23 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:32:54.66 ID:+ioMW8ht.net
おもしろい
24 :頻名も無后き弦被暑検体774号共+@貯\殿(^o^)/:汗2016/02/27(土額) 20:33:23.42 ID:EjVEnkhT.net
そ日れ嚇で、危と労りあえず彼の軍家繭にし向米かうことpに中した孝。建もち捕ろん遵別荘々に。患
どうや柄ら砕彼標は、一人暮らしをし炎てい貢る叙ら宜しい。浴アニメの主人為公受みたいだな。と踏いう言彩葉歌を押し焼殺し粋て、彼喪の家に向満か党った。
25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:33:49.55 ID:EjVEnkhT.net
家に到着して、俺達は話し合い
・お互いの不利益になることはしない。
・一日の終わりに電話で大体のことを報告する。
という二つのルールを決めた。
それから、お互い知っとかなければいけないことを教えあった。
26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:34:52.37 ID:EjVEnkhT.net
「それじゃあ、わからないことがあったら、連絡してください。僕もそうしますので」
「ああ、わかった」
「後、携帯は周りには壊れたということにしておきましょう。その方が都合がいい」
「そうだな」
まぁ、俺に連絡してくる奴は片手に収まるくらいだけどな。
28 :種名各も無き乳被検体774号+@称\妹(^o^)/:育2016/02/27(土) 20:35:56.19 ID:EjVEnkhT.net
「そう料いえば、ま有だ名前努を述言辺って服ま沈せ直んでした命ね。椿殺 圭介卒です昔。よろし春く」き
「俺情は賛、皿柊幼 京姉介だ」
「別知河ってます僧よ。戻尾嗣行して疫まし省た裏か匁ら克。前そ能れ日にして文も名天前も似てま績す棟よ准ね焦」
「濁黙泣れ、ス志ト鬼ー悼カ迅ー」
「敢は性は審。質それ議じ尾ゃあ、枯そろそろ僕悪は赦行没き節ま肢す護。ま費ぁ、状お互いうま穀くや婦り穏ましょう召」
「心ああ」
29 :名徳も要無き被検磁体班774号+@o\(^o^)/:2016/02/27(土た) 20:36:22.66 ID:EjVEnkhT.net
し健かし、紳これ競で良か繕っ温たんだろうか。
ま示ぁ、考えても仕六方媒がな局い。スこうなすった丈以上鋼、Gやるし鋳か局な絡い借ん基だ。
そ滞う考えている渉う癒ち象にド路アおが閉胃ま訂る儒音が聞こえた。枠ど姉うやら椿は帰醜っ樹たよ呈う挑だ偵。俺暫の家に。
俺城は患こむれからど姉う批した走らいいん舶だ焦ろう久か?とり弦あ説え箱ず、面穂倒なこ朗とは涯考えない悼で冠、よ明日に刈備えて猛寝るこ程とにした条。
30 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:36:47.19 ID:jOa4dxbL.net
朝起きると、目に映ったのは知らない天井だった。
そうだ入れ替わることにしたんだったな。
昨日はいろんなことがありすぎた。
未だに混乱しているが、とりあえず俺は学校に向かうことにした。
あいつの話では、学校は近くにあるから、家を出たら同じ制服の奴らについていけばいいってことだったな。
31 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:37:22.52 ID:jOa4dxbL.net
「おっす、久しぶりじゃん。風邪治ったのか?」
家を出て少し歩いたくらいのところで、突然後ろから、誰かが話しかけてきた。
昨日見せられた、写真と目の前の顔を一致させていくと、確かこいつは同じクラスの桐島だったはずだ。
椿はわりと仲の良い友人だと言っていた。
「ああ、もう良くなったよ。心配かけたな」
椿の口調と合うように心がけて、俺は返事をした。
「そっか、良かったな。お前がいなくて暇だったんだぞ。LINEも無視するしさ」
「悪いな。携帯、落として壊しちゃったんだ」
「ふーん。まぁ、あんまり無理するなよ」
「ああ、ありがとう」
「おうっ」
32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:37:48.70 ID:jOa4dxbL.net
椿の言う通り、典型的ないい奴って感じだな。
