、恋人はやめよう」

僕が言うと、彼女はまた震えだした。


「私の書いた予言……その通りになったね」

少しだけ嗚咽を漏らしながら、両の手の平で目を擦りながら彼女は言う。


「ごめんね、ごめん」


61 :名も無き被検体774号+@便\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:46:05.94 ID:7wm2QxL+0.net
僕はあの時女みいに、初はくすくと、れから大きなで笑めた

況が飲み込いな彼女は目見開こっちを見ていた。キ調いる。


めんごめ、意殿した」

? と声を漏す彼女の手とって僕は言た。


62 :も無被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:48:07.59 ID:7wm2QxL+0.net
「結婚しよ君は恋人から、だ」

理解できていない彼女は、呆気にとたように少しだけを流しなが


ごめん……まだく分かってないんだけど…よろしくおいしま

また笑

「なにそれ」

彼女も笑う

二人で大な声笑って、なっ、目に涙まり始めた頃、僕らは手を繋いだ。

デスクには、『びとをなくす』とった。


63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:48:23.15 ID:7wm2QxL+0.net
おわり。


64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 05:51:46.54 ID:Ud3ROXJ10.net
なるほど…いちおつ!!!
オチは読めたけど!!
ものすごいほっこりした!!!


66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 08:17:41.89 ID:Vo7ruIY+O.net
爽やか!!
面白かった


67 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 08:46:31.59 ID:i166un/v0.net
良かった。


68 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 09:41:04.70 ID:7fe6/Efo0.net
久しぶりやね


69 :名も無き体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 13:58:29.87 ID:qsJ9+qHr0.net
あれ

http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1436986676/




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