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バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
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377 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/11(日) 02:00:42.34 ID:NvS4gIBG.net
今思えば よくもまぁ考えもなしに動けたものだと思う。

電車に乗るのも時間が惜しい気がして休日ぐらいしか動かしていないポンコツのスーパーカブを引っ張り出す。

走って行こうかとか思ったけど流石にそんな体力はないだろう。

アホだなぁ、青春になりゃしない。今後はちゃんと運動しとこう。

そんなことを考えながら都心をボロバイクでぶっ飛ばす。



案の定というか白石は駅にいなかった。まぁ当然なのだが。

白石はいないかと頭を振ってみるが見当たらない。

このご時世に連絡先が分からないことの何たる不便なことか。

…連絡先?

思い返してみる。そういや白石は一度も連絡先を変えたという話はしていなかった。

繋がらなかったらそれはそれ。ダメもとで電話番号から白石に電話を掛ける。

コールの回数は10を超えた。

番号を変えた可能性の方が高いだろうと耳元からケータイを話し通話終了のボタンを押そうとして、その瞬間に相手が出た。



378 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/11(日) 02:02:19.24 ID:NvS4gIBG.net
『白石!?』

「お、にいさん?」

鼻がつまった様な声。泣いてたのかな。胸が痛んだ。

理由は俺の事じゃないのかも知れないけど、それでも胸が痛んだ。


「今どこ!?家か!?」

『う、うん。』

しゃくりあげながらも俺の問いに答える。

「引っ越してないよな!?」

『うん…何?』

「今から行く!」

一方的に言って通話を切る。白石の抗議の声が電話口から微かに聞こえたが知ったこっちゃない。

あいつが勝手に俺に自分の気持ちなんぞ言ってきたのが悪いのだ。

俺だって勝手にさせてもらう。



379 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/2016/09/11(日) 02:05:11.44 ID:NvS4gIBG.net
駅から走り

着い学生の頃度だけ来た白石の住むマンョンだった

を掛け直す。

『…ん?』

、出れるか?」

なかったがパタパく音の後にエベーターのアス音が聞こ

石がエントランスから出てき

お兄さん!?どうしたの!?」

驚く白石。そりゃそうだ電話数分での家に来れては俺だって驚く。

言いたいことはった。それでもそれは全部飲み込んで、代わりに白石にヘげる

「うわ!?な!?え!?」

「ドライブいこ。家で泣いてるり良いろ?

てないし!?」

っ張なとは変わらないか。

な。人なてそう簡単ロコロ変いよな。

リとて見せ自分を笑思ったらい白石が抗議てきたが何とかかんとか稿いくるめて白石と夜のライブに向かった。




381 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @(^o^)/:2016/09/11(日) 02:06:47.02 ID:NvS4gIBG.net
兄さん今更だけいいの?女さんは

信号待ち時に白石が俺に声をかけてきた

「んーあー、ちうど一時間くらい前かな?先フラれに俺フリた。」

え?は?」

追いかないようで符を大量に浮かべる白石だが赤信号が青に

舌噛む転中は喋

そうって返答に発車する。

の後に何度車しても白石をかけてることはなかった



382 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/11(日) 02:09:38.31 ID:NvS4gIBG.net
行き場もなくバイクを走らせていたが、少ししてから目的地を思いついたので そこについたのは深夜に大分近い時間だった。

夜の闇の中から潮騒が聞こえる。いつの日か二人で来た海は昼とは違った魅力が出ていて美しかった。

バイクのエンジンを切ってヘルメットを外す。メットを取るのに苦労している白石のを笑いながらとってやる。

「…こんなところまで来てどうするの?」

「ん?散歩に意味合いを求めるのか?ww」

そう言って先立って歩き出すと白石は若干迷った様な顔をして数歩後をついてきた。

「…さっき言ってたことって…」

「ああ、フラれての話か?まぁそんなこともあるだろww」

「そんなことって!」

白石が俺の前に出て声を荒らげる。

「良くないって!そんなの!綺麗でいい人そうで!大人っぽくて!それから…それから!」

「うん、全部その通りだな。」

「ほら!今からでも謝ってきたほうがいいって!」

おまけに献身的で俺をよく見てるときた。あんな人そういないだろうな。

それでも、そのうえでも、

「お前が一番好きなんだよ。白石。」



384 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/2016/09/11(日) 02:12:48.32 ID:NvS4gIBG.net
言葉緊張することなく零れうだっ