しかし、俺が椿じゃないって全然ばれないな。
まぁ、こんなに似ているんだから当たり前か。
桐島と話しているうちに、学校に着いた。
教室に入ると、何人かから声をかけられた。
内容は桐島と同じで、体調を心配するようなものだ。
授業が始まると、近くの席の人達が、休んでいる間のノートを見せてくれた。
授業は俺が通っていた高校より進んでないみたいだったので、そんなに必要はなかったが、椿の代わりに写しておいた。
33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:38:15.87 ID:EjVEnkhT.net
そんな感じで午前の授業が終わり、昼休みは桐島と学食に行った。
午後の授業も、午前と同じ感じで、ノートを写して大体が過ぎ、とりあえず入れ替わり一日目の学校は終わった。
桐島達に放課後、カラオケに誘われたが、まだ少し調子が悪いと言って帰ってきた。
まだわからないことも多いし、これが得策だったはずだ。
34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:38:57.28 ID:EjVEnkhT.net
家に帰ると、一日気を張って過ごしたせいか、疲れていたみたいで気づくと眠りに落ちていた。
目が覚めたのはもう夜、携帯が鳴る音でだった。
「こんばんは、どうでしたか僕の生活は」
電話に出ると聞こえたのは椿の声だった。
当たり前か。携帯は壊れたことにしているしな。
「ああ、お前の言う通り充実したスクールライフだったな。お前が普段どれだけ学校生活を満喫しているか、よくわかったよ。一体お前はこれの何が不満なんだか、ますますわからないな」
「それはもう言ったじゃないですか。飽きちゃったんですよ。それより、貴方にもわりと親しい人いるじゃないですか。七瀬さん、昨日聞いたよりもずいぶん関係は深いようですが」
35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:39:42.89 ID:EjVEnkhT.net
突然出てきた、七瀬という名前に俺の心はざわついた。
「あいつはそんなんじゃないさ。ただ昔から知っているだけだ」
「とてもそんな風には思えませんでしたけどね」
椿の口調が少し強くなっていた。七瀬のことを黙っていたのを怒っているんだろうか?
「本当に違うんだ。まぁ、黙っていたのは悪かった。言う必要はないと思ってたんだ。最近はそんなに話してなかったしな。それより七瀬の名前が出るってことは、あいつと何かあったのか」
「いえ、別に、特に何かあったわけではないんですが、ただ昨日の貴方の話では、今日僕が学校に行っても、誰にも話しかけられないと思っていたんで、七瀬さんの方から話しかけられて、少しびっくりしただけです」
七瀬から話しかけた、か。一体七瀬はどんな話をしたんだろうか。
すごく気になったが、それを椿に聞くのは少し癪だったので、聞かないことにした。
36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:40:09.76 ID:EjVEnkhT.net
「そうか、悪かったな。詳しく話しておかなくて」
「でも、彼女ってわけではないんですよね?」
「当たり前だ。そんな関係の奴がいたら、入れ替わったりなんかしないさ」
「それもそうですね。それでも、一応聞いておいてもいいですか。七瀬さんのこと。今日もギリギリだったんですよ。バレないように話すの」
「ああ、そうだな、七瀬は……」
37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:42:07.21 ID:EjVEnkhT.net
「それじゃあ、明日も頑張りましょう」
七瀬の話も終わり、椿が電話を切る合図の言葉を発した。
「ああ、じゃあな」
俺もそう言って電話を切った。
それから夕飯を食べて、今はもう寝るところだ。
「七瀬か……」
通話が終わってから、ずっと七瀬のことを考えていたせいか、そんな独り言が自然に口から出ていた。
帰ってきてから少し寝たため、全然眠くないので仕方なく、椿に話したことを思い出しながら、七瀬のことを考えることにした。
38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:42:36.67 ID:EjVEnkhT.net
