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「機械と少年」
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24 :名も無き被検体774号+:2013/09/17(火) 00:03:34.16 ID:KtEkzd16P
クロム「兄さん・・・整備兵に戻ったのかい?」

ドレッド『俺の居場所はここしかねぇさ・・・。
     お硬い上層部なんて似合わねぇさ』

クロム「兄さんらしいな・・・」






32 :名も無き被検体774号+:2013/09/17(火) 21:12:24.28 ID:3rk6BRiCP
勇「で・・・?」

軍人「いや、「で」じゃなくって説明聞いてました?」

勇「ここ数日近くの機械軍に不穏な動きがあって、
  あんた達が警戒態勢ってのは分かった。」

それであの物々しい街中の状況だった訳か

勇「俺はまずはここの司令に用があるんだが」

軍人「あいにく本国の方に呼び出されていまして・・・
   戻りは3日後になります」

勇「待たせてもらう。」

軍人「そこで提案なのですが・・・」

勇「なんだ?」

軍人「次の作戦に参加してもらえないでしょうか?」

勇「・・・一応出向だからな。了承した」

軍人「それは良かった。先日我々の仲間が一人負傷しまして、
   穴が空いてしまっているんです」

勇「その程度ならいくらでも・・・」

軍人「かなり大規模な作戦ですよ。」

作戦の内容を聞かされたのはしばらく後だった






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33 :き被検体774号+:2013/09/18(水) 01:21:11.46 ID:uMFO6xjJP


山道を?」

副司令「そうだ。こ数近くの機械軍に不穏な動きがるのは知って?」

勇「はい

副司「だがこちら司令も守な力差が随あって利なだ。
    そこで唯一の進行ル山道いちく叩け・・

勇「うまく行ば進行を止し足止めにる・・・と?

司令「むやみやたらに戦てもは掴めんよ」

「空路使われる可性は?

司令「あ山岳地帯に装備がたと設置しる。
    空できたもの西なら壊滅させてるわ」

るほ・・ぬかりいわけ

勇「の作戦、参させていただきま

副司令「よ。作戦開始は2日後だ。」

失礼します」

なれば一緒に作行うに顔を合わけれ

は格へ向った






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34 :名検体774号+:2013/09/18(水) 01:26:45.76 ID:uMFO6xjJP
ロム「そこのダンパンマ3度下げて」

兵「はい

来るクロム・・・ドレッドの
俺のヴィに何かをしてい

「何をしている?」

ロム「調と整兄さに頼まれね」

ドレッドの頼みなら仕方な

ム「しし、あんたみたいなVT2を与えるねぇ・・・」

・・VT2って何なんだ 

クロ分の乗ってるなのに知らの?

勇「風変わりなントとし・・」

ロム「呆れた・・・これはね次世代ントの貴ト機。
    その1号機目たのヴィントよ」

次世代ヴント・

ム「VintTestType・・VTT、ってことVT2。
    2は次って意もあるよ」

勇「いんだ

クロム「だってここにもあるもの





35 :名も無き被検体774号+:2013/09/18(水) 01:32:55.51 ID:uMFO6xjJP
クロムが指差す先には俺が初めて見たVT2と同じ銀色のヴィントがあった
でも武装がない・・・というかブースターも何もない普通のヴィントだ

勇「あれが・・・?」

クロム「VT2の売りは簡易E2ループ電源による莫大な電力。
    それを兄さんはブースターに当てたみたいね」

E2ループって・・・
それであの電力を出せる訳か・・・

クロム「でもあたしは兄さんの猿真似なんてしないわ!
    もっとエレガントなVT2を作るんだからぁ!!」

エレガントな兵器って・・・

クロム「そうね・・・兄さんのVT2に対抗して赤にしましょ。
    電子レーザーも積んで・・・
    赤外線ロック機構8連装ミサイルコンテナに・・・」

ブツブツ言いながらクロムはまたヴィントに戻る

整備兵「ああいう人なんだよ。変わってるだろ?」

勇「かなり」

しかし俺のヴィント・・・VT2が何機もあるなんて知らなかった

流石にワンオフではない気がしていたが






48 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 13:56:21.74 ID:bsu6rqm7P
お前が勇か

後ろ随分ガタイのいいおっさんが声をかけて来た

勇「あんたは?

