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バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
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234 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 19:04:39.27 ID:Q5UKg1qg.net
情けなさと、白石を信じていないかのように感じてしまう その感情は、もしかしたら付き合いだしたころから あったかもしれない。

それが白石の口から零れると、堰を切ったように感情があふれてきた。

「不安だよ・・・他に説明のしようがないくらい物凄い不安だよ。俺より色んなことで スゲー奴とか一杯いるだろうし、だから・・・」

だから、どうというのだろう。白石が望むようにするのが一番幸せになるんじゃないのか?だったら、俺は…

「はぁ・・・おにーさん。ちょっと・・・」

呆れたように嘆息した後に白石が俺を呼んで、着ていたシャツの襟を引っ張られて、白石の顔が近づいて、何か月かぶりにする彼女とのキスは、触れるだけのもので一瞬で離される。

「・・・煙草臭い・・・」

「・・・面目ない・・・」

白石と会えなくなってからと言うもの、煙草の消費が速くなった。原因は言わずもがな。

小言を言って、それでもまだ襟をつかまれたままの不思議な体勢で白石は俺を見ている。



237 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @(^o^)/:2016/09/10(土) 19:15:16.01 ID:Q5UKg1qg.net
 の事ばっかり考えすだよww

?そな・・・

こまで六時中と言うことはないと思うのだが・・・

「今の口ぶりだど どうせお兄さんの事だら『白石が幸せなら俺は・・・』とえたりしてるんでしょ?」

星である。やり俺りやすいらし

「お兄はさもうちょっ湿分にししい事とか、しこととかも言っていうんだ。

ること思うけ時はぶつかりなが進んよ。

・・私も、もっと素直になるし、もっと言があるし、伝いこある・・・だか

を赤らめ俯く白。泣うなしていのは顔を見ても湿声で

不甲斐なっかりだ。えらっかり。

今から変わりたいな。変わってこいつのことを俺がしてもらっみたいえていきたい。

ごめんな。いつもりがなくて、迷惑かりかけて・・・」

を掴む白石の手と触れる。

変わりい。変われ

「・・・ほんとだww」

ごめん・・・ありがとう・・・

てい白石襟から離れ、その俺の手をった。

「・・・じゃあいっか。」

しぶりに、本当しぶりに向けた笑顔を見て幸せになる

婿い。

ないからとそれまでか

握った彼の手はこれでよりもく感



238 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 19:20:42.45 ID:Q5UKg1qg.net
駅から徒歩で5分ほど行ったところにあるアパートの3階の一室が白石の家だった。

土地が土地だけに7畳一間で6万強という物件だが、水準が青森のそれで固定されている俺からしたら高いだけで むしろこの条件にしては中々安い場所なのだろう。

「はー・・・何か疲れた・・・」

肩に掛けっぱなしだった荷物を下ろして言葉が自然に漏れた。

「不安の種を無くせたからじゃない?」

・・・あながち否定できないのは どこかで事実と認めているからだろう。

「何か私も疲れちゃった・・・もうお風呂入って寝よっかな・・・」

「もう12時半だしな・・・」

「どうする?お兄さん一緒に入る?」

「あほか!お前なぁ・・・」

俺は俺で大学入ってから一人で女子の部屋何て初めてなわけで、色々考えてしまったりしているときになんてことを言ってきてんだ こいつは!

「嘘々w でもどうしよっか?お兄さん先に入る?」

「いや先入って来ていいぞ。その間に荷物の整理でもしてる。」

「ほんと?なら結構助かるかな。正直新歓飲みだったから先輩たち遠慮なく煙草吸ってさ・・・」

あ、と思い出したように白石はケータイを取り出して操作し始めた。

「あちゃ、やっぱり。先輩たちにすごく心配されてる・・・」

「あー・・・」

まぁ彼らからしたら「突然現れた彼氏を名乗る男がいきなり後輩を攫った」というシチュエーションなわけだから当然と言えば当然だ。




239 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 19:24:37.91 ID:Q5UKg1qg.net
「『突然誘拐されたけど どうしたの?ご立腹?それとも妬いちゃったとか?w』だってさ」

何故だろうか。白石の先輩たちも伊達らと同じような匂いがする。

「お兄さんシャワーでいいなら私もいいかな。じゃあ先に入るけど覗いちゃだめだよ?」

「あーはいはい。」

「あ、下着は漁ってもいいけど戻しておいてね?w」

「漁んねぇし!お前の俺の評価どうしたんだよ!?」

いくらなんでも散々すぎる。

「入りたくなったら いつでもいいからね?w」

すっかり上機嫌な白石はそう言って脱衣所に入って行った。


何とはなしに部屋を見回す。整理が行き届いた部屋。

年相応の女子の部屋だけにぬいぐるみやらと言ったものは見られないが飾り気の無さはある意味で白石らしいといえる。

唯一彼女の部屋らしさが主張されているものと言えば、部屋の隅でスタンドに立てかけられている彼女の赤いギターくらいのものだ。

出会ったころから彼女が使っていたそれは変わらずに彼女の手で演奏されているようだ。

目に留まるものが無かったというのもあって持ってきたバックを開けて整理を始める。



240 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 19:29:05.79 ID:Q5UKg1qg.net
と、自分では入れた覚えのない紙袋が出てきた。

「?」

薬局の紙袋。ポルトガルの隠語的に言えばヴィーナスのシャツが出てきた。

察しが言ってとりあえずひっつかんだケータイの掛け慣れた番号をコールしようとして、望みの相手から電話が来た。

「てめぇ伊達コラ!?」

『おお!何?その感じからするとまだ使ってない?というか今気づいた感じかな?w』

何だってこいつは俺の重要な時には必ず現れて余計な手間を漏れなく増やしてくれるのだろうか。

中身が数個入っている位なら分かるが箱ごと入ってるってどういうことだ?全部のバックに入れたとでも言うのか!?