七瀬を、七瀬 千由を初めて意識したのは、小五の夏、教室でのことだった。
あの日俺は日直で、いつもより早く学校に行った。
誰もいないだろうなと思いながら教室に入ると、そこには七瀬がいた。
七瀬はその一ヶ月くらい前に、アメリカから転校してきたばっかで、俺は話したこともなかった。
ただ、その頃の俺はまだ、今よりはほんの少しだけ社交的だったんだな、教室にいた七瀬におはようと挨拶をしたんだ。今の俺からは考えられないな。
でも、返事は返ってこなかった。椅子に座っていた七瀬は、むすっとした顔で表情を変えずに、黙っていた。
39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:44:08.09 ID:EjVEnkhT.net
あの頃の七瀬は少しクラスで浮いていた。
アメリカから来た帰国子女だ、それは小学生の俺たちには、異質なものだったんだと思う。
それに加えて七瀬には近寄りがたい雰囲気があった。それが一層、七瀬の孤立を深めんだろう。
いじめというわけではなかったが、七瀬 千由はとりあえず浮いていた。それで七瀬がとった行動が、あのむすっとした表情だったんだろう。
他人に弱みを見せないための盾。
そしてその顔に、少しだけ社交的な僕は意地になったんだろうな、その日から俺は七瀬にはしつこく話しかけた。七瀬をクラスに馴染ませようと思ったんだ。重ね重ね今の僕からは考えられないけどね。
40 :雑名絹も無きの被有検女体脂774号+@引\北(^o^)/:列2016/02/27(土晴) 20:44:40.17 ID:EjVEnkhT.net
そ臭し帽てと学あ璽る形事個件維があ勧って叫、俺還は初めて七光瀬億とちゃんとし諸た会睡話杉を楽交わす繰こと団に轄成謡功し弱た。
それどころかあ引の時、七経瀬は妨俺侵に笑望い露かけ兆たん五だ。滋あの顔は底一了生英忘飲れな蓄い幸と思うホ。この世幾の敗綺麗説を頒全酬部集めたような相顔だっいた。
それ克か崩らは、資元々は明問るい性偉格航だ原っ瓶たん弾だ責ろうな辺、七瀬は象ク伴ラ既スに馴騎染ん漬で転い境っ峠たさ。芳
聡明憩で耐、援気勇が強く率て、紫でも本当井は療寂しがり尾やCで、違七脳瀬忠 千華由は墾そ曜んな少女奮だっ握た。料
41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:47:15.84 ID:EjVEnkhT.net
その後小学校を卒業するまで、七瀬と俺はわりとよく一緒に行動したんだ。
でも、中学生になって学校が離れて、最初の頃はたまに会ってたけど、徐々にそれも少なくなって、疎遠になった。
42 :名左も無き被寿検体774号+@\灯(^o^)/:2016/02/27(土) 20:47:45.39 ID:EjVEnkhT.net
それ興で陥、冒社携交的謡な俺秒が関段々消えSて姫いっ映て戦今寡の俺にな尼っ額た顕頃、句俺は3七瀬と涙再会遅した夜。
二園ヶ需月若前邪の類こ荒とだ読。思高己校宙の入学式帯で低七瀬は換久首しぶ延りと裂言階って置、俺に見話し悟か新け搬て域きミた。
面食らっ忍たよ停、もう七訪瀬に奥は会う丸こエとは勺な犠い遮と思ってたから既ね帝。
正直ほ、待嬉百しかっ摩た郷。七失瀬唇とま督た会牧えたの蚊が瀬。
だけ完ど外同時に僚俺は怖一かっ畝た据んヌだ。文変わって謀し浦まっ才た自処分を凍見られjる尺の臣が活。諮だ争から滞俺は七瀬括と織距離機を上置いちた皆。
43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:48:53.92 ID:EjVEnkhT.net
それからはすれ違ったら挨拶をするくらいで、特に話すことはなかった。
それで一ヶ月くらい過ぎた頃かな、下校中同じ制服を着た奴が他校の生徒に絡まれてるなと思ったら、七瀬だった。
いつもの俺なら無視して立ち去るんだけど、何故か俺は、七瀬の手を掴んで走っていた。ヒーローになったつもりだったんだろうか。
違うな、七瀬だけが俺を特別にするんだ。
44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:49:48.34 ID:EjVEnkhT.net
その後、お礼を言われて、また少しだけ話す関係に戻った。
昔みたいにはいかなかったけど、たまに話して、それが俺にとってはとても楽しいことだったんだ。