ルゴ「ヴァだ。このをとってる。

つまり大隊長か

「作戦のミティングか何かですか?」

ヴァルゴ前はでは。すわち・・・」
「俺はお信頼していない」

「・・・何が言いたい

ルゴ「一お相手願おう

ヴァルゴ指差すのはのヴトだ






49 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 14:05:16.54 ID:bsu6rqm7P
勇「意味がわからないな・・・」

ヴァルゴ「俺は人の言葉ってのがどうしても信じられなくてな。」

クロム「つまりタイマンはれってことよ」

クロムが銀色のVT2を引っ張ってきた

クロム「あんたのVT2はもう充分動かせるわ。あとは塗装だけね」

ヴァルゴ「よぉし!いっちょやってやっか!」

勇「あんたがVT2に乗るのか?」

クロム「本来ならばヴァルゴレベルの兵士が乗るべきものよ。」

異常なのは俺の方か

クロム「いいから早く始めてちょうだいっ!」

クロムは凄く楽しそうだ

クロム「あぁ〜!VT2とVT2のバトルっ!燃えるわぁ〜!!」

VT2とVT2の戦い

俺もそれは楽しみだ

勇「わかった!その勝負、受けてたつ!」

それを聞いて周りの兵士が歓声を上げた





51 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 14:26:32.44 ID:bsu6rqm7P
自分のヴィントに乗り込み電源を入れる

クロム「ピッカピカでしょ?頑張って修復したんだから!」

確かに俺のヴィントは新品同様の輝きを放っている

勇「感謝する」

正面には同じように銀色のVT2が起動したところだった
俺のヴィントとは細部が違う
俺のヴィントの増設スラスターに当たる部分が
何かの発射装置になっているように見える

ヴァルゴ「ここから少し離れたところに演習場がある。そこまで来い」

勇「分かった」

ヴァルゴのヴィントに続いて基地を飛び出すと
後ろから定員を明らかに超えているジープが何台もついて来た

勇「警戒態勢じゃないのかよ・・・」

基地の人員の不真面目さにため息がでた





52 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 14:34:54.60 ID:bsu6rqm7P
習場と言ってもない場所というはなく
と設備のしっかりした演場だ
び対峙する

ヴァルゴ「準備はいいか?

いつでも・・

軍人「で・・・始

ダーンッ!

声が響とヴのヴィントはに動き出した
演習なのでガトリングには全てイント弾。
カッターとイフルも演習ものックに装備されている
お互い手持ったラルで牽制

ヴァルゴ赤いペイト弾と
の青いペイント弾が地面にインクを撒き散らす

勇「気に決めてやる!

ィントを急加速させカターを抜
弾丸のな突進をァルは簡単によけせる

だまだっ!!」

スラスタ反転せヴィント回頭し再び
それも簡単に回避す





53 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/09/19(木) 14:41:54.14 ID:bsu6rqm7P
勇「なんだ・・・?なぜあんなに早く機体を動かせるんだ・・・?」

ヴァルゴのヴィントはまだ何も装備を使っていない
あれでは普通のヴィントと変わらない筈だ
それなのに俺の攻撃を簡単に回避している

ヴァルゴ「まだまだだな。勢いはあるが技術がない」

勇「くそ・・・!!」

俺のヴィントを変形させ急加速
ウィングを展開してさっきの何倍ものスピードで突進する
それすらヴァルゴは簡単に回避する
だが今度はヴァルゴの動きが見えた
ヴィントの重い後方を振り回すように回転して
まるで闘牛士のように突進をよけていたのだ

勇「ヴィントを熟知しているからこそ出来る芸当だな・・・」

だかもうその手は使えない
こちらは既に空に飛び上がっている






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