『エスパーですから!』

「それは違うだろ!」

『とにかくありがたく使えよ?どうせお前じゃコンビニ行って買ってくるなんて できなかっただろ?』

出来なくはないのかもしれないが行きたくはない。

「うるせぇ!大体なんだって、その・・・仲直りして直ぐにそんな・・・そもそも白石に会いに来たのはそういう理由じゃないのは お前だって知ってるだろ!?」

『まぁ・・・お前ならそう言うんだろうけどさ・・・女の子は置物や宝石じゃないんだぞ?』

雷に打たれたような衝撃。

反論の勢いが削がれる。



241 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 19:33:35.39 ID:Q5UKg1qg.net
「そりゃ・・・そうだけど・・・」

『お前の事だから どうせ色々考えてんのは分かるけどさぁ

・・・好きになってくれてる女の子なんだろ?お前が好きになった子だろ?じゃあ信じろよ。』

二の句を告げない。伊達の言う通りかもしれない。

でも、いいのか。白石はそれでいいのか。本当にそれで…

『嫌がらなかったらOK!』

「あほか!・・・とにかく、お気遣いありがとう。必要なら使わせてもらいますよ!じゃあな!」

伊達が口を開く前に電話を切る。

あいつの事だ。繋がっていれば また何か言ってくるだろう。

「お兄さん?ダイジョブ?なんか怒鳴ってたけど。」

「い!?あ、ああだいじょ・・・」

予期せぬ声に思わず紙袋をバックの中に突っ込んで振り返る。タオルで頭を拭きながら大きめのTシャツ一枚…って…

「お、お前ちゃんと服着ろよ!?」

怒鳴りながら顔を思い切り背ける。

「えー?いっつもこの格好なんだけどなぁ・・・」

「勘弁してくれ・・・心臓に悪すぎる・・・」

白い脚が何に遮られることもなく目の前にある。湯上りということもあってか いつもより艶っぽく見える。



243 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 20:27:00.72 ID:Q5UKg1qg.net
「・・・お兄さんってさ、昔から少しも変わらないよねww」

「あ、当たり前だろ・・・何言ってんだよ。」

白石の方を向けないので壁に向かって話す。

不意に、白石が歩く音がして そのまま俺の背後で止まると、流れるように背後から抱き着いてくる。

「私さ、変わらないって凄く難しいと思うんだ・・・

でもね、変わっていくのも同じくらいかそれ以上に難しいと思うの。どっちがいいとかじゃないと思うんだけどね。

・・・人って変化しないと飽きちゃうし飽きられちゃうと思うんだ・・・」


ここまで言われて分からない程バカな俺でもない訳で。

まぁなんというか、背後から押し付けられている感覚が明らかにTシャツのそれだけなのを感じたりするのもあって・・・

どうすべきかは大体分かってるつもりで・・・

俺のとった行動は、

「白石・・・風呂、入って来ていいかな?」

「話聞いてて その答え・・・?」

「体、綺麗にしてからのほうがいいだろ・・・?」

「・・・早くねww」

ふと白石の体温が消えて、そのままトコトコとベットに向かう。

後ろ姿は普通に見えるが案の定耳は相応に赤くなっている。

下着と適当にTシャツを選んで脱衣所に行くと、鏡に映る自分も人のことが言えなかった。


・・・ここから先詳細に話す?



244 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 20:45:33.32 ID:YSTTXYy4.net
詳しく頼みます




245 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 20:45:59.81 ID:G97z5VDW.net
kwsk


247 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 20:49:14.72 ID:Q5UKg1qg.net
>>244
>>245
あげた瞬間に二人分出てきたわw

て言っても何を書けばいいのやら・・・



246 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 20:47:29.40 ID:Q5UKg1qg.net
反応ないんで詳細には話さず続けます。



246 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 20:47:29.40 ID:Q5UKg1qg.net
次の日は聞きなれない生活音で覚醒した。

「・・・んん?」

見慣れない天井。

濃霧の様に晴れない思考。

電車の通る音。

記憶が蘇ってきて飛び起きる。

「あ、お兄さんおはよう。目、覚めた?」

「・・・お陰様で。」

急に起きたのが効いたのか、はたまた夜の事を思い出して爆縮したのか心臓が異様に荒々しく動く。

「ご飯出来ちゃってるからさ、お兄さん顔でも洗って来てよ。」

「おお・・・」

回らない頭なりに理解したのは「新婚みたいだなぁ」なんていうことだったあたりが馬鹿っぽい。

「白石さ、料理上手くなった?」

「え?そうかな?やっぱりこっちは いろいろ高いから自炊は心掛けてるけど・・・」

そういって自分で作った味噌汁を啜る白石。

「何だろう・・・こう、温かいのかな・・・」

「え?いっつも冷めたもの食べてるの?」

「いや・・・そうじゃ・・・まぁいいか」

人の温かみと言うのだろうか。そういうのが感じられる。




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