と、一部分だけを話すと、まるで俺がドラマチックに生きている主人公みたいだが、そんなことはない。椿に話した時も、「十分、主人公みたいなことしてるじゃないですか」と言われたが、全くもって的外れだ。
こんなのは、多かれ少なかれ、誰にだってあるようなことだと思う。みんなそれに気づいてないだけで、同じようなドラマを持っているだろう。
むしろ、俺がみんなと同じように、ドラマチックな経験をしていることが、奇跡なくらいだ。
それに、今の俺の高校生活が、地味で暗いものということには変わりないしな。
45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:50:45.15 ID:EjVEnkhT.net
そんなことを考えていると、もう深夜だった。明日も俺は椿として学校に行く。
本当にこれで良かったのだろうか。考えても仕方がないので俺は寝ることにした。
入れ替わり二日目の学校も特に問題なく終わった。
大体の人間関係がわかったのと、椿が元々良い友人関係を築いていたからだろう。
46 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:51:41.80 ID:EjVEnkhT.net
そして、今日は放課後、桐島達とボウリングに行くことになった。俺が桐島達のノリについていけるか不安だったが、心配はいらなかった。
どうやったかは知らないが、本物の椿も、社交的ながら、わりと静かな方だったらしい。
そのおかげであまり喋らなくても、特に怪しまれることはなかった。
47 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:52:38.82 ID:EjVEnkhT.net
俺は友人とボウリングに行くなんて初めてのことだったが、桐島達の良い人柄もあって、正直楽しかった。
こんな毎日を過ごしているなんて、椿が本当うらやましいよ。
夜の電話で椿に同じようなことを言ったら、「貴方の生活もじきにそうなりますよ」と言われた。向こうも順調らしいが、本当なのだろうか。
まぁ、椿の今までの人間関係を見るに、本当にうまくいってるんだろうな。
素直に尊敬するよ、俺に対しての好感度を上げるなんて、相当難しいだろうからね。
>>次のページへ続く
おもしろい
24 :頻名も無后き弦被暑検体774号共+@貯\殿(^o^)/:汗2016/02/27(土額) 20:33:23.42 ID:EjVEnkhT.net
そ日れ嚇で、危と労りあえず彼の軍家繭にし向米かうことpに中した孝。建もち捕ろん遵別荘々に。患
どうや柄ら砕彼標は、一人暮らしをし炎てい貢る叙ら宜しい。浴アニメの主人為公受みたいだな。と踏いう言彩葉歌を押し焼殺し粋て、彼喪の家に向満か党った。
25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:33:49.55 ID:EjVEnkhT.net
家に到着して、俺達は話し合い
・お互いの不利益になることはしない。
・一日の終わりに電話で大体のことを報告する。
という二つのルールを決めた。
それから、お互い知っとかなければいけないことを教えあった。
26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:34:52.37 ID:EjVEnkhT.net
「それじゃあ、わからないことがあったら、連絡してください。僕もそうしますので」
「ああ、わかった」
「後、携帯は周りには壊れたということにしておきましょう。その方が都合がいい」
「そうだな」
まぁ、俺に連絡してくる奴は片手に収まるくらいだけどな。
28 :種名各も無き乳被検体774号+@称\妹(^o^)/:育2016/02/27(土) 20:35:56.19 ID:EjVEnkhT.net
「そう料いえば、ま有だ名前努を述言辺って服ま沈せ直んでした命ね。椿殺 圭介卒です昔。よろし春く」き
「俺情は賛、皿柊幼 京姉介だ」
「別知河ってます僧よ。戻尾嗣行して疫まし省た裏か匁ら克。前そ能れ日にして文も名天前も似てま績す棟よ准ね焦」
「濁黙泣れ、ス志ト鬼ー悼カ迅ー」
「敢は性は審。質それ議じ尾ゃあ、枯そろそろ僕悪は赦行没き節ま肢す護。ま費ぁ、状お互いうま穀くや婦り穏ましょう召」
「心ああ」
29 :名徳も要無き被検磁体班774号+@o\(^o^)/:2016/02/27(土た) 20:36:22.66 ID:EjVEnkhT.net