よう空気少し白石が口の中で小さく呻くような声を出したのが聞

「もう一回、付合ってくだい。

お、兄さん…だ、ダメよ!だって私の勝で終のに・・・お兄さ今の彼女さんの方が対いよ…

「でも、好きだ。白石の事。」

理由、こ必要ない。小難しい事なんて後で全処理やる。

今一伝えいこ、伝えなきゃいけいことはこんだ。

そんな、だって…でも…あ、

年前から何もちゃ。と単純なのだ。一番大事、大切で、幸せにしたい子はやっぱ目の前にい石な

「また

「ん

「また、勝手で突き放しちゃうもしれのに私よりお似いるに?私たしが…またきずちゃう稿も…」

んどがない海岸。月りが映す白石顔に涙の残る沿

それで

宿きなんだ。白石が。」

「う、う

すすりく白石泣き止むまでたすら耐える。



386 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/2016/09/11(日) 02:15:22.90 ID:NvS4gIBG.net
「落ち着いたか?」

うん…ごめん…

き声がきてから分。着いてきた白石にかけた。

「気にすんな今更

「…ふふ」

く二人で笑い

…お兄ん。」

ん?」

私からも言うね好きです。私と、もう度付き合てください。」

るとってなくて驚いて、次の挙動が遅れた。白き着てくる。

?ちょ!?おって!」

慌てて離れよとするが白石はなお離れようしない。

「さてお前まだ泣いてる?

〜〜〜ッ!!」

たくないのだろう。今更過ぎる気るが。本当に意地っ張りな奴だ

そんな時にふ出す

「白石さ、俺が東京か帰る時に指したよな

白石が俺の胸中で無言で

「破った時に何するか決てなかったから今決めていか?」

再び頷く。

何にしようか考え2秒で決めた。



387 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/11(日) 02:16:27.04 ID:NvS4gIBG.net
ところでい。

石の肩んで俺胸から剥す。



声も出さないで俺を見白石は困惑したような顔をている。

…避けるなよ?ww」

石に顔を近づける。白石はほとんど拒まな殿軽く触れ合う離れ

キザぎw

「ああ、流石に思ったww

ままを見は笑こんに嬉しそうに笑う白石久し見た。出来ればこれらもずと見いた西いとう、そんなだった。




388 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/11(日) 02:18:25.02 ID:NvS4gIBG.net
り道は行宿の時も速度を落として走った。

袖口に掴まるが、背中伝わる白石の感触その全てがどか懐かしくて鮮だ

その感触を少しでも感じていたかった。

嫌な歌が背からえる。

こかで聞いたことがフレーズに気づいてはいたが名を思い出すのに時間がかかった。

DREAMS COME TRUEの未来Ⅱ」とちど気いたヘルメッが五ぶつた。

信号で止まった時
てるw」くとありがとう』だww」なんて笑わた。



389 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/11(日) 02:19:42.58 ID:NvS4gIBG.net
白石をマンションの前で下ろして、何となく名残惜しかったけど微妙に赤い顔を二人ともそれ以上そうしていられなくて俺が帰るというと白石がこちらを何とも言え無い目で見てきた。

半笑いでそれにこたえて曲がり角の少し手前で一時停止し後ろを振り返ると まだこちらを見ている白石が見えた。

それを見てまた少し笑って、左折するときに五回ブレーキランプを点滅させた。

『こちらこそ』だったけど上手く伝わったのかな。

ま、たとえそれがちゃんと伝わらなくてもいいんだ。だって結局、愛してるってのが伝わればいいんだから。



391 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/11(日) 02:21:18.57 ID:NvS4gIBG.net
さて、長々とこんなに話したがこれにはちょっとした理由がある。

実はこの話をしたのは昨日がちょうど俺と白石が復縁した日なのだ。

そんな感じで白石とまた付き合いだしたわけだけど実はこれらは3年前の話。

最近の話を少しして、長かったこの話の〆にしようと思う。



393 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/2016/09/11(日) 02:23:05.00 ID:NvS4gIBG.net
戸田さんによくないと思って会社をて、先は給料少し下がったけど土日祝は きっちり休ませくれありがたい

お陰で週末いキッチン二人で料理を作ってべて、何もなく ただ家で本読んだDVD見たりゲームしたりギターじったりしりする。

近も休日時間のある時は だいたいこうし

まには出かけたりもする どうしても俺も石もかしで東京は住みにくく感ている

すぎろう。その反動休日は引こもがちになる。




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