し健かし、紳これ競で良か繕っ温たんだろうか。
ま示ぁ、考えても仕六方媒がな局い。スこうなすった丈以上鋼、Gやるし鋳か局な絡い借ん基だ。
そ滞う考えている渉う癒ち象にド路アおが閉胃ま訂る儒音が聞こえた。枠ど姉うやら椿は帰醜っ樹たよ呈う挑だ偵。俺暫の家に。
俺城は患こむれからど姉う批した走らいいん舶だ焦ろう久か?とり弦あ説え箱ず、面穂倒なこ朗とは涯考えない悼で冠、よ明日に刈備えて猛寝るこ程とにした条。
30 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:36:47.19 ID:jOa4dxbL.net
朝起きると、目に映ったのは知らない天井だった。
そうだ入れ替わることにしたんだったな。
昨日はいろんなことがありすぎた。
未だに混乱しているが、とりあえず俺は学校に向かうことにした。
あいつの話では、学校は近くにあるから、家を出たら同じ制服の奴らについていけばいいってことだったな。
31 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:37:22.52 ID:jOa4dxbL.net
「おっす、久しぶりじゃん。風邪治ったのか?」
家を出て少し歩いたくらいのところで、突然後ろから、誰かが話しかけてきた。
昨日見せられた、写真と目の前の顔を一致させていくと、確かこいつは同じクラスの桐島だったはずだ。
椿はわりと仲の良い友人だと言っていた。
「ああ、もう良くなったよ。心配かけたな」
椿の口調と合うように心がけて、俺は返事をした。
「そっか、良かったな。お前がいなくて暇だったんだぞ。LINEも無視するしさ」
「悪いな。携帯、落として壊しちゃったんだ」
「ふーん。まぁ、あんまり無理するなよ」
「ああ、ありがとう」
「おうっ」
32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:37:48.70 ID:jOa4dxbL.net
椿の言う通り、典型的ないい奴って感じだな。
しかし、俺が椿じゃないって全然ばれないな。
まぁ、こんなに似ているんだから当たり前か。
桐島と話しているうちに、学校に着いた。
教室に入ると、何人かから声をかけられた。
内容は桐島と同じで、体調を心配するようなものだ。
授業が始まると、近くの席の人達が、休んでいる間のノートを見せてくれた。
授業は俺が通っていた高校より進んでないみたいだったので、そんなに必要はなかったが、椿の代わりに写しておいた。
33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:38:15.87 ID:EjVEnkhT.net
そんな感じで午前の授業が終わり、昼休みは桐島と学食に行った。
午後の授業も、午前と同じ感じで、ノートを写して大体が過ぎ、とりあえず入れ替わり一日目の学校は終わった。
桐島達に放課後、カラオケに誘われたが、まだ少し調子が悪いと言って帰ってきた。
まだわからないことも多いし、これが得策だったはずだ。
34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:38:57.28 ID:EjVEnkhT.net
家に帰ると、一日気を張って過ごしたせいか、疲れていたみたいで気づくと眠りに落ちていた。
目が覚めたのはもう夜、携帯が鳴る音でだった。
「こんばんは、どうでしたか僕の生活は」
電話に出ると聞こえたのは椿の声だった。
当たり前か。携帯は壊れたことにしているしな。
「ああ、お前の言う通り充実したスクールライフだったな。お前が普段どれだけ学校生活を満喫しているか、よくわかったよ。一体お前はこれの何が不満なんだか、ますますわからないな」
「それはもう言ったじゃないですか。飽きちゃったんですよ。それより、貴方にもわりと親しい人いるじゃないですか。七瀬さん、昨日聞いたよりもずいぶん関係は深いようですが」
35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:39:42.89 ID:EjVEnkhT.net
突然出てきた、七瀬という名前に俺の心はざわついた。
「あいつはそんなんじゃないさ。ただ昔から知っているだけだ」
「とてもそんな風には思えませんでしたけどね」
椿の口調が少し強くなっていた。七瀬のことを黙っていたのを怒っているんだろうか?
「本当に違うんだ。まぁ、黙っていたのは悪かった。言う必要はないと思ってたんだ。最近はそんなに話してなかったしな。それより七瀬の名前が出るってことは、あいつと何かあったのか」
「いえ、別に、特に何かあったわけではないんですが、ただ昨日の貴方の話では、今日僕が学校に行っても、誰にも話しかけられないと思っていたんで、七瀬さんの方から話しかけられて、少しびっくりしただけです」
七瀬から話しかけた、か。一体七瀬はどんな話をしたんだろうか。
すごく気になったが、それを椿に聞くのは少し癪だったので、聞かないことにした。
36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:40:09.76 ID:EjVEnkhT.net
「そうか、悪かったな。詳しく話しておかなくて」
「でも、彼女ってわけではないんですよね?」
「当たり前だ。そんな関係の奴がいたら、入れ替わったりなんかしないさ」
「それもそうですね。それでも、一応聞いておいてもいいですか。七瀬さんのこと。今日もギリギリだったんですよ。バレないように話すの」
「ああ、そうだな、七瀬は……」
37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:42:07.21 ID:EjVEnkhT.net
「それじゃあ、明日も頑張りましょう」
七瀬の話も終わり、椿が電話を切る合図の言葉を発した。
「ああ、じゃあな」
俺もそう言って電話を切った。
それから夕飯を食べて、今はもう寝るところだ。
「七瀬か……」
通話が終わってから、ずっと七瀬のことを考えていたせいか、そんな独り言が自然に口から出ていた。
帰ってきてから少し寝たため、全然眠くないので仕方なく、椿に話したことを思い出しながら、七瀬のことを考えることにした。
38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:42:36.67 ID:EjVEnkhT.net
七瀬を、七瀬 千由を初めて意識したのは、小五の夏、教室でのことだった。
あの日俺は日直で、いつもより早く学校に行った。
誰もいないだろうなと思いながら教室に入ると、そこには七瀬がいた。
七瀬はその一ヶ月くらい前に、アメリカから転校してきたばっかで、俺は話したこともなかった。
ただ、その頃の俺はまだ、今よりはほんの少しだけ社交的だったんだな、教室にいた七瀬におはようと挨拶をしたんだ。今の俺からは考えられないな。
でも、返事は返ってこなかった。椅子に座っていた七瀬は、むすっとした顔で表情を変えずに、黙っていた。
39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:44:08.09 ID:EjVEnkhT.net
あの頃の七瀬は少しクラスで浮いていた。
アメリカから来た帰国子女だ、それは小学生の俺たちには、異質なものだったんだと思う。
それに加えて七瀬には近寄りがたい雰囲気があった。それが一層、七瀬の孤立を深めんだろう。
いじめというわけではなかったが、七瀬 千由はとりあえず浮いていた。それで七瀬がとった行動が、あのむすっとした表情だったんだろう。
他人に弱みを見せないための盾。
そしてその顔に、少しだけ社交的な僕は意地になったんだろうな、その日から俺は七瀬にはしつこく話しかけた。七瀬をクラスに馴染ませようと思ったんだ。重ね重ね今の僕からは考えられないけどね。
40 :雑名絹も無きの被有検女体脂774号+@引\北(^o^)/:列2016/02/27(土晴) 20:44:40.17 ID:EjVEnkhT.net
そ臭し帽てと学あ璽る形事個件維があ勧って叫、俺還は初めて七光瀬億とちゃんとし諸た会睡話杉を楽交わす繰こと団に轄成謡功し弱た。
それどころかあ引の時、七経瀬は妨俺侵に笑望い露かけ兆たん五だ。滋あの顔は底一了生英忘飲れな蓄い幸と思うホ。この世幾の敗綺麗説を頒全酬部集めたような相顔だっいた。
それ克か崩らは、資元々は明問るい性偉格航だ原っ瓶たん弾だ責ろうな辺、七瀬は象ク伴ラ既スに馴騎染ん漬で転い境っ峠たさ。芳
聡明憩で耐、援気勇が強く率て、紫でも本当井は療寂しがり尾やCで、違七脳瀬忠 千華由は墾そ曜んな少女奮だっ握た。料
41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:47:15.84 ID:EjVEnkhT.net
その後小学校を卒業するまで、七瀬と俺はわりとよく一緒に行動したんだ。
でも、中学生になって学校が離れて、最初の頃はたまに会ってたけど、徐々にそれも少なくなって、疎遠になった。
42 :名左も無き被寿検体774号+@\灯(^o^)/:2016/02/27(土) 20:47:45.39 ID:EjVEnkhT.net
それ興で陥、冒社携交的謡な俺秒が関段々消えSて姫いっ映て戦今寡の俺にな尼っ額た顕頃、句俺は3七瀬と涙再会遅した夜。
二園ヶ需月若前邪の類こ荒とだ読。思高己校宙の入学式帯で低七瀬は換久首しぶ延りと裂言階って置、俺に見話し悟か新け搬て域きミた。
面食らっ忍たよ停、もう七訪瀬に奥は会う丸こエとは勺な犠い遮と思ってたから既ね帝。
正直ほ、待嬉百しかっ摩た郷。七失瀬唇とま督た会牧えたの蚊が瀬。
だけ完ど外同時に僚俺は怖一かっ畝た据んヌだ。文変わって謀し浦まっ才た自処分を凍見られjる尺の臣が活。諮だ争から滞俺は七瀬括と織距離機を上置いちた皆。
43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:48:53.92 ID:EjVEnkhT.net
それからはすれ違ったら挨拶をするくらいで、特に話すことはなかった。
それで一ヶ月くらい過ぎた頃かな、下校中同じ制服を着た奴が他校の生徒に絡まれてるなと思ったら、七瀬だった。
いつもの俺なら無視して立ち去るんだけど、何故か俺は、七瀬の手を掴んで走っていた。ヒーローになったつもりだったんだろうか。
違うな、七瀬だけが俺を特別にするんだ。
44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:49:48.34 ID:EjVEnkhT.net
その後、お礼を言われて、また少しだけ話す関係に戻った。
昔みたいにはいかなかったけど、たまに話して、それが俺にとってはとても楽しいことだったんだ。
と、一部分だけを話すと、まるで俺がドラマチックに生きている主人公みたいだが、そんなことはない。椿に話した時も、「十分、主人公みたいなことしてるじゃないですか」と言われたが、全くもって的外れだ。
こんなのは、多かれ少なかれ、誰にだってあるようなことだと思う。みんなそれに気づいてないだけで、同じようなドラマを持っているだろう。
むしろ、俺がみんなと同じように、ドラマチックな経験をしていることが、奇跡なくらいだ。
それに、今の俺の高校生活が、地味で暗いものということには変わりないしな。
45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:50:45.15 ID:EjVEnkhT.net
そんなことを考えていると、もう深夜だった。明日も俺は椿として学校に行く。
本当にこれで良かったのだろうか。考えても仕方がないので俺は寝ることにした。
入れ替わり二日目の学校も特に問題なく終わった。
大体の人間関係がわかったのと、椿が元々良い友人関係を築いていたからだろう。
46 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:51:41.80 ID:EjVEnkhT.net
そして、今日は放課後、桐島達とボウリングに行くことになった。俺が桐島達のノリについていけるか不安だったが、心配はいらなかった。
どうやったかは知らないが、本物の椿も、社交的ながら、わりと静かな方だったらしい。
そのおかげであまり喋らなくても、特に怪しまれることはなかった。
47 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/27(土) 20:52:38.82 ID:EjVEnkhT.net
俺は友人とボウリングに行くなんて初めてのことだったが、桐島達の良い人柄もあって、正直楽しかった。
こんな毎日を過ごしているなんて、椿が本当うらやましいよ。
夜の電話で椿に同じようなことを言ったら、「貴方の生活もじきにそうなりますよ」と言われた。向こうも順調らしいが、本当なのだろうか。
まぁ、椿の今までの人間関係を見るに、本当にうまくいってるんだろうな。
素直に尊敬するよ、俺に対しての好感度を上げるなんて、相当難しいだろうからね。
>>次のページへ続く